　【明慧日本2025年7月19日】（米国ワシントンD.C.＝明慧記者・李静菲）米国東部地域から集まった一部の法輪功学習者（以下、学習者）は7月17日、米国の首都ワシントンD.C.で集会、パレード、そしてキャンドルライトの追悼イベントを開催することになっている。午後には、米国議会議事堂ビジターセンターの大講堂でシンポジウムを開き、中共による26年にわたる法輪功への迫害を止めるよう呼びかけるとともに、この迫害が米国にまで拡大していることへの関心を喚起する。

　米国の与野党の複数の上院議員および下院議員が、ビデオメッセージや書簡を通じて法輪功を支持し、中共による迫害を受けている学習者に深い同情を示すとともに、中共の迫害により命を落とした中国本土の学習者を追悼した。議員らは、学習者と共に中共の迫害を止めるために尽力する姿勢を表明した。

写真は左から右へ、上段から下段の順：アメリカ・テキサス州選出の共和党所属連邦上院議員テッド・クルーズ氏、インディアナ州選出の共和党所属連邦上院議員トッド・ヤング氏、アーカンソー州選出の共和党所属連邦上院議員ロジャー・マーシャル氏、ミズーリ州選出の共和党所属連邦下院議員サム・グレイブス氏、サウスカロライナ州選出の共和党所属連邦下院議員ジョー・ウィルソン氏、ミズーリ州選出の民主党所属連邦下院議員エマニュエル・クリーバー2世氏、ウィスコンシン州選出の共和党所属連邦下院議員トーマス・ティファニー氏、カリフォルニア州選出の共和党所属連邦下院議員ヤング・キム氏、バージニア州選出の民主党所属連邦下院議員スハス・スブラマニヤム氏、ワシントンD.C.選出の民主党所属連邦下院議員エレノア・ホルムズ・ノートン氏

　連邦上院議員テッド・クルーズ氏「米国は直ちに行動を起こし、中共の迫害を制止すべき」

米国連邦上院議員テッド・クルーズ氏

動画：テッド・クルーズ氏より、学習者を支持するビデオメッセージ

　テキサス州選出の共和党所属連邦上院議員テッド・クルーズ氏は、米国議会上院の外交関係委員会および司法委員会のメンバーであり、今年3月3日に上院で「法輪功保護法案」を提出した。

　クルーズ上院議員はビデオの中で次のように述べている。「数十年にわたり、中共は法輪功学習者に対して衝撃的な人権侵害を犯し続けてきました。中共は法輪功、その信仰、そして普遍的な宗教の自由を恐れており、それは独裁体制の支配外にあるあらゆるものを恐れるのと同じです」

　「これらの弾圧と迫害はとっくに停止すべきであり、アメリカは直ちに行動を起こしてこれを阻止すべきです。だからこそ、私は『法輪功保護法案』を提出しました。この法案は中共の暴行を暴露し、犯罪者に責任を追及することを目的としています。専制政治が最も恐れるのは真実であり、闇が最も恐れるのは光明なのです」

　クルーズ氏はワシントンに集まったすべての学習者に感謝の意を表した。「皆さんの勇気と忍耐、そして宗教信仰の自由を守るための尽力は、私たちに大きな励みとなっています。私はこれからも皆さんと共に戦い続けます。神のご加護がありますように、そしてアメリカ合衆国に神の祝福がありますように」と述べた。

　連邦上院議員トッド・ヤング氏「迫害を受けている法輪功学習者に深い同情を表明」

米国連邦上院議員トッド・ヤング氏

トッド・ヤング氏より、学習者を支持するビデオメッセージ

　インディアナ州選出の共和党所属連邦上院議員トッド・ヤング氏はビデオメッセージの中で次のように述べている。「数十年にわたり、中共は恐怖と脅迫の手段を用いて中国国民の権利を抑圧してきました。少数民族や宗教的少数派、そして法輪功学習者を含む信仰コミュニティは、想像を絶する虐待を受け、拘束され、沈黙を強いられ、基本的な人間の尊厳を奪われています。これらはすべて、信仰や文化を過激主義やテロリズムと位置づける厳しい法律のもとで行われています。我々ははっきりと申し上げます。中共は文化を根絶し、宗教を弾圧し、言論の自由を抑制しています」

