　【明慧日本2025年9月11日】北京市延慶区の法輪功学習者・石翠英さんは2025年7月25日、北京市大興刑務所によって自宅から連行された。石さんには不当に懲役3年9カ月の判決が下されている。詳細については調査中である。

　2020年8月19日、石さんとその娘の郭萌さんは、あるスーパーマーケットで連行された。その後、警察は郭萌さんを脅迫し、自宅を不当に家宅捜索したうえ、石さんが新たに購入した家屋にまで押し入って物品を強奪し、法輪功の勉強用の私物などを持ち去った。

　迫害に加担した警官らは、石さんに対して、5月から尾行していたことを明かし、その際に撮影した複数の写真や、新居の対聯（門に掲げられる装飾）の写真を見せたという。2人の行動は、警官らによって詳細に掌握されていた。

　2020年8月21日、石さんは、いわゆる「保釈」の名目で帰宅を許されたが、娘の郭萌さんは昌平留置場に不当に拘禁され、不当に逮捕された。

　郭萌さんは、昌平検察庁により起訴され、昌平裁判所に起訴されて不当な裁判にかけられた。検察官は朱吉鵬、裁判長は王瑩である。詳細は調査中である。

　石さんが帰宅した後も、昌平検察庁にたびたび嫌がらせを受け、「法的手続きを進める」と言われた。

　2025年7月25日、大興刑務所は石さんを自宅から連行し、いわゆる「収監」と称した。石さんに対する罪のねつ造や裁判経過などについては、引き続き調査中である。

　明慧ネットによる報道と統計によれば、2024年には北京市地域において法輪功学習者が中国共産党から迫害を受けた件数は少なくとも306人に及び、このうち12名の学習者が冤罪のまま命を落とし、34名が不当に判決を受け、24名が不当に裁判にかけられた。そして、26名が不当に起訴され、少なくとも98人の学習者が連行され、66人の学習者が嫌がらせを受け、34人の学習者が不当に監視や尾行を受けている。