文／南アフリカの大法弟子

　【明慧日本2025年６月26日】法輪大法を学び始めて、着実に修めて以来、自分の思考が次第に俗世から離れていくのを感じています。法輪大法は、真の「無条件の善良」とは何かを私に教えてくれました。李洪志師父がその法理を惜しみなく世の人々に伝えてくださったことに、心から感謝しています。

　師父は「高い次元への功を伝えるとはどんなことでしょうか？　よく考えてみてください。それは人を済度することではないでしょうか？」と説かれました。『轉法輪』

　あらゆる物質的な欲望、情緒、信念並びに雑念を次々と放下すると、代わりに慈悲心が沸き上がってきました。大法によって絶えず私は成長し、法輪の作用によって浄化され、生命に対する見方も大きく変わりました。私は執着を放下することを学び、師父のご按排を全て信じております。

　試練や心性の関門に直面した時、私はその中で自分の立場を見つめることができ、内に向けて探し、反省し、法輪大法が求める「真・善・忍」の特性に基づいて自分を正すことを学びました。修煉者は他人を変えるのではなく、必ず内に向けて探し、自分自身を変えていかなければならないことに気づきました。

　数日前、私がリビングに立っていた時、突然強盗が家に押し入ってきました。立って強盗を見ている私に気づいた強盗はとても驚いた様子でした。家に誰かがいるとは思ってもいなかったことが見て取れました。

　強盗はすぐに謝り始め、言い訳を並べました。その目には恐怖の色が浮かんでいるのが伺えました。強盗はきっと私が敵意ある反応（例えば報復や怒り）をすると思っていたのでしょう。しかし私は慈悲と善意をもって強盗に対処しました。ただ彼に優しく微笑み、穏やかな声で「落ち着いてください」と言いました。

　私が名前を尋ねると、彼はディビッドと名乗りました。そこで私は彼のおかれている状況について訊ねました。そして少しの食べ物を彼に渡し、近くのシェルターに案内しました。そこでは食べ物や住まい、衣類などが与えられ、仕事の機会も得られるかもしれません。

　そのとき、私の手元に大法の真相資料がなく、法輪大法を紹介することができなかったのが残念でした。彼はインターネットを使えないため、法輪大法のウェブサイトを紹介することもできませんでした。

　私のディビッドへに対する心配を察してくださった師父は私の思考を開いてくださり、私が彼に示した善意と慈悲が、彼が将来法輪大法を受け入れるための基礎を既に築いたのだと悟らせてくださいました。その夜、私は彼のことをもう心配せず、安心して眠りにつきました。なぜなら彼は既に良い按排の中にあり、師父がきっと彼を見守ってくださっていると分かったからです。

　修煉を始めて以来、毎日師父は予め按排してくださったご縁を通して、人々に真相を伝える機会を与えてくださっています。時にはオンラインのビデオチャットルームに入り、法輪大法のことを伝えることもありますし、仕事や他の場面で出会った人たちに真相を伝えることもあります。

　法輪大法を嘲笑したり、「カルト」と呼ぶ声を耳にしたとき、私はその機会を逃さず、親切さと慈悲心をもって事実を説明します。そうすると彼らの態度が変わり、何人かは私に情報を共有してくれてありがとうと感謝してくれることさえあります。私はいつも「『法輪功の師父に感謝してください』。自分は賞賛されるような者ではありません」と伝えています。

　時には夜中に目が覚め、起きて煉功をしたり発正念をしたりしています。最初は、睡眠や快適さへの執着を克服するのは簡単なことではなりませんでした。しかし今では喜んで起き上がり、ためらうことなく煉功や発正念をしたりするようになりました。

　大法のことを知り、学ぶことができるのは、特別な栄誉であり、大切にすべきことです。私たちはあらゆる機会を活かして修煉し、自分の心性を高めていくべきです。私のこの体験があなたにとって何かのヒントになることを願っています。

　以上は、私の現在の次元でのささやかな体験です。師父の大いなる慈悲に衷心（ちゅうしん）より感謝いたします。