　【明慧日本2025年9月4日】（明慧記者・高思羽）「演奏された音楽は心を奮い立たせ、人々に愉快にさせる」「パレードの編成はとても素晴らしく、すぐにカメラを取り出した」「パレードは豊富で多彩な内容で、伝えられるメッセージも素晴らしい」「今回初めて見たが、これまで見た中で本当に価値のあるパレードで、明確な訴求が具わっている。こうした行動が今こそ必要であり、伝えられる価値観は極めて重要だ」。8月30日、オーストリアの首都ウィーン市中心での法輪功学習者（以下、学習者）のパレードを目にした人々は称賛の声を上げた。

　当日、学習者はウィーン市中心のヘルムート・ツィルク広場でインフォメーションデー活動を行い、午後にはこの広場からパレードが出発し、国立歌劇場、国会議事堂、フライオウン広場などの名所を経由し、リング通り、グラーベン通り、ケルントナー通りといったショッピング歩行者天国を通過した。

图1～8：二零二五年八月三十日，法轮功学员在奥地利首都维也纳市中心游行，让人们了解<span class='voca' kid='53'>大法</span>，以及二十六来中共一直在残忍迫害法轮功学员的<span class='voca' kid='62'>真相</span>。。

8月30日、オーストリアの首都ウィーン市中心で行行われたパレード

　法輪大法を紹介し、中共の迫害を共に止めるよう呼びかけるパレードは、沿道の多くの観光客や通行人を引きつけた。先頭を行く天国楽団の演奏に耳を傾け、その後ろに続く功法の実演やさまざまな横断幕を目にし、人々は「真・善・忍」を知り、法輪大法が世界に広く伝えられていることを知った。その後に続いた白衣をまとい花輪を手にした隊列は人々に衝撃を与え、横断幕の内容は、学習者が26年間にわたり中共から血まみれな迫害を受け、さらには生体臓器収奪までされていることを明らかにし、より多くの人々が署名して学習者の迫害阻止を支持した。

　この活動は人々が真の価値観に立ち返ることを助けている

　ウクライナ出身で金融業に従事するニオニーラさんと、物流業に従事するスペイン出身のマリアナさんは、現在ともにウィーンで働いている。パレードは彼女たちに強い印象を残した。「とても驚きました。本当に素晴らしい活動だと思いますし、パレードもとても見応えがありました。このような活動を行うことは大きな意義があります。なぜなら、私はそこから多くの新しい情報を得ることができ、その中には身震いするようなものもあったからです」とニオニーラさんは語った。ニオニーラさんはさらに続けてこう述べた。「心の健康や平和に焦点を当てた功法が禁止され、さらに迫害されているなんて、本当に恐ろしいことです。より多くの人にこの事実を知ってもらうことがとても重要であり、とりわけ私たち若い世代にとっては大切だと思います」

　マリアナさんはニオニーラさんの話に強く賛同し、「今日初めてこのことを知りました。これまで全く知らなかったので、本当に衝撃を受けました」と話した。マリアナさんの見解では、「現代社会はもう『良い人であること』を重視しなくなっているように思います。人々が集まり、お互いに本当に意義のあることのために努力できるのは、とても素晴らしいことです。今の私たちはあまりにも自己中心的で、自分のことばかり考え、さまざまな事柄に気を散らされて、本当の意義を見失ってしまっています。こうした活動は、私たちが真の価値観を取り戻す助けとなり、私は心から敬意を抱きました」と述べた。

　法輪大法が説く「真・善・忍」の価値観について語る中で、2人はこう考えている。「これは基本的な価値観です」「人々が持つべき価値観であり、互いに傷つけ合うことのない平和な社会で生きるために必要なものです」「大切なのは、この価値観を実践することです。ただ他人に求めるのではなく、自分自身が身をもって行うことです。そうすることで、内面を修め自己を高められるだけでなく、他者との素晴らしい深い関係を築く助けにもなります」

　パレードは素晴らしいメッセージを伝えている

　エネルギー関連の仕事に従事するクラウディアさんは家族3人で道端からパレードを見守り、こう語った。「パレードはとても色彩豊かで、伝えているメッセージも本当に素晴らしかったです。それはまさにこの三文字『真・善・忍』です」

　天国楽団が奏でる「愉快で独特な音楽体験」であれ、パレードの隊列の中で示された「法輪大法は素晴らしい」というメッセージであれ、クラウディアさんにはこう感じられた。「とても良くて、目を引きました。私はとってとても前向きな魅力を感じ、いったいどういうことなのか、どんなメッセージを伝えているのか知りたくなりました」

　法輪大法のことは今回が初めてだが、クラウディアさんはこう気づいた。「明らかに、多くの人がこれにとても関心を持っているようです」。また、法輪大法が人に従わせる「真・善・忍」の教えについて、クラウディアさんと夫は「とても魅力的で、人の心を開かせてくれるものです」と考えている。

