　【明慧日本2025年9月6日】私は1998年に法輪大法の修煉を始めた弟子です。実はその年は私の人生で比較的順調な時期でした。仕事は順調であり、関連技術分野でいくつかの称賛を得て、家庭内も幸せでした。しかし、暮らし上のこの表面的な華やかさも、私の心の中の困惑を覆い隠すことができないことがしばしばありました。当時の私は、年齢とともに老いていくこと、醜くなること、人が死ねば跡形もなく消えてしまうことに強い抵抗がありました。私は「では、人はいったい何のために生まれてくるのか？」という疑問が、寂しい時や夜更けの静けさの中で脳裏に浮かんでは、恐怖に陥りました。しかし、ほとんどの時間は、忙しい日々の中で多くの時間の流れに身を任せて利益の得失の中で喜び、怒り、悲しみ、そして幸福を感じていました。

　大法を修煉して奇跡を目の当たりにする

　1998年のある日、同僚であり親友でもある女性が法輪大法を勧めてくれました。私は笑いながら「病気でもないのに何のために功を練るの？」と言いました。それでも彼女は『轉法輪』という本を渡してくれて、「家で読んでみて」と言いました。本を家に持ち帰ると、まず夫が読みました。夫は読み終えると「とても良い本だ」と言い、すぐに修煉を始めることを決めました。

　私は悟性が悪く、すぐに修煉を始めようとするタイプではありませんでした。夫が修煉しているのを見て、私も本を読み始めました。しかし本を読むと、その法理はあたかも陽光を浴びるように私を温かく包み込み、夜更けに静寂の中で思い悩んでいた人生の疑問の数々について、この本の中で答えを見出していることに気づきました。私は帰る場所を見つけて、本当の家に帰れるのだ、私の人生には本当の意味があるのだと悟りました。その時の喜びは心の底から湧き上がるものでした。

　こうして私は、何の目的も求めもせずに修煉の世界、法輪大法の修煉の道へと足を踏み入れたのです。当時は毎日、集団で功法を煉っていましたが、第3式の功法「衝灌」を行うたびに、両手の「衝灌」と共に赤い光が目の前を通り過ぎるのを感じ、そのエネルギーは非常に強いものでし。修煉を始めたばかりの頃、頭が明白になり、職場の人間関係や利害についての争いが突然無意味に思えました。心の穏やかさと心身の喜びが、私を軽やかで心地よい状態へと導いてくれました。

　頑固な頭痛が消える

　私が小学校一年生の夏に、おそらく低血糖が原因で、ある日突然、後頭部が地面に落ちていくように倒れ込みました。その時は本当に危うく息が止まりそうでした。救急処置で命は助かったものの、それ以来ひどい頭痛に悩まされるようになり、ずっとこの痛みが付きまとうようになりました。特に生理が始まってからはさらにひどくなり、発作が起きるたびに、引き裂かれるような痛みではないものの、しかし気が狂いそうになるほど苦しく、何も手につかなくなる状態でした。命に関わるほどではないものの、耐え難いこの症状には当時有効な治療法もなく、ただ耐えるしかありませんでした。

　大法を修煉し始めて間もない頃、ある夜、夢の中で突然激しい頭痛に襲われたことを鮮明に覚えています。かつて頭を打った箇所に、まるで刃物で深く切り裂かれたかのように激痛が走り、それは吐き気を伴い、私は夢から覚めました。目覚めた私は心臓が激しく動機していたほどでしたが、ベッドに座ってしばらくして落ち着くと、頭に手を当ててみました。頭には何の異常もなく、頭痛も消えていました。私はすぐに悟りました。師父が私の夢の中で、この頑固な頭痛を取り除いてくださったのです。それ以来、幼い頃から付きまとっていた頭痛は跡形もなく消え去り、私は初めて師父の慈悲と大法の神秘を体感したのです。

　李洪志師父は『轉法輪』の中で「受講中、ずっと眠っている人もいますが、講義が終わると目が覚めてきます。なぜでしょうか？それは頭の中に病気があって、その調整をしてあげなければならなかったからです。頭の調整は、とても耐えられないものなので、本人に自覚はありませんが、昏睡状態に入らせなければならないわけです」と説かれました。まさにその通りのことが、私の身にも起こったのです。

　法を堅く信じ病業が消える

　2018年12月末、中共ウイルスが爆発する前年のことでした。私はインフルエンザのような業を消す状態になりました。40度近い高熱で、頭痛がし、目も痛み、喉から耳にかけてズキズキと痛み、鼻は詰まって息もできず、涙が止まりませんでした。同時に足も痛み、全身の筋肉や関節も痛んで、身体が非常に辛く感じました。これまで風邪の症状が出た時は横になって休むことができましたが、今回はそう簡単ではありませんでした。横になると足の痛みがひどくて落ち着かず、立ち上がって動くと足の痛みは少し和らぐものの、頭痛、鼻詰まり、涙、喉の痛みで息をするのも困難でした。高熱で頭がぼんやりし、冷や汗をかき、力が入らず、正念を発する姿勢すら保てなかったのです。

　その時、家に一人きりだった私は、もう限界だと感じ、夫に電話して早く帰ってきてくれるよう頼みました。最も辛い時、私は師父の『洪吟四』を手に取り、できるだけ大きな声で詩句を朗読し、一首ずつ唱えました。読み進めるうちに、鼻づまりが和らぎ、頭痛も足の痛みも消え、体が軽くなり、ぼんやりした状態はすっかり消え去りました。夫が帰宅した時には、私はほぼ元通りの状態に戻っていました。私は嬉しくて夫に「師父の本を読んだら、師父が私の病業を消してくれたの」と伝えました。同修である夫は微笑みながら、私に親指を立ててくれました。

　師父と大法の導きのもと、私の心身は浄化されたのです。

　人生は波瀾万丈で、欲望の海に深く沈みこの道徳の基盤を失った乱世において、師父は私を地獄から救い上げ、成長を見守りながら、返本帰真の正しい道を授けてくださり、生命の真の意味を教えてくださいました。私は李洪志師父の弟子です。この栄誉に限りない感謝を捧げます。