　【明慧日本2025年7月22日】遼寧省錦州市北鎮市に在住の法輪功学習者・王愛蘭さん（72歳女性）と王志霞さん（74歳女性）が、それぞれ2023年と2024年に警察により連行され、その後の状況が不明となっていた。現在の情報によれば、2人は中国共産党（以下、中共）の裁判所により判決を宣告され、いずれも遼寧省女子第1刑務所に拘禁されている。

　錦州市北鎮市青堆子鎮に在住の王愛蘭さんは、1998年12月に法輪功を学び始めた。2023年11月末、法輪功の無実を伝え、その無実が書かれたカレンダーを配布していた際に警察に連行され、錦州市女子留置場に拘禁された。その後、地元の裁判所により懲役5年の宣告を受け、遼寧省女子第1刑務所に移送され、迫害を受けている。

　同じく、錦州市北鎮市青堆子鎮に在住の王志霞さんの夫は、自宅で寝たきりとなっており、日常の介護はすべて彼女が担っていた。2024年1月12日、青堆子の市場で法輪功の真実を伝えていたところ、青堆子鎮派出所の警察に連行され、自宅を不当に家宅捜索された上に、錦州市女子留置場に拘禁された。拘禁中、王志霞さんは糖尿病の症状が現れ、血圧は260にまで上昇した。

　2024年4月11日午前10時、王志霞さんに対して凌海市裁判所により不当な裁判が行われた。当日は弁護人も家族の傍聴も許されず、審理はわずか30分で終了し、判決はその場では言い渡されなかった。その後の情報によれば、王志霞さんは凌海市裁判所で判刑が告知され（刑期は現在調査中）、現在は遼寧省女子第1刑務所の第11監獄区に拘禁されている。

　明慧ネットの資料に基づく統計によれば、凌海市裁判所は2022年と2023年の2年間で、少なくとも47人の法輪功学習者およびその家族に対して判決を告知している。さらに2024年には、錦州市で少なくとも26人の学習者が判刑を言い渡され、17人が拘留され、52人が連行された。そのうち4月中下旬に発生した大規模な連行事件では19人が連行され、多くの学習者が嫌がらせを受けた。

　中共による情報封鎖、家族との面会禁止、秘密裏の迫害といった要因により、多くの迫害事例がいまだに報道されていないのが実情である。

　（注：法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照）