　【明慧日本2025年9月15日】（黒竜江省＝明慧記者）ハルビン市阿城区の法輪功学習者・趙彩霞さん（73）は、法輪功を修煉していることを理由に、今年4月25日、警官により連行され、不当に刑事拘留された。7月28日、ハルビン鉄道運輸検察庁に送致され、現在、司法迫害の危機に直面している。趙さんの夫と娘は共に病と障がいを抱えており、自力での生活が困難な状態にある。すべての介護と世話を趙さんが担っており、趙さんが一家の大黒柱となっている。

　趙さんは、ハルビン市阿城繊維染色工場の元職員であり、品質検査課の副課長を務めていた。以前にはリウマチ、痛風、脚の痛みなどに長年苦しみ、壁にすがって歩かなければならず、立つときも壁に寄りかかるほどであった。多くの病院で治療を受けたが、症状は悪化する一方であり、ほぼ寝たきりとなり、生きる気力さえ失っていたという。

　2005年、趙さんは法輪功に出会い、学法と煉功を通じてわずか2カ月で、長年苦しんでいた病気はすべて快癒し、健康を取り戻した。それ以来、真・善・忍の理念に基づいて人としての在り方を正し、心身ともに健やかに過ごしてきた。

　趙さんの夫は、椎間板ヘルニアや痛風、脳嚢虫症による脳疾患を患っており、症状が重い時は寝たきりとなり、日常生活が自力では送れない。また、娘も精神疾患を抱えており、常に介護が必要である。さらに弟は1986年の交通事故により高位脊髄損傷を負い、胸から下が完全に麻痺している。すべて趙さんと妹が世話していた。

　しかし今年4月25日、姉の趙さんと妹の趙彩紅さんがハルビン駅の待合室で列車を待っていたところ、警官による捜査を受け、荷物の中から真相紙幣（法輪功迫害への実態が書かれている紙幣）が見つかったことを理由に、その場で派出所に連行された。警官はさらにそれぞれの自宅に行き、法輪功創始者の写真、法輪功の書籍、資料などを押収した。

　その後、妹は15日間拘留され、趙さんは「刑事拘留」という名目で、現在もハルビン第二留置場に拘束されている。7月28日、警察は趙さんを起訴に向けて、ハルビン鉄道運輸検察庁に送致した。

　家族全体の世話を一手に担ってきた趙さんは現在、不当に拘束され、司法的な迫害に直面しており、家族の生活は極めて困難な状況に陥っている。