　【明慧日本2025年8月1日】（明慧ネット河北特派員報道）河北省廊坊市の法輪功学習者・楊桂娟さんは2024年10月12日、浙江省嘉興市海塩県沈蕩鎮で不当に連行された。2025年5月16日に嘉興市傘下の桐郷市裁判所から懲役1年の不当な判決を受けた。楊さんは上訴したが、嘉興市中級裁判所により不当な判決が維持された。現在、楊さんは浙江省杭州女子刑務所に連行され、迫害を受けている。

　楊桂娟さんは今年57歳、河北省廊坊市永清県養馬荘郷養馬荘村の出身。法輪大法を修煉してから、「真・善・忍」に従って善人となり、心身ともに恩恵を受けた。

　2024年10月12日、浙江省嘉興市海塩県沈蕩鎮で出稼ぎ中の楊さんは、法輪功迫害の真相を伝えたところ、悪意ある者に尾行され、海塩県公安局沈蕩派出所の警官に連行された。彼女の法輪功の書籍、携帯電話、コンピュータなどの私物が警官に押収され、嘉興市拘置所に不当に拘禁された。

　2025年2月、楊さんの家族は、彼女が桐郷市検察院により桐郷市裁判所に起訴されたことを知った。

　2025年4月8日、桐郷市裁判所で不当な裁判が行われた。裁判では、約20人の若い社会人が傍聴人として招かれ、裁判所の外には警戒線が張られ、特別警官車両と普通車が停まり、3人の警官が巡回していた。法庭の入り口には机が設置され、司法警官が傍聴人の身分証登録とセキュリティチェックを行った。

　庭前会議では、親族の弁護人が人証・物証の法廷での対質、無罪証拠の提出、違法証拠の排除などを求めた。

　裁判中、裁判所は庭前会議の結論を発表。人証の出廷は不要、無罪証拠（新聞出版総署50号令）の提出拒否、違法証拠（いわゆる「認定意見」）の排除拒否とし、その理由として最高裁判所と検察院の司法解釈を挙げた。物証も法廷で対質されず、親族の弁護人が逐一読み上げて対質することを求めたが、裁判官はさまざまな形で回避した。

　法廷で、楊桂娟さんは連行後の体調不良、複数回の失神、腹痛を訴え、公安病院で20日以上治療を受けたことを述べた。病院では手足を縛られベッドに寝かされていた。裁判の前日、公安病院から拘置所に戻されたが、裁判所は開廷日を通知しなかった。

　裁判官の度重なる妨害にもかかわらず、虚弱な体で楊さんは自己弁護の権利を主張した。なぜ修煉を始めたか、法輪功からどのように恩恵を受けたか、法輪功がどのように人を善に導くか、自身がどのように大法の要求に従って善人になったかを語った。修煉は違法ではなく、資料を配布することも違法ではないと強調。彼女は拘置所での経験も語り、最初は虐められたが、善人として振る舞い、監室の者に親切に接することで尊敬を得たと述べた。最終陳述を終える前に、裁判官は時間不足を理由に強制的に閉廷し、楊さんが話し終えることを主張すると、強引に法廷から引きずり出された。

　楊桂娟さんは、裁判官、検察官、拘置所の収監者への憐憫を表明し、「もし皆が法輪功の真実を知り、『真・善・忍』に従って善人になれば、誰も私を裁くことはなく、拘置所にいる若い人々も罪を犯さず、どう生きるべきかを知るでしょう」と述べた。

　2025年5月16日、桐郷市裁判所は楊さんに懲役1年の不当な判決を下した。彼女は上訴したが、嘉興市中級裁判所は不当な裁決を維持した。

　2025年7月初旬、楊さんが浙江省の杭州女子刑務所に連行され、迫害を受けていることがわかった。

　（注：法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照）