　法輪大法の影響力は人々の心の奥深くに直接届く

图9～11：法轮功学员在赫尔穆特·齐尔克广场上展示功法，天国乐团演奏曲目让人听闻大法的美好。。

ヘルムート・ツィルク広場で功法を実演する学習者、天国楽団の演奏を通じて人々に法輪大法の素晴らしさを伝える

　パレードの前後、多くの人々がヘルムート・ツィルク広場での学習者の功法実演や天国楽団の演奏を目にした。ダヌタさんと娘は、学習者と長時間にわたり会話を交わし、学習者の煉功の様子を写真に収めるだけでなく、地元の煉功拠点の日時や場所についても尋ね、学んでみようと考えている。ダヌタさんはこう語った。「法輪大法の影響は人々の心に直接届きます。その純粋さ、愛、そして平和は、私たち全員にとって必要なものです。なぜなら、世界は非常に喧騒としているからです」

　ダヌタさんはポーランドからウィーンに移住してすでに40年になるが、かつての経験から迫害の深刻さを理解している。「私は共産主義国家から来ました。ポーランドでもこうしたことを経験しました。中国ほど酷くはありませんでしたが、それでも理解できます」と彼女は語った。　そしてゆっくりと続けた。「誰も彼ら（法輪功学習者）が耐えている苦しみを目にしていません。誰も彼らのために声を上げません。政治の世界は知っていても、沈黙を保っています」。しかし、活動の現場を目にして、ダヌタさんは少し安堵した様子でこう言った。「ここでは、彼らは自由に声を上げることができるのです」

　観光業に従事するヒルデさんは、学習者の活動を目にして、こう感じた。「学習者の方々はとても平和で、親切で、善行に努めています。例えば生体臓器摘出に反対するなど、これはとても重要なテーマでもあります。とても良い印象を受けました」

　また、法輪大法が人々に「真・善・忍」を遵守させる教えについて聞き、ヒルデさんはこう述べた。「これは本当に、本当に素晴らしいです。それぞれの文字について深く考えることができます。ただの小さな文字ではなく、その背後には豊かな意味が込められています。もしこれを人生の哲学として受け入れれば、私たちはきっと素晴らしい人生を送ることができるでしょう」

　貨物運送代理業に従事するインゴさんは、法輪大法のことを今回初めて聞いたが、とても良い印象を持ったという。「こんなに平和で心地よく、素晴らしいです。心が自由になるものはすべて良いものです。もちろん、支持すべきだと思います」

　学習者が自らの信仰を実践できることを心から願っている

　パレードの起点であり終点でもあるヘルムート・ツィルク広場で、学習者は写真展やスピーチを通じて、人々に法輪大法の素晴らしさを伝えるとともに、中共による26年間の迫害の実態を明らかにした。

スピーチを聞いた通行人は、写真展を見て、法輪大法の素晴らしさと迫害の残酷さを知った

　イタリア出身の2人の女性アレクシア・プーさんとアズッラ・ガンベリーニさんは、展示された写真を静かに見つめながら、あまり流暢でない英語でこう語った。「これは私の日常生活の現実とはあまりにも違い、まるで別の世界で起きていることのようです」「人々が、ただ信仰が異なるという理由だけで、どうしてこんなにも残酷になれるのか、私は本当に理解できません。こうしたことに、私は悲しみを感じます」

　2人は揃って学習者を支持する署名した後、「人々は信仰を自由に表現する権利を持つべきであり、拷問や殺害を受けるべきではありません」「特にこれ（法輪功）はとても平和なもので、心から彼らが自由に信仰を実践できることを願っています」と語った。

　また、2人はこうも話した。「展示全体が私たちの心を打ちました。そして最も大切なのは、ここにいる人々（法輪功学習者）が私たちにとても親切であったことです。私たちは全力で彼らを支持しなければならないと感じました」「そうです、私たちは法輪功にもとても興味があり、もっと知りたいと思っています」

　中共による法輪功迫害の犯罪を共に阻止する

中共による法輪功迫害を共に阻止するため署名する人々

　当日、多くの人々は中共による法輪功迫害、さらには学習者からの生体臓器収奪という犯罪について初めて知り、衝撃を受けると同時に、その場で署名して中共の犯罪の停止を求めた。

　ウクライナ出身のニオニーラさんは、これは学習者だけでなく、他の人々にも起こり得る問題だと考えている。「このような環境で生活し、こうしたこと（臓器収奪）が不幸にも実際に存在することを知るだけで、極度の恐怖を感じます。当事者は常に恐怖の中で暮らし、自分の健康状態が理由で命を奪われるのではないかと心配しています。本当に背筋が凍る思いです」と彼女は述べた。

　ヒルデさんは、自分の署名はおそらく何千万もの中の一つに過ぎないと考え、こう述べた。「しかし署名の数が多ければ、政府はこのことを知っている人々がいると認識します。大切なのは、人々に知らせることです。これは確かに秘密裏に行われていることであり、中共政府が臓器収奪を認めることはないでしょう。彼らは『そんなことは全く事実ではない』と言うかもしれません。だからこそ、他の国々もこのことを知っていると知らせることが重要なのです」

　フィットネスコーチのイルス・サーゲルさんは、中共による法輪功迫害についてこう考えている。「このような窮地、人間の搾取、人間性の蹂躙は、必ず終わらせなければなりません」。彼女は法輪功を「とても高い霊性を持つもの」と捉え、学習者とは「深いつながりがある」と感じており、そしてこう述べた。「新しい時代がやって来ようとしています」