　【明慧日本2025年7月31日】最近、河南省焦作市の法輪功学習者である辺效娥さん（55歳女性）が、不当に1年間拘禁された末に、懲役3年6カ月の不当な判決を宣告され、2025年6月には河南省新郷女子刑務所に拘禁されていたことが判明した。

　辺效娥さんは河南省焦作市に居住している。1996年に法輪功を学び始めて以来、「真・善・忍」の原則に則り、自らを厳しく律してより良い人間になるよう努めたきた。その結果、健康を取り戻し、精神面でも充実し、内面から外面に至るまで安らぎとやさしさが溢れるようになった。辺さんは当時を振り返り、「修煉を始めてから、毎日夫と息子と一緒に法輪功の書籍を手にとって拝読し、喜びに満ちていました。それは、私の人生で最も幸せな時期でした。」

　法輪功の修煉によって多くの恩恵を受けた辺さんは、その素晴らしさを人々に伝えたいと考えた。しかし、1999年7月以降、中国共産党（以下、中共）江沢民グループによる法輪功への弾圧が始まった後も、辺さんは修煉を堅持し続けたため、地元の「610弁公室」や派出所の警察にたびたび連行され、自宅を家宅捜索され、2度にわたり合計3年間の不当な労働教養を受けたほか、強制的に「洗脳班」に送致され、長期間の拘禁や迫害を受けてきた。

　辺さんは繰り返し長期間にわたり不当に拘束され、その家族もまた、小舟のように風雨の中を漂い、多くの苦難を経験した。夫は2015年に不幸にもこの世を去った。

　2024年6月7日の夜、辺さんは市民に法輪功の素晴らしさを伝える真相資料を配布したとして、監視カメラに電動バイクで移動する姿が映り、焦作市馬村区公安分局の警察に尾行・連行され、自宅が家宅捜索され、焦作市留置場に不当に拘禁された。警察は家宅捜索の際、辺さんのパソコンやプリンターなどの私物を押収した。その後1年間、家族や友人は辺さんの消息を全く得ることができなかった。

　そして最近になり、辺さんが焦作市馬村区の法曹機関によって秘密裏に3年6カ月の不当な判決を受けたことが判明したが、詳細は明らかではない。2025年6月、1年の拘禁を経て、河南省新郷女子刑務所に収監された。

労働教養や拘禁を受け、自由を奪われた

　2000年から2009年にかけて、辺さんは地元「610弁公室」（注：法輪功迫害のための違法組織）や派出所などによって複数回連行され、2度の不当な労働教養（合計3年）を強いられた。また、強制的に洗脳班に1カ月送致され、迫害を受け、何度も自宅を家宅捜索された。

　2014年3月27日には、息子の辺博さんが隣接する県で結婚式の司会の手伝いに向かう途中、地元の国内安全保衛部門（法輪功迫害の実行機関）の警官に連行され、のちに不当に3年の懲役刑を宣告され、鄭州刑務所で迫害を受けた。

　息子が囚われの身となったことで、辺さんの夫は大きなショックを受けたが、生計を立てるために無理して働き続け、やがて身体を壊し、2015年9月、無念のまま亡くなった。

　2016年12月8日、当時46歳の辺さんは突然行方不明となり、後に家族は辺さんが再び警察に連行されたことを知った。家には80歳を超える高齢の母親と娘が残され、涙に明け暮れる日々が続いた。辺さんは留置場に1年4カ月間不当に拘禁され（おそらく不当な判決を受けていた）、2018年4月7日にようやく帰宅した。

　しかし、その後の8カ月間、辺さんは真の自由を得ることができず、常に誰かに尾行され、祝祭日には嫌がらせや脅迫、威嚇が繰り返された。

　それからわずか8カ月後の2018年12月18日、辺さんが娘の家で孫娘を訪ねていた際、再び中共の警察に連行され、焦作市留置場に不当に拘禁された。家には90歳近い高齢の女性が一人残され、世話する者がいなかった。辺さんは不当に半月間も拘束された。

　留置場から解放された後も、地元の担当警察官が度々自宅に来ては嫌がらせ、写真撮影、指紋採取、電話番号の提出を強要し、「3年以内に勝手に居住地を離れてはならない」「外出時には派出所に報告すること」「電話番号を変更したら連絡すること」などの制限を課した。

　2019年6月20日夜、当時49歳の辺さんは再び焦作市公安局の警察に連行され、焦作市留置場に不当に拘禁された。その後の消息や帰宅時期は不明である。

　それにもかかわらず、2024年6月、辺さんは再度焦作市馬村区公安分局の警察によって尾行され、連行された。地元の公安、検察、司法当局の職員によって濡れ衣を着せられ、2025年6月、懲役3年6カ月の不当な判決を言い渡された。

　中共の各階層における法輪功迫害に加担する者は、生命を無価値する迫害政策を実施し、法輪功学習者を26年にわたり残酷に迫害し続けている。正邪、善悪を混同している。警察は不当に連行、家宅侵入を行い、検察庁や裁判所は証拠を捏造し、水面下で人を陥れ、多くの法輪功学習者とその家族に深刻な被害を与え、国と国民にも甚大な災難をもたらしている。

　法輪功は法輪大法とも呼ばれ、佛家の心身修養法で、1992年に李洪志先生によって世に伝え出された。「真・善・忍」を原則として人の修煉を導き、５つのシンプルで美しい功法（煉功）を補助手段として、修煉者は短期間で心身ともに浄化され、道徳も向上する。

　法輪功を修煉することは家庭や社会に利益をもたらし、合法であるだけでなく称賛されるべきである。法輪功学習者が正しい信念を堅持し、真実を明らかにし続けることは、単に被害者として正義を求めるにとどまらず、社会正義と良識を擁護し、憲法と法律によって保護されるべきものである。将来、法治国家が繁栄する時、法輪功学習者への迫害に加担した者は皆、公正な裁判で裁かれ生涯にわたって責任を追及されることになるだろう。