　【明慧日本2025年9月3日】ドイツ明慧サマーキャンプは、8月3日から10日まで、ノルドライン＝ヴェストファーレン州メシェデの近くにあるユースホステルで開催された。周囲は緑豊かで、風光明媚な環境が広がっている。キャンプでは、法を学び、功法の練習、各種文芸活動など、豊富かつ多彩なプログラムが提供された。このイベントにはドイツおよび周辺13カ国から集まった百人以上の法輪功の小さな学習者たちとその家族が参加した。互いに交流を深める修煉の環境を通じて、彼らは全体として調和を築き、各活動の中で心性を向上させた。

　修煉を最優先に

　修煉を最優先にすることは、すべての法輪功学習者（以下、学習者）に求められる基本条件である。そのため、サマーキャンプの日程には、毎朝の集団煉功や、子どもと大人たちの集団学法は欠かせない重要な部分として組み込まれている。

子どもたちは集団学法に参加

集団煉功

　14歳のセリナさんは体験発表の中で次のように書いた。「毎日の煉功と学法を通じて、夏季キャンプに来る前にはなかなか毎日続けられなかったことが、再び日常の習慣となりました。最初は煉功をしたくないと思っていたのですが、煉功する中で、物事の優先順位を学び、まず重要なことをきちんとやるべきだと理解しました。煉功の過程ではとてもリラックスし心地良く感じ、内面的な葛藤を乗り越え、煉功を続けられた自分を誇りに思います」

　13歳のミヒャエルさんは煉功中に素晴らしい体験をした。「最初は少し不快感を覚えましたが、この時煉功すれば、今日の演目に参加できると思いました。それで外に出て他の人たちと一緒に煉功をし、体が浄化されて気分も良くなりました。そのおかげで閉会式の演目に参加できました」

　子どもを夏季キャンプに連れて参加したある父親は、学法グループで修煉体験を交流する中で述べた。「今年の夏季キャンプもいつもと変わらず素晴らしく行われました。目標は精進する状態を維持し、子どもたちが師父と法を信じることを学ぶことです。子どもたちが集団学法に参加できることにとても満足しています」

　自分の才能を見つけ、自分の道を歩む

　14歳のセリーナさんは自身の体験文でこう書いています。「毎日煉功を行い、法を学ぶことで、夏季キャンプに来る前には毎日続けるのが難しかった習慣が再び日常の一部になりました。最初は煉功をするのがあまり乗り気ではありませんでした。しかし、煉功をしている間に、物事の優先順位を理解し、まず重要なことをしっかりと行う必要があると悟りました。煉功中はとてもリラックスした気分になり、自分の内なる葛藤を乗り越え、煉功を続けることができたことを嬉しく思います」

　13歳のミハエルさんも煉功中に素晴らしい体験をした。「初めは少し気分が良くありませんでした。でも、もし今煉功をするなら、今日の公演に参加できると思いました。それで他の人と一緒に外に出て煉功を行い、体が浄化されたように感じ、心地よくなりました。その後、閉会式の公演に参加することができました」

　自分の才能を見つけ、自分の道を歩む

アフリカンドラムと合唱による演奏曲目「法輪大法は善い」と「Mighty One」

ダンスパフォーマンス

閉会式でのカンフー演技

　夏季キャンプでは、子供たちは中国武術、中国古典舞踊、合唱、演劇、太鼓の演奏、さまざまな独奏楽器など、さまざまな伝統的な芸術を学ぶことが出来る。これらの多様なカリキュラムを通して、子供たちは自分の才能を発見し、それをさらに伸ばし、法輪大法の修煉を通じて自身の道を見つける機会を得る。

　週末に行われる閉幕公演が、1週間の夏季キャンプ活動のクライマックスとなり、子供たちは来場した地元住民に対して、生き生きと法輪大法を紹介し、その演技を披露した。

　11歳のルナちゃんは次のような体験を共有した。「踊っているうちに、私たちは少し意見の食い違いが出てきました。なんとなく、皆が自分のフィニッシュポーズを出したがっていたんです。ダンスの先生は、そんなことで争っちゃいけないって教えてくれた上で、決まったことを尊重するべきだと言いました。最終的に、みんなそれぞれポーズを取ることになりましたが、そのポーズが誰のものかは先生が決めてくれ、それについてもみんなが先生の決定を受け入れました」

