　【明慧日本2025年9月4日】スペインの法輪功学習者は地中海南東部の都市バレンシアのマルバロサビーチの海岸遊歩道で8月10日午前11時から午後9時まで、法輪功学習者（以下、学習者）が中国共産党（以下、中共）による法輪功迫害に反対する署名活動を行った。多くの市民が署名で支持を表明し、さらに法輪功の功法を体験した。

　ある市民は次のように述べた。「法輪功は内なる平和を表し、自分の内面を見つめ、周囲に慈悲を広げることで、皆が安らぎを感じられるようにしていると思います」。また別の市民は、「真・善・忍の理念によって、暗黒な世界の中に希望へと通じる光が見えました」と語った。さらに、「中共による生体臓器収奪は極めて罪深く、必ず止めなければならない！」と述べる市民もいた。

学習者の迫害に反対する活動を支持して署名する市民

　バレンシアはスペイン第3の都市であり、バレンシア自治州の州都である。ここは一年を通して緑が絶えず、陽光に恵まれ、「地中海西岸の真珠」と称えられている。マルバロサ・ビーチはバレンシアで最も有名な都市型ビーチで、市の中心部からわずか数歩の距離にある。朝の光が地中海のさざ波に降り注ぐとき、バレンシアの海岸線は詩のように、美しい絵画のように目覚める。数十キロにわたって続く砂浜は、黄金色の砂粒が太陽の下で輝きを放つ。その四季折々の常緑の美しい景観は、各国から、また各地から訪れる観光客を魅了してやまない。

　学習者はバレンシアの海岸に情報ブースを設置し、行き交う観光客や市民に迫害の実態のチラシを配布し、中共が学習者に対して行っている残酷な迫害や生体臓器収奪の数々の悪行を明らかにした。多くの観光客は家族連れで請願書に署名し、中共による学習者への迫害と生体臓器収奪をやめるよう呼びかけた。この署名はスペイン下院の請願委員会に提出される予定。同時に、学習者は法輪大法の五式の功法を実演し、大法の美しさと穏やかさを示した。

　「世界にこのような邪悪な存在があってはならない」

バレンシアに住むヴィルジニーさんと友人のセリーヌさん

　バレンシアに住むヴィルジニーさんと友人のセリーヌさんがブースの前を通りかかった。ヴィルジニーさんはこう語った。「迫害ということ自体、起きてはならないことです。これは許されるものではなく、絶対に容認できません。しかし実際には迫害は続いています。善良な人々が、心身を健やかにする功法を修め、周囲の人々の幸福を思いやっているというだけで迫害を受けているのです。彼らは誰も傷つけていません」。セリーヌさんは「迫害はそもそも起きてはならないことです。世界にこのような邪悪な存在があってはならないのです」と述べた。

　2人は学習者にバレンシアの地元の煉功拠点について尋ね、日曜日にその煉功拠点へ行って功法を学ぶつもりだと話した。セリーヌさんはこう語った。「法輪功は内なる平和を表し、自分の内面を見つめ、周囲に慈悲を広げることで、皆が安らぎを感じられるようにしていると思います」

　「中共による生体臓器収奪は極めて罪深く、必ず止めなければならない！」

ホセ・マヌエルさんと妻のパトリシアさん

法輪功の功法を学ぶホセ・マヌエルさんと妻のパトリシアさん

　バレンシアの地元住民であるホセ・マヌエルさんと妻のパトリシアさんが法輪功のブースの前を通りかかり、学習者と話を交わした。中共による学習者からの生体臓器収奪の事実に非常に衝撃を受け、関心を持った2人は、迫害の実態を知り請願書に署名した。

　ホセさんはこう語った。「中共による生体臓器収奪は極めて罪深く、必ず止めなければならない！」。夫妻は同時に法輪功にも大変興味を示し、学習者と一緒に第一式功法を学んだ。2人は「普段はあまり外出しないのですが、今日法輪功に出会えたのは本当にご縁ですね」と述べた。

　2人の女性マリアさんとラウラさんが展示パネルの前で立ち止まり、その衝撃的な情報をじっと見つめた。2人は1人が看護師、もう一人は外科医として地元の病院に勤務している。パネル資料の内容を読み終えた後、2人の表情は驚きに満ちていた。「本当ですか？」と問いかけた後、詳しく質問して迫害の実態を十分に理解した2人は、ためらうことなく請願書に署名し、医療界において中共生体臓器収奪の真実を広めることを約束した。

　「真・善・忍の理念によって、暗黒な世界の中に希望へと通じる光が見えた」

　ペドロさんは、すでに5年半刑務所で服役している受刑者で、今回の仮釈放で恋人と街を散歩していた際、偶然法輪大法の情報ブースの前で立ち止まった。以前、教育関係者から気功について紹介を受けたことがあり、現場で学習者が功法を実演するのを見て、その静けさに触れ、法輪大法は受刑者の心身の健康を再構築する修煉法であると感じた。ペドロさんはこう語った。「真・善・忍の原理によって、暗黒な世界の中に希望へと通じる光が見えました」。立ち去る際、彼の手には一輪の蓮の花が握られ、表情は穏やかであった。

　人々は学習者を称賛し、迫害に反対する活動を続けるよう励ます

　カルメンさんはまもなく定年退職を迎える弁護士であり、過去12年間、中国とスペインを行き来し、孤児の女の子の養子縁組手続きに携わってきた。彼女は中国で、健康な少女が臓器売買のために連れ去られ、その後行方不明になる悲劇を目の当たりにしたことを語った。自身の努力に失望することもあったが、学習者が長年信仰を守り、迫害に立ち向かい続けていることに感嘆し、学習者たちにこの正義の闘いを続けるよう励ました。

　迫害反対の署名に訪れたのは、サッカーチームの若者たちも含まれており、署名後に学習者に「成功を祈ります！」と祝福した。また、多くは他国からの観光客で、配られたチラシが読めない場合でも、学習者が対応する関連言語のチラシを探すのを辛抱強く待ち、法輪功迫害の実態を知った後、署名用紙に慎重に自分の名前を書いた。

　学習者が中共の残虐な拷問を受けている写真は人々の心に強く触れ、多くの人が法輪功に対する迫害を初めて知った。イタリアから訪れている教師のボローニャさんは、学習者からイタリア現地の学習者の連絡先を受け取り、帰国後に自分の生徒に中国で行われている中共による法輪功迫害の事実を伝える意向を示した。

　多くの人々は、学習者が五式の美しく穏やかな功法の実演を見て、法輪功に強い関心を抱いた。その場で学習者に功法を教えてほしいと積極的に求める人もいれば、将来煉功拠点で学べるよう、現地の学習者の連絡先を控える人も多かった。