　【明慧日本2025年9月10日】寧夏回族自治区銀川市の徐潤葉さんは、法輪大法を修煉し心身が健康になったため、学校に通ったことがないのに、法輪大法の著書『轉法輪』全巻を読めるようになった。徐さんは現地の人たちに大法を伝えたとして、寧夏の公安・検察・司法当局から二度も陥れられた。2016年に連行され不当に3年6カ月の刑を宣告され、2022年には再び連行され不当に2年6カ月の刑を宣告された。その後、寧夏女子刑務所に計6年間拘禁され、刑務官や受刑者から体罰や虐待など残忍な拷問を受けた。

　徐さんは今年70歳。本籍は内モンゴルで、供銷社の退職者であり、銀川市に住んでいる。徐さんはかつて乳がんを患い、片方の乳房をすべて切除した。2004年12月、徐さんは法輪大法を修煉し始め、体は次第に完全に回復し、病気もなく体が軽くなった。徐さんは幼い頃から学校に通ったことがなく、大法修煉の中で、すぐに『轉法輪』全部を読めるようになった。法輪大法は徐さんに健康な体を与え、良い人間になること、返本帰真の道理を教えた。

　不当に3年6カ月の刑を宣告され寧夏女子刑務所で拷問を受ける

　2016年11月23日午後4時頃、徐さんが銀川市金鳳区慶豊街南苑小区の東門を出たところ、張り込みの私服警官に連行された。その後、出てきた6人の法輪功学習者（以下、学習者）も次々と連行された。この警官の一団は、徐さんや他の学習者の家に押し入り、不当に家宅捜索を行った。

　徐さんや他の学習者は銀川市長城中路派出所に連行された。徐さんは派出所の警官に殴打され、不当に尋問された際、手首にかけられた手錠を警官に故意に引っ張られ、引きずられた後、徐さんの両手が腫れ、痛みを伴った。徐さんたち3人は不当に刑事拘留された。徐さんは8カ月以上拘留された後、2017年7月26日、銀川市金鳳区裁判所で不当に開廷され、同年12月中旬、不当に3年6カ月の刑を宣告されて寧夏女子刑務所に移送された。

　徐さんが寧夏女子刑務所に連行されると、まず厳重管理監区に1年以上収容され、その後、第5監区に移された。第5監区の辛という監区長は、彼女を迫害した。辛監区長は、トイレの床や各受刑者の椅子に大法を中傷する紙を貼り付け、受刑者に座らせた。その後、辛監区長は大法と大法弟子を迫害した報いを受け、何らかの罪で懲役10年の刑を科せられた。

　女子刑務所で、徐さんは深刻な迫害を受けた。刑務官と監視役の受刑者らは、徐さんに洗顔や歯磨き、洗濯を許さず、4カ月間入浴させなかった。その間、刑務官は徐さんに「転向」を強要しようとした。刑務官と監視役の受刑者らは、徐さんの頭上に録音機を置き、大法を中傷する音声を流した。徐さんの周りに人が輪になって立ち、大法を中傷する言葉を唱えたが、徐さんは心の中でずっと「法輪大法は素晴らしい」と念じていた。

　刑務官は携帯電話機で徐さんの顔を殴ったり、足を踏みつけたりした。徐さんの顔は殴られて腫れ上がり、足は踏みつけられて腫れ上がり、服は破り裂かれた。

　刑務官はまた、受刑者に指示して徐さんに十分な食事を与えず、わざと空腹にさせた。他の人が食べ残したものを捨てようとすると、徐さんは「私にください」と言ったが、しかし、彼女らはそれさえも拒み、捨ててしまった。

　刑務官はさらに、受刑者に指示して徐さんを椅子に座らせず、立たせ続けた。朝5時から夜11時まで立たせられた。受刑者の雷紅霞は、刑務官から指示を受け、徐さんの両腕の腋の下と、両太ももの内側の間に紙を挟んだ。徐さんが少しでも動いて紙が落ちると、殴られた。

中国共産党による拷問のイメージ図：スタンガンで電撃

　その上、監視役の受刑者は徐さんに3日間トイレに行かせず、徐さんのズボン3枚はすべて尿で濡れた。徐さんがズボンを洗った後、受刑者がそのズボンを持ち出し、干させず、夜に取り戻しても、まだ濡れていたため、徐さんは濡れたズボンを着るしかなかった。さらに、看守はスタンガンで徐さんに電気ショックを与えた。看守と監視役は暴力的な手段で徐さんを「転向」させることができなかったため、飴と鞭を使った。

　苦難を経て、2020年5月23日、徐さんは寧夏女子刑務所から解放された。

　再び不当に2年6カ月の刑を宣告され、再び寧夏女子刑務所で迫害を受ける

　徐さんが3年6カ月の不当な拘禁を終えてから2年も経たないうちに、2022年1月16日、67歳の彼女は、現地の住民に法輪大法の素晴らしさと迫害の実態を理解してもらうため、銀川市で真相チラシを貼った。それが監視カメラに撮影された。その後、当局は不当に徐さんの家を捜索し、彼女を銀川市留置場に連行し拘留した。2022年9月、徐さんは銀川市西夏区裁判所によって不当に2年6カ月の刑を宣告された。

　2023年2月7日、徐さんは寧夏女子刑務所の第6監区（いわゆる厳重管理監区）に連行された。そこで、看守や受刑者らは徐さんに「転向」を強要し、拷問を加え、殴打し、激しく地面に突き倒した。彼女の頭には拳大の真っ赤なこぶができ、地面のタイルは彼女の頭で一塊欠けてしまった。刑務所は責任を負うことを恐れ、急いで徐さんを病院に搬送した。医師の検査結果は、血液が脳に流れている可能性があるということだった。だが、刑務官は徐さんを第5監区（隔離監区）に移送した。

　ここでは、刑務官や監視役の受刑者が徐さんを苦しめ、殴ったり、平手打ちをし、睡眠を許さなかった。ベッドの板を取り外し、徐さんはベッドフレームの3本の鉄棒の上に寝るしかなかった。掛け布団もなく、その状態で1カ月以上その状態で睡眠をとっていた。

　徐さんが床で座禅を組むのを阻止するため、彼らは床に水をまき、布を敷いた。徐さんは正念を堅持し、「転向」を拒否した。彼らは徐さんの息子を刑務所に呼び、彼女の「転向」を説得させようとした。また、徐さんの息子の家にも頻繁に嫌がらせに行き、息子を脅した。

　2024年7月16日、徐さんは2年6カ月の不当な拘禁を終え、正念をもって帰宅した。