　【明慧日本2025年9月3日】（吉林省＝明慧記者）吉林省通化市の法輪功学習者（以下、学習者）・王新香さん、ホウ増徳さん、龐桂華さん、丁岩剛さん、史桂芳さんら数人が、5月13日に家宅捜索され、連行された。今回の連行は、通化市政法委および610弁公室が国内安全保衛部門（法輪功迫害の実行機関）を操り、複数の派出所、地域コミュニティと結託した、地元の学習者に対する一斉行動である。

　5月13日、通化市光明派出所の警官は、管轄内の学習者・王新香さんを連行し、自宅から法輪功の書籍、パソコン、プリンターなどの私有財産を押収した。王新香さんは現在に至るまで通化市留置場に拘束されている。

　5月13日午後4時頃、通化市団結派出所の警官5、6人が無断で鍵を開け、学習者・ホウ増徳さん、龐桂華さん夫婦の自宅に侵入して2人を連行し、法輪功の書籍80冊、法輪功創始者の写真、法輪図形、ノートパソコン、『明慧週刊』100冊以上、ミニスピーカー、MP3プレーヤーなど多くの私物を押収した。ホウさんは恐怖のあまり意識を失い、龐桂華さんが急いで親族に助けを求めた。警官は責任を恐れて当日深夜12時頃にホウさんを帰宅させた。龐桂華さんは10日間拘留され、5月23日に帰宅した。

　5月13日午前10時過ぎ、学習者の丁さんはドアを開けたとたん、江東派出所の警官らに連行され、法輪功創始者の写真、法輪功の書籍、ノートパソコン、現金3,200元など私有財産が押収された。5月28日に通化市漢方病院に連行されて身体検査を受け、血圧が高いため入所の条件を満たさず、「監視居住」扱いとなり、丁さんは当日に帰宅した。

　5月13日、通化市竜泉派出所の警官は学習者の王慶芳さんを連行し、法輪功の書籍などを押収した。王慶芳さんは派出所で取り調べを受けた後、帰宅した。

　5月13日、通化市老駅派出所の警官は学習者の史桂芳さんを連行し、自宅を捜索した。史桂芳さんは5日間拘束され、5月18日に帰宅した。

　5月14日、通化市団結派出所の警官が学習者の張振山さん宅に押し入り、家宅捜索を行い、張振山さんを団結派出所に連行したが、その日に帰宅させた。

　5月15日には、学習者の彭桂傑さんは連行され、15日間の拘留となった。

　5月13日には、70代の陳さんも西山洗脳班に連行された。

　また、通化市の学習者・徐徳明さん、孫景娜さん、曲暁飛さん、羅希珍さん、劉小艶さんの5人は、2024年3月1日に連行され、通化市留置場に拘禁された。その後、柳河県裁判所より不当な判決が下された。徐徳明さんと妻の孫景娜さんは懲役5年、曲暁飛さんと羅希珍さんは懲役3年6カ月、劉小艶さんは懲役2年の実刑を言い渡され、2024年12月中旬頃に刑務所に移送された。