文／山東省の大法弟子

　【明慧日本2025年9月8日】近ごろ、中共は煙台市莱山区の双河東路南側にある逛蕩河緑地公園（大華上海灘花園の向かい）に、いわゆる「反邪教テーマパーク」（注：中共こそが真の邪教である）を設置しました。中には師父や大法、神韻を中傷する内容が多く、それらは公園内の各所に配置されています。展示板はしっかりと固定されていて、現場には私服警官もおり、さらにテーマパークの周囲には多数の監視カメラも取り付けられているため、実物を直接取り除くのは非常に難しい状況でした。このような現状に直面し、私たちはどうすべきでしょうか？　ここでは二つの観点から同修と交流したいと思います。

　一、発正念に対する認識を正す

　今回のような事態に直面すると、同修たちは皆、発正念を思い浮かべます。では、どうすれば真に正念を発することができ、正念の威力を十分に発揮させることができるでしょうか？　そこで、私たちは発正念に対する認識を高める必要があると思います。多くの同修は発正念を「打つ手がなくなったときにやむなく取る手段だ」と誤解しており、「もうどうしようもないから、発正念するしかない」と言う同修もいます。発正念を補助手段と考えるのは、実は発正念の内涵と意義を正しく理解していないからだと思います。

　法を正す時期の修煉はすでに26年が経ちました。その間、大法弟子は常人の状態に符合しながら、常人社会で人間の方法を用いて迫害に抵抗し、真相を伝え、衆生を救うことを行う一方、神の状態で正念を発し、他の空間の邪悪や妨害を排除しつつ、魔難に遭遇すると師父に助けを求め、奇跡を現してきました。大法弟子はこうして歩み、法を正す師に手伝う使命を果たしてきました。

　人間社会での行動による実質的な効果が目に見えるのに対し、発正念の効果は自らが悟らなければなりません。徐々に、一部の同修は「行動」がより重要で、「発正念」が保障または補助にすぎないという観念を持つようになりました。同修たちが協力して物事を行う際、若くて能力のある同修が具体的なことをし、年配の同修が発正念を担当するのはよくあるパターンとなりました。難しい事態に直面して人間的な手段では解決できない場合のみ、発正念に頼るという具合です。このようなやり方は表面上問題なさそうに見えても、こうした観念が無意識のうちに根づくと、大法弟子の正念を弱め、発正念の威力も著しく損なうことになります。

　師父は早くも2001年に私たちに発正念という法の宝を授け、さらに発正念を大法弟子が法を実証する「三つのこと」の一つとして位置づけ、説法の度に、大法弟子が三つのことをしっかり行う重要性を強調されてきました。であれば、発正念は大法弟子が必ず行い、しかも確実に良く行わなければならないことです。発正念を確実に行うには、まず師父の説法から、発正念とは何かを理解する必要があります。

　師父はこのようにおっしゃっています。「正念を発することは神通を現すことであり、はっきり言って、功能の運用です。その目的は邪悪な卑しい鬼を根絶するところにあります」（『二〇〇三年元宵節での説法』）

　「正念を発するという言葉は、昔はこのような言い方ではなく、昔は神通と言われ、神通を用いるとか、佛法神通と言い、常人はそれを功能と言っていました」（『各地での説法二』「米国フロリダ州法会での説法」）

　法理から、私たちは発正念とは神通を発揮することだと分かった以上、人間的な考えにとらわれて師父が授けてくださった能力を疑うべきではありません。大法の粒子である私たちから現れてくるのは大法の威力であり、それは当然、神聖かつ比類ないものです。神通を用いるのも法を正すために必要なことで、問題を解決する根本なのです。

　師父はこのようにおっしゃっています。「大法弟子はなんと言っても修煉の人であり、わたし達は常人の社会政治団体ではなく、修煉の集団であり、神を修めているので、必ず神にまつわる奇跡が存在しています」（『各地での説法五』「二〇〇四年米国西部法会での説法」）

　法を正す進展に伴い、旧勢力が師父の按排を妨害・破壊する中で、大法弟子は修煉の次元が高まるにつれ、自らが神通を発揮する能力を確信し、旧宇宙における個人修煉の思考の制限を突破し、勇敢に神通を用い、上手に神通を使いこなし、正々堂々と能動的に神通を発揮すべきです。これは法を正す師に手伝い、衆生を救うために必要なことなのです。

　二、全体で協力して強大な正念を発する

　修煉に偶然はありません。今回、煙台・莱山区で起きたこの事態は、おそらく私たち全体が多少なりとも緩み、他の空間の邪悪を取り除くことを怠ったために、邪悪に世人を毒害する隙を与えてしまったのではないかと考えます。このため、私たちは速やかに自らの不足を探し出し、修煉状態を正し、煙台の同修全体の協力を高める必要があります。実際、一つの地域で同修が全体として協力し、発正念に真心が込められ、基準に達したとき、その威力は非常に大きなものとなります。煙台ではそのようなことが実際に起きたのです。

　2014年末、中共は煙台市莱山区の五彩広場で、法輪功を狙ったいわゆる「反邪教宣伝展覧会」を開催しました。当時、展覧は地下室で行われ、入口には警備員が立ち、行政機関の職員や学校の教職員と生徒を強制的に見学させました。そのような状況では、人間的な手段で取り除くことは無理だと判断し、協調役の同修の指示のもと、五つの区の大法弟子全員が行動を共にし、区・エリア・グループごとに時間帯を分け、リレー形式で近距離かつ高密度で強大な正念を発しました。ほどなくして、内部の関係者によれば、展覧は撤収され、各地巡回の予定も立ち消えになり、完全に沈静化しました。

　これは全体協力の成功例です。従って、今回の「反邪教テーマパーク」に対しても、煙台の同修が一体となって強大な正念を発し、その背後のすべての邪悪要素を徹底的に解体し、自らの神通を用いて完全に取り除き、存在の余地さえ与えないよう呼びかけます。法を正す修煉が今日まで進んだ今、同修たちは全体協力の面でもますます成熟しています。形式的に何かをしなければならないのではなく、同修各々が心をしっかり注ぎ込み、自分自身の事として捉えることが肝心です。邪悪を除き切るまで、発正念を止めてはなりません！

　三、真相を伝える

　もし、主催団体や公園管理者など関連人物の情報があれば、大法弟子は安全に十分配慮した上で、手紙・ビラ・電話などの方法で真相を伝えることができます。

　師父はこのようにおっしゃっています。「問題が現れたところは、すなわち皆さんが真相を伝え、救い済度する必要のあるところです」（『各地での説法二』「二〇〇二年ワシントンDC法会での説法」）

　大法弟子が慈悲と善の念をもって伝える真相には、極めて大きな威力があります。真相を理解した人は正しい選択をし、自分の立場をきちんと定めることになります。真相を伝えることと発正念を結びつけて行えば、邪悪は自然に煙のように消え去ります。邪霊が行った悪事も、私たちはそれを良い事に転じさせることができます。

　以上は個人の悟りであり、もし法に符合しないところがあれば、同修の慈悲なるご指正をお願いします。

　（編集責任者：鄭年）