　【明慧日本2025年8月4日】（明慧ネット河北特派員報道）河北省保定市の法輪功学習者(以下、学習者)、張喜梅さん（女性）は、2024年4月9日に競秀区公安分局天威派出所の警官により連行され、2024年5月22日に競秀区検察院により不当に逮捕された。2024年11月13日、高陽県裁判所は保定市拘置所で不当な裁判を行い、張さんに3年半の懲役と1万元の罰金を言い渡した。張さんは上訴したが、保定市中級人民法院は不当な判決を維持した。最近、彼女が石家荘の河北省女子刑務所に連行され、迫害を受けていることがわかった。

　張さんは現在58歳で、保定天威変圧器工場の退職労働者である。7～8歳の時に頭部を負傷し、頻繁に頭痛に悩まされ、どこに行っても治療はできなかった。しかし、法輪功の主要な著書『轉法輪』を2回読んだ後、頭痛が大幅に軽減した。初めて頭がすっきりし、体が軽くなるのを感じ、非常に喜んだ。彼女は「真・善・忍」の基準に従って自分を律し、90歳を超える姑を実の母のように世話をし、長年にわたり団地の階段を率先して掃除し、家族、同僚、近隣住民から称賛された。

　法輪功で恩恵を受けた張さんは、その素晴らしさを他の人に伝えたいと思った。2019年1月17日、道を尋ねてきた女性に法輪功の真相を話したところ、その女性に悪意で通報され、競秀区公安分局建南派出所の警官に連行され、家宅捜索を受けた。2019年11月12日、高陽県裁判所は彼女に3年2か月の不当な判決を下し、石家荘の河北省女子刑務所に連行され、迫害を受けた。

拷問イメージ図：殴打

　河北省女子刑務所では、張さんは殴打や強制的な洗脳などの拷問を受けた。睡眠を許されず、洗面も禁止され、「転向」（法輪功を放棄すること）を拒否すると、独房に隔離され、窓にカーテンを引かれて外部と遮断された。7日間連続で睡眠を許されず、馬歩（乗馬の姿勢）で立たされ、頭の上に本を置かれ、本が落ちると定規で叩かれた。目を閉じたり、従わないそぶりを見せると、足で激しく蹴られた。

　2022年3月16日、懲役3年2カ月の不当な刑期を終えて帰宅したが、戸籍所在地の天威派出所の警官は繰り返し嫌がらせを行い、外出を禁じ、監視人を付けた。

　張さんの母親、楊仙香さんも法輪功を修煉し、恩恵を受けていた。しかし、当局による法輪功への25年にわたる迫害の中で、楊さんは地元の派出所による度重なる家宅捜索や嫌がらせを受けた。娘の張さんが不当な判決を受けた後も執拗な嫌がらせを受け、恐怖と心配する中で2024年3月に病気で亡くなった。張さんは母親の遺志を継ぎ、母親の遺品である「法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい」と書かれたお守りを数人の高齢者に渡したが、これが競秀区公安分局による罪状の口実とされた。

　2024年4月9日、長期にわたり追跡監視されていた張さんら12人の学習者が警官に連行された。張喜梅さん、秦穎麗さん、支占民さん、陳金梅さんの4人は、保定市内から30キロ以上離れた秀蘭山荘に10日間不当に拘禁された。この間、警官は「証拠」を得るため、心理学者や心理専門家を名乗る人物を使って、睡眠を許さない「熬鷹」、強い光を当てる、脅迫などの手段で学習者を拷問した。

　2024年4月19日、張さんは保定市拘置所に移送され、冤罪が続けられた。5月下旬、競秀区検察院により不当に逮捕され、事件は高陽県検察院に移送され、高陽県裁判所に起訴された。

　2024年11月13日、張さんは保定市拘置所で高陽県裁判所と高陽県検察院による不当な裁判を受けた。担当裁判官は李志勇、公訴人は楊帆だった。親族の弁護人と弁護士は張さんのために事実に基づいた無罪の弁護を行い、張さん自身も法廷で無罪を主張し、善人であることに何の罪もなく、誰にも危害を加えていないと述べた。しかし、高陽県裁判所の裁判官と検察官は事実を無視し、法律を誤用して3年半の懲役と1万元の罰金を言い渡した。張さんはこの不当な判決を不服として、保定市中級人民法院に上訴したが、同裁判所は審理を開かず、不当な判決を維持した。

　最近、張さんが悪名高い河北省女子刑務所に移送され、迫害を受けていることがわかった。

　河北省女子刑務所は石家荘市石銅路にあり、河北省内で不当に判決を受けた女性学習者は、通常ここに連行され、迫害を受ける。

　河北省女子刑務所の各監区には、学習者を迫害する一連の方法がある。具体的には、暴行、体罰、長時間の着席禁止、片足立ち、十分な食事の禁止など多様な手段が用いられる。例えば、「転向」を拒否する学習者をトイレ（監視カメラがない場所）に引きずり込み、複数の受刑者が壁際に押しつけて圧迫したり、平手打ちしたり、トイレブラシを口に押し込んだり、雑巾で口を塞いだり、床に押さえつけて水をかける。冬には濡れた服や靴で廊下を拭かせ、綿入れの上着を着ることを許さず、寝具も与えない。「転向」しない場合、監区全体に食事を与えないことで学習者を脅迫し、毎日法輪功を誹謗する資料を見せ、誹謗する内容の作文を書かせ、受刑者に圧力をかけて法輪功やその創始者を中傷する言葉を書いて、学習者の靴にこっそり入れる。長期にわたる精神的かつ肉体的拷問により、多くの人が心身ともに傷ついている。