　【明慧日本2025年9月10日】（河南省＝明慧記者）河南省開封市の法輪功学習者・馬永恒さん（53）は2024年8月17日、地元の警官により不当に連行された。自宅は家宅捜索を受け、パソコン、プリンターなどの私有物が押収された。現在に至るまで、馬さんは開封市留置場に拘束されており、すでに1年以上が経っている。

　馬さんは、開封市順河回族区曹門関中通りに在住。法輪功を学んでから真・善・忍の理念に基づいて自己を律し、良い人を目指していることで心身ともに健康になった。

　しかし、中国共産党政権（以下、中共）による法輪功への弾圧の中で、馬さんは法輪功を堅持したことにより、これまでに3度にわたって労働教養処分を受け、開封市労働教養および河南省第三労働教養でさまざまな迫害を受けた。

　以下は馬さんが述べた受けた迫害の事実である。

　1999年7月20日、中共が法輪功への残酷な迫害を開始した後も、馬さんは法輪功をやめないとして、開封市労働教養所に拘束された。

　2003年11月14日、馬さんは開封市公安局国内安全保衛部門（法輪功迫害の実行機関。以下、国保）の劉躍進らにより連行された。警官は徹夜して事件処理を行い、馬さんを開封市労働教養所に拘禁した。

　開封市労働教養所は様々な手段で法輪功学習者に対して残酷な迫害を行っていた。その手段は、暴行、独房への監禁、炎天下で晒し、「大」の字に鉄のベッドやドア、窓に手錠で拘束、タバコの火で腕を焼く、棒で足の指を激しく打つ、極めて苦痛な姿勢の強制、口をこじ開けて痰を吐き込む、ミネラルウォーターのボトルを肛門に入れて水を注ぐ、両手を手錠で繋いだままライターで火傷させる、二人組でクロス状に手錠拘束、過酷な強制労働などである。

　2008年6月23日、馬さんは開封市禹王台区の警官に尾行・連行され、国保で拷問による自白を強要されたが、警官は何も得られなかった。その後、馬さんは秘密裏に許昌市にある河南省第三労働教養所に拘禁された。

　河南省第三労働教養所も各種の残酷な手段で法輪功学習者を迫害していた。その手段は、綱縛り、羊の丸焼き、拘束服、電気ショック、暴行、長時間の睡眠剥奪、性的虐待、無理やり灌食、独房監禁、針で指先を刺す、タバコの火で焼く、足の指を叩く、ブラシで肛門をこする、尿を飲ませる、糞便を塗る、壁に向かって立たせる、全裸の状態で冷水をかける、水責め、飢餓、超負荷の強制労働などである。

　（注：法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照）