　【明慧日本2025年7月25日】ドイツ南西端に位置するフライブルク・イム・ブライスガウは、黒い森への玄関口であり、恵まれた自然環境から年間を通じて各地からの観光客を惹きつけている。ドイツの法輪功学習者（以下、学習者）は7月12日、フライブルク大学前の旧ユダヤ教会広場で法輪功情報デーを開催し、法輪功（ファールンゴン）の素晴らしさを紹介するとともに、中国共産党（以下、中共）による法輪功への迫害の実態を明らかにした。

　ブースの前を通り過ぎる人々はひっきりなしで、多くの観光客が足を止め、学習者と対話しながら迫害の実態を理解しようとしていた。何人もの地元住民も学習者に声をかけ、「私たちはすでに迫害の実態を知っていて、迫害に反対する署名にも参加しました。迫害を止めるために、私たちに他に何ができますか？」と尋ねた。学習者は、「法輪功の迫害の実態を広めてください。それが私たちにとって最大の支援になります」と答えた。

'图1～4：二零二五年七月十二日，德国法轮功学员在弗莱登堡大学前老犹太教堂广场举办法轮功信息日，人们驻足和法轮功学员交谈，了解法轮功<span class='voca' kid='62'>真相</span>。'

7月12日、フライブルク大学前の旧ユダヤ教会広場で行われた法輪功情報デー活動

あるドイツ市民が資料を手に写真を撮り、法輪功への迫害に反対する意思を示した

学習者の反迫害活動を支持し署名する市民

　ドイツの人々が自ら進んで法輪功迫害の実態を知ろうとしている

　あるドイツ人の若者が、パネル資料とポスターの前を行ったり来たりしていた。学習者が「法輪功についてご存知ですか？」と尋ねると、彼は「大学で中国の歴史と文化を選択科目で学び、中国にも行ったことがあります。悠久の中華文明には深い敬意を抱いています」と答えた。しかし現在の中国については、「思想の自由も個人の自由も奪われています。とても理解できず、心が痛みます。多くの人が中共の邪悪な政策によって命を奪われているのです」と語った。

　学習者はその若者に、「中共は政権を奪取して以来、すでに8,000万人もの無実の中国人を殺害してきました。「六四天安門事件」では学生たちを武力で虐殺し、1999年には法輪功への全面的な弾圧を開始した。さらに、天安門焼身自殺事件を捏造して法輪功を中傷し、法輪功学習者から大量に生体臓器収奪をして金儲けするという極めて残虐な行為も行っています」と伝えた。

　若者は深刻な表情を浮かべ、「ようやくパネル資料やポスターの写真と説明の意味が分かってきました」と言った。そして迫害の実態を伝える小冊子を受け取り、「家に帰ってじっくり読んでみます。法輪功のことをもっと知りたいです」と述べた。さらに、「この活動はいつまでやっていますか？　また来て、法輪功への迫害を止める署名をしたいのです」と言っていた。

　学習者は中国からの留学生カップルと出会った。彼らは学習者に「あなたはどうして中国を離れたのですか？」と尋ねた。学習者がまだ答える前に、男子留学生が「それは、中国に言論の自由や信仰の自由がないからでしょう？　あなたは共産党に脅され、弾圧されました。共産党はあなたが法輪功を信じることを許しませんでした。そう理解していいですか？」と聞いた。

　学習者は「はい、その通りです。私は中国国内で弾圧と迫害を受け、無法な警察に暴力を振るわれ、常に命の危険にさらされていました。だから海外に来たのです。私は中国を愛しています。でも中共は愛していません。中共と中国はまったくの別物です」と答えた。

　学習者は続けて「私は今、ドイツの街の中心で法輪功迫害の実態を伝えています。特に祖国の同胞たちに伝えたいのです。どうか真実を拒まないでください。中共が法輪功を陥れるために流している嘘を信じないでください。洗脳されず、中共の虚言に毒されないでほしいのです。あなたが足を止めて、私の話に耳を傾けてくれたことは、あなたが自分の頭で考え、盲目的ではなく、善と悪を自分で選ぼうとしている証拠です」と説明した。

　留学生はさらに、「ここでは何を生業にしているのですか？」と質問した。学習者は「私は博士号を持ち、大学で研究開発の仕事をしています。私たちは普段から真・善・忍の法理に従って自分を律しているので、職場でも認められています」と答えた。

　留学生はさらに、「長年帰国できないそうですが、こちらでよく故郷を思いますか？」と質問した。学習者は「確かにもう何年も帰っていません。でも、それは誰がそうさせたのでしょうか？　それは人間性を持たない中共です。もし帰れば、信仰を捨てるか、刑務所に入るかのどちらかです」と答えた。

　男子留学生は「分かっています。法輪功を信じる人が多すぎるから、弾圧されているのですね」と言った。

　学習者は「私たちが真実を伝える目的は明確であり、中共が法輪功を破壊するための嘘を暴くことです。皆に法輪功迫害の実態を知ってもらい、中共に加担しないよう願っています。古今東西、善悪には報いがあると説かれており、歴史には正しい信仰を破壊し、修煉者を迫害した者が悪報を受けた例が数多くあります」と説明した。

　留学生カップルは学習者の話を真剣に耳を傾け、話を遮らなかったのである。

　学習者は続けて、「私たちが真実を伝えるもう一つの目的は、あなたに『三退』を勧めることです。中共は悪事を徹底的に行い、学習者から大量の生体臓器収奪を行い、今や子どもたちにまで手を伸ばし、毎日大量の無実の命を奪っています。このような邪悪な中共は必ず天罰を受け、その崩壊の時には、中共組織に加入していた者は巻き添えに遭い、犠牲者となる可能性があります。三退を選び、毒の誓いと付けられた『獣の印』を消せば、災いを免れることができます」と留学生カップルに三退を勧めた。

　ここまで話を聞いた2人は、共産党組織からの脱退に同意した。2人は、法輪功がいつの日か堂々と中国国内に戻り、信仰の自由が実現することを願っていると述べた。また、こちらでの学習者の毎日が幸せであるようにと願い、真実を伝えてくれたことに感謝の言葉を述べた。