　【明慧日本2025年8月2日】ブラジル・サンパウロの法輪功学習者（以下、学習者）は7月20日、市中心部の有名なパウリスタ大通りで活動を行い、中国共産党（以下、中共）による26年にわたる法輪功への迫害を終わらせるよう呼びかけた。

　この日はちょうどサンパウロ市で毎週日曜日に実施されている「ウォーキングデー」の日であり、市政府はパウリスタ大通りを車両を通行止めにしている。多くの市民が家族やペットとともに散歩や運動を楽しんだり、忙しい一週間の疲れを癒したりしていた。

图1：法轮功学员向路人发放<span class='voca' kid='62'>真相</span>。

往来する人々に中共による法輪功迫害の実態を伝える

图2～5：学员演示法轮功五套<span class='voca' kid='86'>功法</span>。

法輪功の五式の功法の実演

設置されたパネル資料を読む市民

　パウリスタ大通りは、サンパウロで最も重要かつ象徴的な通りとされており、ブラジルで最も人口が密集し、最も裕福な地域である。学習者はこの場所にパネル資料を設置し、功法を実演し、資料を配布するとともに、迫害を制止するための請願書への署名を呼びかけた。活動は午前10時から午後6時まで行われた。

　多くの通行人が法輪功の功法に強い関心を示し、自ら進んで詳しく尋ねた。学習者は、さらに深く知りたいという人々に対して、法輪功の書籍『法輪功』を紹介し、関心を持った市民の中にはその場で書籍を購入する人もいた。

　大学教授を定年退職したワグナーさんは、中国で学習者が26年にもわたって受けてきた迫害の実態を知り、深い衝撃と怒りを覚えたという。彼は「これはまったく信じがたいことであり、激しい怒りを感じます。現代において、まだこんなことが起きているとは本当に信じられません」と語った。そして「この迫害が一日も早く終わることを願っています。人々には信仰の自由があるべきです。この世界のすべての信仰は尊重されるべきです」と強調した。

　ワグナーさんは、以前からパウリスタ大通りで坐禅をしている学習者の姿を見かけたことがあると語った。「でも、こうして迫害についての資料を見るのは今回が初めてです」と話し、中国で法輪功が長期にわたって弾圧されていることについては知らなかったという。「世界の他の国や地域でも迫害があることは知っていましたが、法輪功という団体が迫害を受けていることは、これまで知りませんでした」と述べた。

　会計士を定年退職したアロンさんもパネル資料に引き寄せられ、足を止めて熱心に読んでいた。彼は「これは本当に恐ろしいことです」と語り、以前は法輪功についてほとんど知らなかったという。「中国で大規模な迫害が行われていることは知っていましたが、こちらの主流メディアは非常に腐敗していて、こうしたことを決して報道しようとしません」と強く批判した。

　アロンさんは、帰宅後にインターネットでこの迫害についてさらに詳しく調べるつもりだと話した。また、法輪功の功法にも関心を持ち、「自宅で煉功をやってみたいと思います」と語った。

パネル資料の情報を読んでいた会計士を定年退職したアロンさん