　【明慧日本2025年9月6日】ヨーロッパ十数カ国から集まった法輪功学習者たちは8月29日の夕方、オーストリア・ウィーンのシュテファン広場で功法を実演し、法輪功（法輪大法ともいう）の素晴らしさを人々に伝えた。夜が更けるにつれ、彼らは灯りをともしたろうそくの光の下で静かに座り、迫害によって命を失った法輪功学習者（以下、学習者）たちを追悼した。

　シュテファン広場には有名な聖シュテファン大聖堂があり、観光客が必ず訪れる場所であると同時に、地元住民が集まる人気スポットでもある。夜でも広場を行き交う人々が絶えない。彼らは学習者の話を真剣に聞いて、中国でいまだ続いている「真・善・忍」との信念に対する迫害について理解したり、学習者が配布する資料を受け取り、更なる情報を尋ねたりした。また、写真展示を見て、この26年間にわたる様々な平和的な反迫害活動について知る人々もいた。目立つ空色のテント前ではさらなる資料を手にすることができた。

　真実を知った人々は、学習者を支持する署名活動に積極的に参加し、中共による学習者の迫害や臓器収奪の犯罪を止めるよう要求した。

图1～3：二零二五年八月二十九日晚，法轮功学员在奥地利维也纳斯蒂芬广场上的演示功法

8月29日の夜、学習者がオーストリア・ウィーンのシュテファン広場で功法を実演

キャンドルライトで、過去26年間にわたり迫害によって命を失った学習者を追悼

キャンドルライト追悼での演説、法輪大法の素晴らしさと、中共による学習者への残酷な迫害を人々に伝える

学習者の話を聞き、さらに多くの情報を知る

　「迫害は根本的に起こるべきではない」

　「彼ら（学習者）はとても穏やかで、人々にポジティブな影響を与えていると思います」と話す教師のレンカ・オーバーラウアーさんとその夫のマーカスさんは、5歳半の息子マクシー君が学習者たちと一緒に法輪大法の動作を学び、小さな蓮の花を2つ持ち帰り喜んだ。その蓮の花には「法輪大法は素晴らしい」「真・善・忍は素晴らしい」と書かれていた。法輪大法について初めて聞いたレンカさんは、学習者について「愛に満ちていて、平和に座って瞑想する姿がとても好きです」と話した。一方、小さなマクシー君も「この功法はとても美しくて素晴らしい」と感じたので動作を学びたいと思い、「練習した後、とても気持ちが良かった」と話した。

　学習者との対話を通じて、オーバーラウアーさん夫妻は法輪大法が人々に「真・善・忍」の教えに従い善い人間になることを教えていることを知った。夫妻は「『真・善・忍』はとても素晴らしく、穏やかでポジティブな影響を与える価値観です。『真・善・忍』に反対する政府は非常に問題があります」と深く共感した。

　それゆえ、彼らは中国共産党（以下、中共）がなぜ学習者を迫害し、更には彼らの臓器を摘出するのか理解できません。「（中共による法輪功の迫害）は恐ろしくて、根本的に起こるべきではないと思います」と述べた。そして夫妻は学習者への支持を表明する署名をした。「私たちは十分な署名を集めて、何かしらの変化を生み出したいと思っています。自分たちの署名が影響を与え、多くの署名によって臓器収奪の犯罪を止め、より良い生活を人々が享受できることを願っています」

　署名によって中国で起きている犯罪行為を止めさせる

法輪功への迫害を止めさせるための署名活動に参加する人々

　心理療法士のカリーナ・ミュラーさんと実業家のマルセル・ミュラーさんは、学習者がキャンドルライトの中で静かに座って瞑想している姿にひきつけられ、立ち止まって学習者のスピーチを聞いた後、テント前で署名をして学習者を支持した。

　マルセルさんは、「中国で起こっている迫害は、そこで暮らす人々にとって良いことではなく、非常にひどい犯罪行為です」と話し、「もちろん署名活動を支持し、これに協力すべきだ」と考えている。彼は署名を通じて「支援を提供し、中国での恐怖行為を止めたい」と願っている。

　また、中共による臓器収奪の犯罪について、カリーナさんは「これはあまりにも残酷で恐ろしい。人間性に対する侮辱であり、生命に対する軽視であり、人間の尊厳を踏みにじる行為です。誰も他人の臓器を奪う権利は持っていません。すべての人は自分の体について決定する権利を持っています」と述べた。

