　【明慧日本2025年9月13日】河南省洛陽市在住の法輪功学習者・王麗娟さん（73歳女性）は、2023年に洛陽裁判所により懲役5年の不当な判決を宣告され、現在は河南省新郷女子刑務所に拘禁されている。王さんは転向を断固として拒否したため、厳しい迫害を受け、その結果、背中に大きな悪性の腫瘍が発生し、化膿してしまった。現在、気温が高く、当該刑務所における法輪功学習者への迫害は極めて悪質であるため、入浴はおろか、腫瘍の清拭すらできない状況にあり、王さんの健康状態は極めて深刻である。

　王さんと夫の李樹林さんはいずれも法輪功学習者である。中国共産党（以下、中共）が1999年7月に法輪功迫害を激化させて以降、夫婦は「真・善・忍」への信念を堅持していたため、たびたび中共による迫害を受けてきた。2008年以前も、2人は何度も連行や洗脳、不当な家宅捜索および拘留を繰り返し受け、王さんはやむなく放浪生活を余儀なくされ、不当に4年の刑を科された。

　2023年の旧正月期間、李さんと王さん夫婦は縁のある人々に法輪功の真実が書かれた資料を配布していた際、中共による法輪功への誹謗中傷を信じる人から通報された。2023年1月31日、洛陽市澗西区の政保警察が2人の自宅に押し入り、夫婦を連行した。その後、2人は不当に居住監視下に置かれた。

　2023年3月から4月にかけて、李さんと王さんは再び警察に連行され、その後、不当かつ秘密裏に裁判所で刑を宣告された。李さんには懲役4年、王さんには懲役5年の不当な判決が科された。王さんは河南省女子刑務所（新郷女子刑務所）に送り込まれ、迫害を受けている。

　河南省女子刑務所における法輪功学習者への迫害は極めて残酷である。その中でも第9監区は学習者に集中的に迫害を加えている。学習者が留置場から新郷女子刑務所第9監区に移送されると、受刑者に包囲され、いわゆる「転向」を強要され、「三書」（決裂書・保証書・悔過書）を書くように迫られる。

　「三書」を書くことを拒否した場合、睡眠を許されなかったり、ほとんど睡眠を取れなかったり、他の人との接触や会話を禁じられ、単独で拘束されることとなる。明慧ネット2023年の報道によると、河南省女子刑務所には学習者が多数不当に拘禁されており、その多くは80歳以上の高齢女性である。中には迫害により自立できなくなり、車椅子での生活を余儀なくされている者、脳性麻痺となった者、認知症を患っている者もいる。