　【明慧日本2025年8月19日】オランダの法輪功学習者（以下、学習者）は8月10日（日）、首都アムステルダムで反迫害パレードと集会を開催した。「アムネスティ・インターナショナル・オランダ支部」や　「オランダ国境なき人権組織」から支持の書簡が寄せられた。世界各地から訪れた観光客は法輪功が伝える希望と力を実感した。アムステルダム警察は学習者を支持するとともに、学習者を「これまで協力した中で最も友好的な団体」として称賛した。

'图1～5：二零二五年八月十日，法轮功学员在荷兰阿姆斯特丹举办反迫害集会游行，欧洲国家的法轮功学员组成的天国乐团参加了此次活动，阿姆斯特丹警察赞赏法轮功团体。'

8月10日、オランダ・アムステルダムで行われた反迫害集会とパレード

　集会はアムステルダム王宮前のダム広場で開催された。アムステルダム王宮はオランダ三大宮殿のひとつで、建築様式は古典的であり、その歴史は17世紀半ばにさかのぼる。オランダを代表する観光名所のひとつであり、世界各地から多くの観光客を引き付けている。

　反迫害集会、各界から支持

　正午12時10分、天国楽団が『法輪大法は素晴らしい』という曲の演奏で集会の幕を開けた。学習者が煉功を行った後、パレード隊列が『法輪大法は素晴らしい』『真・善・忍は素晴らしい』『法輪功への迫害を停止せよ』『中共による生体臓器収奪を阻止しよう』『法輪功反迫害26周年』などの横断幕を手に、ダム広場を出発した。パレードはアムステルダム市中心東側のクローヴェニアスブルフ運河、新市場通りを経由してチャイナタウンへ進み、中央駅前のダムラック通りを通って再びダム広場に戻った。沿道では多くの市民がパレードに引き寄せられ、学習者が配布するチラシを受け取った。

'图6～7：法轮功学员向观众传播<span class='voca' kid='62'>真相</span>'

道行く人々に中共による法輪功迫害の実態を伝える

'图8～10：观众被法轮功学员的游行集会吸引，驻足观看，有的观众为学员组成的天国乐团加油喝彩'

学習者のパレードと集会に引き付けられて立ち止まり、学習者に声援と喝采を送る観衆

　オランダ法輪大法佛学会の責任者・王家恩氏が集会でスピーチを行い、次のように述べた。「法輪功（ファールンゴン）は法輪大法（ファールンダーファー）とも呼ばれ、『真・善・忍』理念として人々を修煉へと導き、1億を超える修煉者に心身の健康をもたらし、人々の道徳水準を高めてきました。ところが、中共は嫉妬心から1999年に法輪功修煉団体への弾圧を開始し、今日まで26年間続いています。法輪功学習者は拷問を受け、臓器を生きたまま摘出され、さらには命を奪われています。近年では中共は迫害を海外にまで拡大し、メディアを操って法輪功を中傷・誹謗しています」。王氏は中共に対し、直ちに法輪功への迫害を停止するよう強く求めた。

'图11：荷兰法轮大法佛学会负责人王家恩（KaYan Wong）女士在阿姆斯特丹水坝广场集会上发言'

集会でスピーチを行うオランダ法輪大法佛学会の責任者・王家恩氏

　「オランダ国境なき人権組織」と「アムネスティ・インターナショナル・オランダ支部」が書簡を寄せ、学習者の反迫害活動への支持を表明した。

　　「オランダ国境なき人権組織」の主任であるハンス・ノード氏は書簡の中で次のように述べている。「誰も外国勢力に脅されて沈黙させられるべきではありません。それがオランダであろうと、どこであろうと」「今日、私たちはアムステルダムに集い、法輪功学習者の26年にわたる反迫害を支持します。私たちは正義が実現されるその日まで、皆さんの声を広め続けることを約束します」

　中国本土から逃れてきたある学習者が集会で、自身と家族が20年以上にわたり受けてきた拷問、不当投獄、精神的打撃、さらには経済的迫害を明らかにし、国際社会に対し中国の学習者への関心を呼びかけ、共に迫害を止めるよう呼びかけた。

　国際文化教育者「真・善・忍は慈悲と寛容に満ちている！」

国際文化教育者のセバスティアン氏

　ドイツからの観光客で、アジア諸国を対象に国際文化能力教育の仕事に携わっているセバスティアン氏は、法輪功が中国で弾圧を受けていることを以前から知っていたという。同氏は次のように述べた。『法輪功が中国（中共）政府によって迫害されていることは知っていますし、また、これは健康にとても良い功法であることも知っています」

　迫害が26年間も続いていると知り、セバスティアン氏は大きな衝撃を受けた。そして「真・善・忍」という価値観について語る中で、同氏は次のように述べた。「その理念が慈悲と寛容に満ちていることを私は知っています」

　スウェーデンからの観光客「迫害は終わらせるべきだ！」

　スウェーデンからの観光客フランク・ヨハンソン氏

　フランク・ヨハンソン氏はスウェーデンからの観光客で、ヨーロッパのメディアを通じて学習者が中国で生体臓器収奪を含む残酷な迫害を受けていることをすでに知っていた。同氏はこう話した。「これは本当に恐ろしい。迫害は止められるべきだ！」。学習者の反迫害パレードや集会についての感想を聞かれ、彼は次のように述べた。「とても素晴らしく、素晴らしいのです！　あなたたちの音楽（天国楽団の演奏）が好きです。このやり方はとても平和的で、私はその持続する力を感じました！」

　観光客のシルバさんとニクラスさんは、街角で法輪功のパレードと街頭でのスピーチ活動を見学し、深い印象を受けた。

　シルバさんは、活動の場で初めて関連資料を目にしたと述べた。この日、学習者の紹介によって彼女は初めて法輪功の理念と背景を知ることができた。シルバさんは「これは平和的な団体だと思います。単に身体を鍛えるだけでなく、心の修行にも重きを置いています。法輪功は真・善・忍を提唱しており、これはとても素晴らしい価値観です」と述べた。

　大学生のニクラスさんは、法輪功への迫害がすでに26年続いているにもかかわらず、中国のメディアではほとんど関連報道が見られないことを強調し、それが驚きであり残念だという。「この人たちはただ良い人間になりたいだけなのに、中共のプロパガンダは止めるべきです」と話す彼は、「こんなにも長い年月の間、多くの人が真実を知らないままでした。世論を高めることはとても重要であり、それこそが変化を促す唯一の道です」と話した。

　2人は、平和と善良という理念が弾圧されるべきではないと考えている。また、学習者が公共の場で通行人に迫害の実態を伝え続けている姿勢を評価し、より多くの人々が自ら考え、事実を理解することを望んでいるという。

　中国本土から訪れた若者は、集会の場に強く心を打たれ、学習者に状況を尋ねた。学習者は、ここにいる人々は皆法輪功の修煉者であり、さまざまな国や民族から来ており、中共による法輪功弾圧に反対する訴えを表しているのだと伝えた。彼は自分が法輪功について何も知らず、迫害のことも知らなかったと言い、「しっかりと調べてみたい」と話した。