　【明慧日本2025年7月27日】湖南省長沙市在住の法輪功学習者・雷楊帆さん（51歳男性）は、法輪功を実践したため、2025年5月14日に懲役1年の刑期を終えた。雷さんは網嶺刑務所内で、水責め、繰り返しの顔面平手打ち、暴行など、様々な虐待を受けた。2025年3月23日、雷さんは重体となり、病院に緊急搬送された。刑務所は仮釈放を拒否し、2025年5月14日の刑期満了まで病院に拘禁した。明慧ネットによって以下の情報が確認された。

　法輪功(ファールンゴン)は世界の人々に親しまれる精神修養法であるが、1999年以来、中国共産党によって迫害されている。雷さんは以前、中国銀行の湖南支店で人事マネージャーを務めていた。雷さんは法輪功を修煉してから、持病が完治した。心身ともに元気になった雷さんは、法輪功の原則に基づいて善良な人になり、真面目に勤務した。

雷楊帆さん

　事件の詳細

　雷さんは2024年5月14日に不当連行され、2024年9月25日に懲役1年の判決を受けた。2024年12月24日に網嶺刑務所に収監され、2025年1月17日に第10区2111号室に配属された。

　刑務官は、雷さんを監視する4人の囚人に、毎日手だけでなく、場合によっては本や靴などで雷さんの顔を100回叩くよう指示した。ある日、ある囚人が雷さんにこう言った。「辛いのか？　今日はまだ75回も叩かなきゃいけない！」

　雷さんはその後15日間独房監禁され、その間、わずかな食事しか与えられなかった。その後、009号室に収容され、水責めによる拷問を受けた。囚人たちは1日に3回、雷さんの髪を掴み、水の入ったバケツに頭を沈めた。溺れそうになるまで放さなかった。最初の拷問の後、雷さんは右手を上げることができなくなり、その後、左手を上げるのにも苦労した。

　雷さんは虐待にも屈せず、信仰を貫き通した。監視員たちは報復として、寒い冬の間、掛け布団に水をかけ、寝る時は腕を掛け布団から出しておくように命じた。ある日、雷さんは昏睡状態に陥った。

　監視員たちは雷さんの尻を強く叩き、皮膚が破れて化膿するまで叩いた。また、ペンの先で雷さんの指の爪や足を突いた。

　2025年3月23日夜、看守が雷さんの家族に電話をかけ、雷さんの肺と脳に水が溜まっていると伝えた。同日午前9時頃、雷さんは醴陵市（れいりょうし）中医院に搬送され、午後7時頃に集中治療室に入院し、危篤状態であるとの通知を受けた。警官は家族に対し、翌日に病院で雷さんを見舞うよう促した。

　翌日の午後、雷さんの家族は病院へ急行し、昏睡状態の雷さんを発見した。雷さんの名前を呼んでも反応がなく、衰弱し、顔面は損傷していた。病室には制服姿の警官や私服姿の警官も多数いた。家族は携帯電話を病室に持ち込むことも、雷さんに触れることも許されなかった。

　わずか数分後、警察は家族に退去を命じました。警察は、雷さんへの面会を特別に許可したと主張した。家族が退去前に雷さんの医師に容態を尋ねたところ、医師は雷さんの容態は既にかなり良くなっていると答えた。

　雷さんの家族は警察に釈放を要求したが、警察は追って通知があるまで待つよう求めた。家族は2025年3月27日から4月14日までの間、刑務所に何度も電話をかけたが、誰も電話に出なかった。家族は刑務所管理局を何度も直接訪れたが、依然として最新情報は得られなかった。

　2025年5月14日の朝、警官は家族にテキストメッセージを送り、「雷さんは集中治療室から一般病棟に移されました。まだ衰弱しており、床ずれも残っています」と伝えた。その日の午後7時頃、刑務官は雷さんを自宅まで車で連れて行った。雷さんはなんとか自宅の2階まで歩いて登ることができた。

　過去に受けた迫害

　雷さんは今回の判決を受けるまで、繰り返し連行され、嫌がらせを受け、洗脳班に拘留された。2度の労働収容所での刑期を合計4年間務め、その間、拷問によって瀕死の状態になった。雷さんと妻の唐敏さんは、法輪功を実践していたため、2023年2月12日に連行された。雷さんは2023年8月18日に釈放されたが、妻は後に懲役1年8カ月の判決を受けた。唐さんは2025年1月初旬に予定より早く釈放された。