　【明慧日本2025年8月16日】（明慧ネット通信員の報道）江西省九江市の法輪功学習者・田海英さん（女性）は2024年8月20日に警官に不当に連行され、同年12月25日に永修県裁判所で裁判にかけられ、1年6カ月の懲役判決を受けた。その不当判決に対し田海英さんは上訴したものの却下され、2025年6月5日に江西省女子刑務所に連行され、迫害を受けている。

　田海英さんは現在58歳で、九江市九江県沙河鎮出身、現在は九江市柴桑区に居住。中国共産党（中共）が1999年7月20日から法輪功への狂気的な迫害を開始してからも、田海英さんは法輪功の理念である「真・善・忍」の信仰を堅持したため、中共の残酷な迫害を受けた。彼女はこれまで複数回連行、拘禁され、うち4回不当に労働教養を科され（1回は高血圧のため労働教養所が受け入れ拒否）、2回（今回を含む）不当に懲役判決を受け、合計で約10年以上の冤罪による刑を受けた。獄中では、手錠で吊るされる、睡眠を奪われる、殴打、強制洗脳などの拷問を受け、命の危機に瀕したことは一度ではない。彼女の夫は度重なる迫害に耐えかね、20年前に離婚し、財産を売却、娘との交流も田海英さんに禁じた。

拷問の再現：手錠で吊るす

　2024年8月20日、田海英さんは再び九江市公安局柴桑分局と沙河派出所の警官に連行された。重度の高血圧症状（血圧220mmHg）により留置所が受け入れを拒否したため、翌日、警官は彼女を九江市第一病院八里湖院区の公安監視病棟に連行し、15日間の不当な行政勾留を科した。その間、彼女は1週間、トラの椅子に手錠で拘束された。

　その後、警官は彼女を九江市留置所に連行し、不当に刑事勾留した。九江市柴桑区検察院は彼女を不当逮捕。2024年12月25日、永修県裁判所は九江市留置所で田海英さんを裁判にかけ、1年6カ月の懲役判決を下した。田海英さんが上訴したものの、中級法院は原判決を維持した。

　2025年6月5日、田海英さんは江西省女子刑務所に連行され、迫害を受けている。家族は司法局にビデオ面会の申請をしたが、刑務所から面会許可の連絡がなかった。7月21日、家族が再び江西省女子刑務所に面会を求めに行ったところ、七監区の看守はさまざまな口実で面会を許さず、「家族からの面会申請は受け取っていない」と主張した。その日は月曜日で平日だったが、看守は「休暇中で人員不足、面会に対応する時間がない」と言い逃れた。

　現在、田海英さんは江西省女子刑務所の南湖分部（別名：江西省成新実業有限公司、江西省刑務所企業集団公司が全額出資）に不当に拘禁されている。

　（注：法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照）

　（編集責任者：顧元）