　【明慧日本2025年9月11日】（黒竜江省＝明慧記者）黒竜江省牡丹江市に所属する東寧市の法輪功学習者（以下、学習者）・申金祥さん、賈艶鳳さん、蘇宏さん、蘇英さん、楊奎さんは、7月18日に警官に連行され、8月19日には5人の案件が海林市検察庁に送致された。

　7月18日午後4時頃、東寧市の学習者・申金祥さん（男性）、楊奎さん（男性）、賈艶鳳さん（女性）、蘇宏さん（女性）、蘇英さん（女性）、王秀芝さん（女性）、孫偉麗さん（女性）、郎翠香さん（女性）、彭守鳳さん（女性）の9人が、東寧市公安局政治保安部門、東寧市第一派出所、第二派出所、刑事捜査大隊の警官により連行され、家宅捜索を受けた。男性学習者は東寧市留置場に拘束され、女性学習者は牡丹江留置場に拘束された。王秀芝さん、孫偉麗さん、郎翠香さん、彭守鳳さんの4人はその後解放され、帰宅した。

　8月19日、東寧市公安局政治保安部門は、申金祥さん、賈艶鳳さん、蘇宏さん、蘇英さん、楊奎さん5人の案件を海林市検察庁へ送致した。

　家宅捜索時における警察の違法行為

　1、警官は、楊奎さんの自宅から現金3万8000元を押収したが、翌日になって全額を返還した。しかしながら、警官はなお「捜査のため」と称し、楊さんの野菜販売用の釣り銭袋を返却しておらず、家族からの返還要請にも応じていない。

　2、蘇宏さんの姉である蘇英さんは、山東省から東寧市の妹宅を訪問中であったが、その際、政保部門の警官が蘇宏さん宅から蘇英さんの退職金1万9000元を密かに持ち去った。後日、家族が資金の所在を問いただすため公安局政保部門を訪れたところ、政保隊長の魏鑫は「捜査中のため保管している、事件終了後に返還する」として、返還を拒否した。

　3、警官は賈艶鳳さんを拘束後、賈艶鳳さん宅の鍵を押収した。7月25日、政保隊長の魏鑫ら3人は、賈艶鳳さんが不在であることを知りながら、その鍵を使い無断で住宅へ侵入した。そのとき、たまたま帰省中であった賈艶鳳さんの娘が家にいた。警官3人は制服を着用しておらず、身分証の提示も行わず、記載のない空白の捜索令状のみを所持していた。現在も政保部門は、賈艶鳳さんの私有物、住宅の鍵を押収したまま、さらに銀行口座を凍結した。

　4、彭守鳳さんは、拘留所にて転倒により重傷を負い、自力での生活ができなくなった。また、他の学習者の中には血圧が200近くに達する高血圧状態が確認されていたが、それにも関わらず、留置場および政治保安部門は拘束を継続している。

　（注：法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照）