　ルーマニア出身の15歳のクララさんは、夏季キャンプで最も好きだったのは中国の武道だと言った。「それを通して内なる力を見つけることができ、それが私の修煉を助けてくれました」

　キャンプの指導員子供たちを自分の鏡のように見る

演劇公演—童話『小蓮華』

　晁先生は童話劇『小蓮華』で助監督を務め、公演直前にリハーサルの指導を引き継いだ。時間が限られていたため、リハーサルは十分に行われず、夜に追加の練習を行うことができなかった。活動スケジュールが非常に詰まっており、子供たちも疲れ切っていた。「私は心の中に強いプレッシャーを感じ、自分が外部の目標に過度に集中し、子供たちの感情を軽視していることに気付きました。最終的に心の持ち方を調整し、より多くの練習を追求するのではなく、子供たちに楽しさ、自信、軽やかな気持ちを持たせることに努めました」

　様々な不確定要素にもかかわらず、子供たちは集中と喜びに満ち溢れた心で童話『小蓮華』の演技を無事に終えた。公演は非常に成功した。このプロセスを通じて晁先生は「重要なのは公演そのものではなく、自分自身の心の状態であり、プレッシャーの下でも善意を持って行動することだ」と認識した。「本当の舞台は私の心の中にあります。師父が与えてくださったこの機会に感謝し、子供たちにも感謝しています。彼らの純粋な喜びと誠意は鏡のようで、私にどこを改善すべきかを教えてくれました」

　指導員としてシビル・シュネル-ジョストさんは、夏季キャンプでの責任について次のように述べた。「私が特に重視しているのは、子供たちが舞台上で法輪大法の『真・善・忍』を表現するだけでなく、その理念を自身の体験を通じて理解することです。特に、怠惰に気付き、それを克服する必要がある場合、子供たちにとってそれは簡単ではありません。しかし、『忍』の法理が助けてくれます。『忍』は怠惰を克服する助けとなり、困難に直面しても進歩を続けるという心からの修煉であることに気付きました」

　保護者が九日間学法講座及び公報活動を協力して開催

　夏季キャンプは保護者にも多くの修煉の機会を提供した。例えば、中国伝統文化に関する講座の開催、地元での法輪大法の資料配布、2つの法輪大法インフォメーションブースでの公報活動、そしてキャンプでは初めて開催された九日間学法講座を通じて、より多くの人々に法輪大法を知ってもらう機会が設けられた。

子どもたちが手芸室で思い切り創造力を発揮している様子

屋外での活動、キャンプファイヤーの夕べ

　授業以外の時間、子どもたちは手芸室で創造力を思う存分発揮することができる。彼らは絵を描いたり、粘土をこねたり、工作などをした。大小さまざまな蓮の花を折り、粘土で器を作り、小さなビーズで色々な動物をかたちどった。

　ある子どもは手芸制作に非常に夢中で、「手芸室は最高だよ。粘土で器を作ったり、ビーズで蝶々を作ったりするのが楽しい。それからキャンプ場で木の棒にパンをつけて焼いたり、バーベキューをするのもすごく好きなんだ」と話した。

　サマーキャンプでは、バーベキュー、キャンプファイヤーの夕べ、森林ウォーキングなど、屋内外両方の活動が盛りだくさんに組み込まれている。これらの活動は、親睦を深め、強い結束を生み出し、参加者同士が深く交流することを目的にしている。すべてのイベントが多言語での翻訳を必要とするため、特に忍耐、協力、寛容が求められる。この挑戦をみんながうまく乗り越えており、多言語を話せる子どもたちはしばしばコースの先生たちの通訳を手伝っている。

　サマーキャンプのスポーツプログラムを担当するタチヤナ・アレクセーエワさんは、世界コンタクト空手選手権で銅メダルを獲得し、ラトビアのチャンピオンにも何度も輝いた人物。彼女は、「サマーキャンプでは、さまざまな国や文化から参加した多くの生徒たちの非常に大きな熱意を感じることができました。すべての活動は調整と協力を必要としますが、それはすべて師父から教えられた法理、つまり『真・善・忍』によるものです」と語った。