　【明慧日本2025年9月12日】9月2日はニューヨークのコロンビア大学の秋学期の始業日。9月2日と3日、キャンパスはとても賑わい、学生サークルが校内外にブースを設置してサークルの紹介を行い、学生の参加を呼びかけた。

　法輪大法サークルは、宗教信仰団体として9月3日に同大学の宗教生活部門が主催する「宗教生活アクティビティ・フェア」に招待され、参加した。

'图1：哥伦比亚大<span class='voca' kid='88'>学法</span>轮大法社团（Falun Dafa Club）部份学员合影'

記念撮影するコロンビア大学法輪大法サークルの学生

　宗教生活アクティビティ・フェアは、コロンビア大学の秋学期「Welcome Back（おかえりなさい）」イベントの一部として行われている。キャンパス内のさまざまな宗教団体について知ろうと、多くの学生が次々と訪れている。

　コロンビア大学の宗教生活ウェブページによると、同大学には数十の宗教系学生サークルがあり、その中の一つが法輪大法サークルである。法輪大法サークルのウェブページでは次のように紹介されている。「コロンビア大学法輪大法サークルは、大学コミュニティに対し、法輪大法の功法と信仰体系を学び修煉する機会を提供し、法輪大法が代表する中国の伝統的価値観を広め、中国本土で法輪大法修煉者が迫害を受けている事実を伝えます」

'图2～5：不同族裔的学生来到法轮大法社团的摊位前了解<span class='voca' kid='62'>真相</span>'

法輪大法についてもっと知りたいと法輪大法サークルのブースを訪れる学生

　イベントでは、法輪大法サークルは法輪大法の紹介リーフレットや美しい小さな蓮の花の飾りを用意し、動功の功法も実演した。展示パネルはとても目を引き、中国発祥で古代の伝統に根ざした精神修煉法である法輪大法を紹介した。展示パネルには、道徳的な教えの重要性、五式の功法を無料で指導、オンラインでの無料書籍や映像の提供、そして修煉者が得られる顕著な健康効果や精神的向上についても説明されている。

法輪大法サークルのメンバーと語り合う学生

　異なる民族の学生が法輪大法サークルのブースに訪れ、資料と小さな蓮の花を受け取り、連絡先を残して活動に参加したいと希望した。

　中国人留学生の明さんが法輪大法の紹介資料を受け取った。法輪大法サークルの学生が、中国国内での中国共産党（以下、中共）による残酷な法輪功迫害や国外への越境弾圧の実態を伝えると、明さんは中国の閉ざされた環境は好きではなく、アメリカの自由な雰囲気が好きだと語った。そして、連絡用のメールアドレスを登録し、法輪大法サークルがコロンビア大学で大学院に在籍する中国本土の留学生ともっと交流してほしいと希望した。

　法輪大法サークルのブースにいた馬さんによると、中国本土から来た留学生のジェームズさんはイスラム教徒で、中共が宗教団体を迫害している実態を知りたがっていた。学習者が共産党による宗教団体への迫害や、学習者からの生体臓器収奪、さらにはウイグル人への迫害について語ると、ジェームズさんは真剣に耳を傾け、次々と質問を投げかけた。学習者は彼に中国語と英語版の『共産党についての九つの論評』を勧め、ジェームズさんは強い関心を示した。そして連絡用のメールアドレスを残し、今後さらに多くの情報を得たいと述べた。

　法輪大法サークルの代表であるエリックさんは、このサークルが1999年に設立され、主な活動は法輪功の書籍をグループで学ぶことや坐禅をすることのほか、不定期に中共による法輪功迫害に関する資料の展示を開催したり、人権や迫害の実態を伝える映画を鑑賞したり、サークルの資金を申請して団体チケットを購入し、学生や卒業生を率いてリンカーンセンターで神韻公演を観に行くといった活動を行っていると語った。

コロンビア大学法輪大法サークルの学生が法輪功の功法を学ぶ様子（写真提供：コロンビア大学法輪大法サークル）

　エリックさんは、法輪大法サークルの活動がとても良い反響を得ているという。彼は「迫害の実態を知った多くの人々は、まるで種を蒔かれたように、さらに迫害の実態を多くの人々へと伝えていくのです」と語った。

　9月2日の夕暮れ時、今年3月にコロンビア大学内で迫害の実態を伝える映画を鑑賞した男性が、法輪大法サークルのブースを見てとても興奮した様子で、自分の鞄から「ガンジン・ワールド」というウェブサイトのしおりを取り出した。このプラットフォームでは複数の迫害の実態を伝える映画が上映されており、彼はそれを半年間ずっと鞄に入れて持ち歩いていたという。この男性は学習者に支持と感謝の気持ちを伝え、今後のサークル活動にぜひ参加したい、必ず知らせてほしいと言った。

　9月3日、法輪大法サークルのブースの前を通りかかった大学3年生の学生が、以前に法輪功の功法を学んだことがあると話し、第一式功法をその場で披露した。彼女はさらに学びたい意向を示し、サークルの今後の活動について知らせてもらえれば嬉しいと述べ、校外でのグループ煉功に時間があるとき参加したいとも話した。

　校外の展示ブースで女子学生のグループが「法輪大法は素晴らしい」と印刷された小さな蓮の花の飾りを受け取り、上州ロータリークラブ会長のアンジェラ・リーさんの説明を聞いた後、喜んで記念撮影をした。多くの教職員と学生が『法輪功保護法案』の提案に賛同して署名した。

小さな蓮の花の飾りを手に記念撮影する女子学生のグループ

　イベント中、法輪功学習者は校外の展示ブースで、中国からの留学生が直面するビザ問題の解決を支援し、学生や通行人の関心を引いた。コロンビア大学の新学期初日には、「世界退党サービスセンター」が特別にブースを設置し、中国留学生が直面する現在のビザ課題への対応を支援した。「世界退党サービスセンター」のスタッフは、留学生が直面する困難の根本原因は個人にあるのではなく、中共政権にあると伝え、中国の学生が自ら中共との関係を断ち切ると表明すれば、米国政府や社会からの信頼を得やすくなると説明した。

　中国からの留学生エドウィンさんは明慧記者の取材に対し、「私は中国の悠久な歴史と文化を愛しており、『史記』などの伝統的な古典も敬服しています。しかし、中共がもたらすのは抑圧と恐怖であり、特に宗教信仰者への弾圧は顕著です。中国には自由に発言できない友人が多く、そのことを非常に心痛く思います」と語った。

「自分は中共政権の行いに強く反対している」と話すエドウィンさん

　エドウィンさんは強調して、アメリカで生活する中国人として、言論の自由や宗教の自由の重要性を身をもって実感しており、「これらの価値こそ、アメリカ社会が最も大切にすべき核心である」と述べた。

優美で穏やかな功法を実演する法輪大法サークルの学生

　2日間のイベントは大いに実り、多くの学生や通行人が喜んで蓮の花の飾りを受け取り、中共の法輪功迫害を伝えるチラシをじっくりと読み、家族や友人と話し合った。多くの人々は「この迫害のことを聞いたことがあります。皆さんを全力で応援します。どうか活動を続けてください。私はもっと多くの人に伝えます」と語った。

　新学期が始まり、学生たちは元気にあふれ、キャンパス内外は祝祭の雰囲気に包まれていた。それはまた、新たに法輪大法の素晴らしさを知る人々の喜びでもあった。