　法輪功について初めて聞いた彼女は、「法輪功は、まるで瞑想の一形態のように感じます。一人がその場で瞑想し、現在にフォーカスし、生活の中で尊ぶべき美徳を実践しようと試みているのです」と語った。特に法輪功が教える「真・善・忍」の教えについて、彼女は感激して「とても美しいです。これは非常に素晴らしい美徳で、誰にとっても有意義なものです」と言った。マルセルさんも「これらは最も挑戦的な美徳で、それを実践するには瞑想等の方法によらないと実現できない」と賛同した。

　そのため、彼らは中共がなぜ学習者を迫害するのか理解できず、「想像もつきません。人々が法輪功の修煉をしようと決断することや、参加することに対し、政治家たちが、『これらの修煉者が増えすぎた。我々にとって危険だから弾圧しなければならない』と言うなんて。これは私たちにとって理不尽過ぎます」と述べた。特に学習者については、「どのような形であっても迫害を受けるべきではありません。特に臓器収奪のような残酷な行為については、断じて許されません。人々が瞑想を選んだという理由だけで臓器を奪われるなんてあり得ません」さらに、「この迫害が続いているという事実は、中国（中共）が独裁国家であることを示している」と話した。

　中共による学習者への迫害に関し、若い音楽家のハフサ・ジャンディさんは、「非常に残念です。これが26年も続いているとは知りませんでした。でもありがたいことに、今回初めてこうした情報をここで知ることができ、人々が支援を提供できる場があるのは良いことです」と語った。彼女も署名に参加し、「このすべて（中共の迫害や臓器収奪の犯罪）を止めたい。十分な署名を集めて、本当に変化を生み出し、この悲惨な状況を本当に終わらせたい。それは到底容認できないことであり、人間性がまったくない行為なのです」と述べた。

　イタリアの警察官「中共警察の迫害は理解できない」

　「臓器収奪があるとは知りませんでした。今初めてその情報を知り、それはあまりにも異常すぎます。これを止めなければならないと思い、署名しました」と語ったのは、イタリアから家族と共にウィーンを観光に来ていた警察官のアレッサンドロ・アミーチさん。広場で学習者と交流した後、彼と家族は皆署名で学習者を支持した。

　警察官としての職務が「市民を守ること」であると明確に述べるアミーチさんは、「なぜ中共警察が学習者をそのように扱うのか理解できません」と語り、「ヨーロッパに住む私たちにとっては、この出来事はどう考えても納得出来ません」と付け加えた。

　「多くの署名が集まり、何かしらの変化が生まれることを願っています」とアミーチさんは述べ、「人々にこの事実を知らせることが非常に重要だと考えます。こうした事実を人々に知ってもらう場があることが非常に重要です」と締めくくった。

　真実を知らせることが非常に重要

　学習者たちは、この日のみならず26年間にわたり、さまざまな平和的な方法を通じて多くの人々に真実を広め続けている。この姿勢に対して、カリーナさんとマルセルさんは「素晴らしい、それに感動しました。とても重要な活動だと思います。ぜひこれからも続けてください」と賞賛した。二人はまた、自分たちが知り得た真実を多くの友人に伝えたいと思っており、「これは非常に重要なことです。今回初めて耳にした話題ですが、それについてもっと多くの人々と話すことが重要だと感じます。これは生命に関わる問題であり、無実の人々（法輪功学習者）に関わる問題です。彼らは何も悪いことをしていないのに迫害を受けています。だからこそ非常に重要なのです」と述べた。

　現在オランダに住んでいるウクライナの画家、ジュリア・バツクさんも、多くの学習者と交流しながら、彼らの修煉や活動を撮影した映像を自身のSNSに投稿し、真実を広めたいと話した。「私は臓器収奪という問題を知っていましたが、非常に酷いことだと思います。もちろん止めなければならない問題です。こうしたことが世界で起こってはならないのです」と彼女は語った。そして学習者に向けて、「あなた方がここに来て人々にこのような情報を発信していることは素晴らしいです。なぜなら、メディアではこうした情報を知ることができませんから」と話した。

　彼女は、「もっと多くの人々にこの事実を知らせるべきです。なぜなら、それによって生命を救うことができるからです。それは中国人だけではなく、世界中の人々にとっても救いになるのです」と結んだ。