　【明慧日本2025年9月3日】2025年8月26日午前、アメリカ・ロサンゼルスにおいて、一部の法輪功学習者が市役所前で五式の功法を平和的に実演し、通行する市民に説明を行いながら、迫害反対の署名活動を展開した。学習者らはアメリカ各界に対して、中国共産党（以下、中共）による国を越えての弾圧と浸透を共に制止するよう呼びかけた。この日、数多くの人々が学習者の配布する資料を受け取ったり、話しかけたりして、中共による迫害の実態について理解を深め、法輪功学習者への支持を示した。

　車の往来が絶えない通り沿い、悠然と流れる音楽の中で、学習者たちは静かに座禅や煉功を行い、祥和の雰囲気を醸し出していた。その姿はこの忙しい都市と鮮やかなコントラストを成し、活動は近隣の行政職員や通行人の関心を引き、真実を知りたいと足を止める人々が相次いだ。

'图1～5：二零二五年八月二十六日，洛杉矶法轮功学员在市政府前平和展示五套功法，向往来民众讲述<span class='voca' kid='62'>真相</span>，同时呼吁美国各界人士一同制止中共的跨国镇压。'

2025年8月26日、ロサンゼルス市役所前にて法輪功学習者が五式の功法実演し、通行人に状況を説明するとともにアメリカ各界に対して中共の越境弾圧を制止するよう呼びかけた

　「中共による越境弾圧の制止にご協力ください」

　主催者代表である法輪功学習者の劉（Francis Liu）さんは、次のように語った。「本日、私たちが市役所ホール前に集まったのは、平和かつ理性的な反迫害の訴えを届けるためです」。煉功チームの前には、「中共による越境弾圧の制止にご協力ください」と記された大きな横断幕が掲げられていた。

　劉さんは、法輪功が「真・善・忍」を原則とする伝統的な修煉法であり、国籍や階層を問わず全年齢層に適したものだと紹介した。現在、世界100カ国以上で億単位の人々が修煉を行っているが、1999年以降、中共は法輪功学習者に対する苛烈な迫害を開始したと説明した。

　また、「今回、ロサンゼルスの市庁舎前で平和的な訴えを行ったのは、中共が法輪功への迫害をエスカレートさせ、その手段をアメリカ本土にまで拡大しているからです。中共はアメリカの司法制度やメディアを利用し、民主社会の隙間を突いています」と語った。

　複数の証拠によれば、2024年に入って以降、中共は弾圧を全面的に強化し、中国国内では引き続き法輪功学習者に対する集団虐殺行為を実施し、海外では輿論戦や法廷闘争を展開して法輪功と神韻芸術団に攻撃を行っている。さらに、殺害予告や爆破や発砲・放火の脅しなど、より極端なテロ行為にまで及んでいる。

　アメリカ連邦議会でも、今年6月に公聴会を開催し、越境弾圧の動向について議論するとともに、中国の関連組織への制裁を実施した。

　劉さんは続けて、「最近、私たちは連邦・州・市など多くのアメリカ政府関係者とも接触していますが、彼らは中共による越境弾圧に大きな関心を持っています」「私たちは、法輪功の信仰団体に対する彼らの支援も感じています」と述べている。

　観光客　真実を伝えるお手伝いをします

　この日、多くの人々が中共の迫害実態を知り、学習者たちへの支持を表明した。

'图6：来自瑞士的游客詹妮·塔林（左）和戴维·潘泽拉表达了对法轮功学员的支持。他们表示会帮助传播真相。'

スイスからの観光客、ジャニー・タリンさん（左）とデイビッド・パンゼラさんは学習者を支持し、情報拡散にも協力したいと語った

　スイスから来た観光客のジャニー・タリン（Janne Tharin）さんは「このチラシによって今起きている暗い現実を知ることができました。多くの人が未だにこのような迫害が続いていることを知らないと思うので、こうした事実を公表するのはとても有意義です。情報の拡散はとても大切です」と語った。

　さらに「情報の拡散は非常に重要だと感じます。（学習者には）今後もこうした情報を発信・伝達し続けてほしいです」と続けた。

　もう一人のスイスの観光客デイビッド・パンゼラ（David Panzella）さんも賛同を示し、「私は世界中の多くの人々が事実を知る日を待ち望んでいると信じています。私たちもできる限りその情報の拡散を手伝いたいと思いますし、今後も平和的に事実を広め続けてください」と述べた。

　善の力

　車の往来が激しい通りのそばで、法輪功学習者たちが静かに煉功を行う祥和な光景は、この忙しい都市と鮮やかな対比をなしていた。行き交う人々が一枚ずつチラシを受け取るたびに、新たな理解のきっかけが生まれる。

　ロサンゼルス在住のパトリシャ（Patrisha）さんはチラシを受け取り、じっくり読み込みながら、静かに学習者たちの煉功を見つめていた。「学習者の煉功は本当に美しいですね。見ているだけで穏やかな気持ちになり、私も一緒に煉功をしたくなりました。それに、この『真・善・忍』という価値観は世界中に必要なものだと思います」と話した。

　観光客のパンゼラさんも「本当に素晴らしい。これだけ平和に煉功できる修煉法は、人生に深い意義をもたらし、重要なメッセージを伝えていると思います」「誰もが自分の信じるものを持ち、それを持ち続けるべきです。それはとても大事なことだと思います」と付け加えた。

　劉さんは今回の活動の趣旨について、「各級政府や市民に中共の越境弾圧の深刻さを知ってもらいたい」「また、長年にわたりアメリカ政府のあらゆるレベルの関係者が私たちを支持してくださったことへの感謝を表すためでもあります。連邦下院も『法輪功保護法案』を可決しました」と述べている。

　本年5月、アメリカ合衆国下院は満場一致で『法輪功保護法案』を可決した。同法は、中共国家主導による法輪功学習者等良心の囚人からの臓器収奪を禁止するようアメリカに求めるとともに、関連する中国国内の関与者および支援者に制裁を科すよう規定している。