　「私は今日ここにいる多くの皆さんやそのご家族が、こうした虐待を直接体験されたことを知っています。皆さんが受けた苦難に対し、心から同情の意を表しますが、言葉ではその思いを十分に伝えきれません。アメリカの上院議員として、私は我が国には国内外の人権を守る道義的責任があると信じています。それは中共の暴挙に立ち向かい、将来の迫害を防ぎ、また同盟国と協力して世界中で自由と正義を推進することを含みます」

　「今日、私は皆さんと共にいます。皆さんの勇気、声、そして平和的な抗議はとても意義深いものです。こうして言葉を共有する機会をいただけたこと、そして真実、自由、尊厳を粘り強く守り続けている皆さんに感謝します」

　連邦上院議員ロジャー・マーシャル氏「法輪功学習者の勇気は多くの人に希望をもたらしている」

米国連邦上院議員ロジャー・マーシャル氏より送られた書簡

　アーカンソー州選出の共和党所属連邦上院議員ロジャー・マーシャル氏は支持書簡の中で次のように述べている。「数十年にわたり、中国共産党の支配下で法輪功は甚大な虐待と弾圧を受けています。精神的な信仰を守り続けるという理由だけで、（法輪功）学習者は投獄され、拷問を受け、脅迫されています。この残酷な迫害はすでに中国の国境を越えて拡大しています」

　「中共はこの平和な功法を根絶しようと試みており、これはその残酷さと専制的支配の真の深さを暴露しています。この迫害は必ず停止しなければなりません」

　「これほど困難な状況にあっても、法輪功学習者たちは不屈の精神を持ち続け、深い中国文化への愛情を示しています。神韻は中国の伝統に根ざした芸術団体であり、その壮大な演出で世界中に中国文化を伝えています。私と妻のリーナはケネディセンターでの神韻公演を鑑賞し、大きな感銘を受けました。逆境の中で美を創造する芸術家たちの献身と力強さは、私たちに深い印象を残しました」

　「皆さんの勇気は多くの人々に希望を与えています。私たちは、皆さんがこれからも揺るぎない信念を持ち続けられるよう、心から祈っています」

　連邦下院議員ヤング・キム氏「中共が米国で神韻や法輪功学習者を迫害することは決して許されない」

米国連邦下院議員ヤング・キム氏

ヤング・キム氏より、学習者を支持するビデオメッセージ

　カリフォルニア州選出の共和党所属連邦下院議員ヤング・キム氏はビデオメッセージの中で次のように述べている。「基本的人権を守るために皆さんと共に集うことができ、大変光栄に思います。そして、26年間にわたり中共から抑圧・投獄・迫害を受けてきた多くの法輪功学習者の皆さんに、敬意を表します」

　「習近平氏は目的のためには手段を選ばず、全面的な統制を維持しようと決意しています。この迫害は中国国内で止むことがなく、アメリカ国内においても、北京は神韻の公演に検閲を加えようとし、無実の法輪功学習者に嫌がらせや脅迫を行っています。さらに、中共が宗教的・少数民族の人々から臓器を強制的に摘出しているという証拠も、ますます増えてきています」

　「私たちは、こうした行為がこの国の地で、そして世界のどこであれ行われることを許してはなりません。だからこそ、下院外交委員会の東アジア・太平洋小委員会の委員長として、また中国共産党に関する特別委員会のメンバーとして、さらに北朝鮮から親族が逃れてきた韓国系アメリカ人として、私は『法輪功保護法案』を支持します。この法案は、中国で臓器摘出に関与した個人および団体に対して制裁を科すものです」

　「私は、世界中で専制政権の下に苦しみながらも自由を愛する人々のために、これからも声を上げ続けます。人権を守るために揺るぎない勇気を持ち続けている皆さんに、心から感謝申し上げます」

　（続く）