文／フランスの法輪功学習者

　【明慧日本2025年7月30日】この交流文章を書く過程そのものが、自分を向上させる過程でもありました。当初は、ただ最近の修煉状況を簡単に述べようと考えていただけでしたが、書き進めるうちに、より深く内に向かって探すことができました。私は、交流文章を書くことは、自分の修煉の過程を誠実に総括するきっかけになると思っています。華やかな文章である必要はなく、ただ『真・善・忍』に則っていればよいのです。

　より多くの法輪功学習者が、交流会の機会を利用して修煉体験を文章にまとめ、同修と分かち合ってほしいと思います。これもまた、私たちの修煉の一部なのです。

　以下は、私の最近の修煉体験です。

　数週間前、私は全身がとても虚弱に感じられました。訪ねてきた友人の一人が私にこう言いました。「あなたらしくないわね！　こんなに弱っているあなたを見るのは初めてよ」その二日後も体調は優れず、ある同修が「もっと水を飲んだほうがいい」と助言してくれ、大きなグラスに入ったシロップをくれました。私はそれを一気に飲み干しました。連日の猛暑で、私の身体は完全に脱水状態になっていたのを、私は気づいていなかったのです！　その後の数日間、私は本当にたくさんの水を飲みました。

　この出来事は、私に二十数年前、初めて『轉法輪』を読んだ時の感覚を思い出させてくれました。それはまるで、干ばつに見舞われた土地がやっと水で潤されたような感覚でした！　あの時の私は、まさに渇ききった人が水をがぶ飲みするかのように、法をむさぼるように読みました。私は、法をもっと多く学ばなければならないと悟りました。真面目に読み、水を飲むように、法の一言一句を吸収しなければなりません。私の身体が渇いている時は水を必要とし、私の心が渇いている時は法を読むことが必要なのです。

　それから2～3日後、私は用事で外出しましたが、道を歩いているときに突然つまずいて転び、頭を地面にぶつけてしまいました。不思議なことに、本当に頭が地面に叩きつけられたような感覚でした。私はすぐに起き上がり、まず眼鏡が壊れていないかを確認し、少し落ち着いてから自力で立ち上がりました。そして無意識に額に手を当ててみると、なんと血だらけでした。私は心の中で「大丈夫、大したことじゃない」と自分に言い聞かせました。

　そのまま用事を済ませて帰宅し、しばらくしてから夫に右手首が痛むことを伝え、「もしかしたら病院に行ったほうがいいかも」と話しました。病院では医師がどこかをひどく打ったのではと疑い、救急外来で検査を受けることになりました。その結果、手首の骨折が判明しました。

　今、私は腕をギプスで固定しており、家ではほとんど何もできない状態です。ある同修が「今は落ち着いて、自分のことをよく考える機会だよ」と言ってくれましたが、私はその通りだと思いました。

　この二つの出来事が立て続けに起こった後、私は最近自分がうまくできていなかったところを振り返り始めました。どんな執着心がまだ残っているのか、口を修めていなかったのではないか、やるべきでないことをしてしまったのか、静功が足りなかったのか、あるいは全体的に精進が足りなかったのかなどなど、心の中では、ずっと後回しにしてきたさまざまな問題が次々と浮かんできました。しかし、その後私はこう決意しました。「もうやめよう！　こんなに多くのマイナスの思考に囲まれていてはダメだ。今こそこの時間を使って、法をしっかり学び、修煉に励むべきだ。師父はいつも私のそばにいらっしゃる。骨折なんて、大したことではない、深刻ではない」私はその同修の助言に従い、「一旦立ち止まって、冷静になろう」と心を整えました。

　そして内に向けて探し始め、最近の修煉状況を振り返り、大法弟子として関をどう乗り越えるべきかを見つめ直しました。特に、生活が新しい段階に入ってから、何をどう調整すべきかを考えました（夫は1年前に定年退職して彼は修煉していません。私は修煉者として、日々彼とどう向き合い、どう過ごすべきなのか）。

　数日前、私はある夢を見ました。目が覚めたとき、自分に「人を不快にさせたくない」という執着心があることをはっきりと自覚しました。夢の具体的な内容は忘れてしまいましたが、それこそが問題の根本だったのでしょうか？

　その後、師父が私に啓示を与えてくださり、ようやく物事をより明確に理解することができました。私の出発点が間違っていたのです。この1年間、夫が定年退職してから、私は無意識のうちに自分を「煉功する妻」として位置づけ、「結婚している大法弟子」であることを忘れていたのです。そして、法を二番目に置いてしまっていました。

　そのことに気づいたとき、私はまるで重い荷を下ろしたような解放感を覚え、全身が軽く感じられました。

　私はまだ、日常生活で具体的にどう変えていけばよいのか、また問題を見つけたことでどのような反応が現れるのかも分かりません。しかし、やるべきことを増やすことが本質ではなく、ただ「心を正しく持つ」ことが重要であり、すべてを師父にお任せし、法を第一に置くべきなのだと分かっています。

　以前、ある同修の交流文章をもう一度読みました。その同修は『轉法輪』第六講の「主意識を強くもつべし」という部分を暗記するよう勧めており、私もそれを実行することにしました。しかし実際に覚えようとすると非常に大きな困難に直面し、自分の思考が不純で清らかでないことを痛感しました。それでも私は努力を続け、心から「これは自分にとってとても良いことだ」と感じています。この過程で私はますます多くの悟りを得ることができ、心の静けさにも近づくことができます。

　私は再び、初めて法を読んだときのあの内なる喜びを取り戻しました。

　師父はどんな弟子も見捨てません。師父に心から感謝いたします。

　もし不適切な点があれば、ご指摘ください。