　【明慧日本2025年7月31日】最近、同修の間の矛盾が非常に深刻になっています。これは皆が向上するチャンスが来ていることを示していますが、まだ法を師として内に向かって自分を修めることを学べていないことでもあります。言動においては、既に極端な表れが出ています。しかし、自分を見ておらず、自分が正しいと信じ込んでいるため、なかなか気づけず、理性的に対処できていません。

　以下はいくつかの例です。他の地域の同修にも同じような状況があるかどうかは分かりませんが、もしあるなら、そのような同修が向上すべき時に来ていると言うことだと思います。

　１．明慧ネットの交流文章の文脈を無視して、部分的に取り出し、それをまるで法であるかのように学び、同修にもそれを実践するよう求める。

　修煉とは「比して学び、比して修す」（『洪吟』「着実に修める」）であり、表面的な形式を真似ることではありません。心が動じなければ、どんなに表面上のことをしても、最終的には本質的な向上にはつながりません。

　２．迫害が生じた原因を他人のせいにし、その結果、お互いに不平や恨みをぶつけあう。

　不平や恨みでは迫害を終わらせることはできず、かえって迫害を招くことになります。それは真・善・忍に合致せず、邪悪に付け入る隙間を与えることになるからです。

　３．自分の執着心を探すことにあまりにも細かく機械的になり、かえってもっと大きく根本的な問題を見落としてしまう。

　たとえば、人が病気になった時、様々な感覚や症状が現れることがあります。全ての症状や感覚を見つけ出しても、病気の根本的な原因が分からなければ、結局は「頭が痛ければ頭を治し、足が痛ければ足を治す」ような対処法になってしまい、根本的な問題の解決にはなりません。もし修煉者であれば、反って執着を増やしたり、修煉の道を踏み外したりすることにもなりかねません。

　４．同修のことに過度に関わり、本人の意見を尊重していない

　言われた通りに行動した同修は、自分でその執着を放下したわけでもなく、観念を転換したわけでもなく、自分の修煉状況に基づいて判断したわけでもありません。

　例えば、同修が結婚相手を探したり、結婚しようとすると、「こんな時にまだ結婚するの」と言って止めたり、結婚相手の修煉状態が全くよくないと否定したりします。同修が聞き入れないと、諦めるまで何度も言い続けて説得しようとします。

　仕事や家庭に関しても同様で、表面的な良否ばかりを強調し、法に照らして、自分のどこを向上させるべきか、自分の心をどう修めるべきかを考えていないのです。

　5、学法を重視せず、自分の悟ったことを法よりも上に見ている

　実は、修煉の過程において個人の考えや見解は、大切ではありません。なぜなら、それらは全て過程でしかないからです。常人でさえ、もし誰かが子供の頃の観念に執着していれば、その人は決して成熟できません。ましてや、修煉となればなおさらです。だからこそ、大量に法を学び、一緒に法を読みましょう。同修の修煉の良し悪しや、常人社会でのトラブル等は重要ではなく、自我を捨て、余計なことはあまり言わず、もしくは言わず、その時間を全て学法に使うべきです。法の中には全てが含まれており、全ての問題は法の中で解決できるのです。