　【明慧日本2025年9月16日】（明慧日本記者センターの報道）法輪功学習者（以下、学習者）は9月13日と14日の2日間、神戸と大阪の2都市でそれぞれパレードを開催し、法輪功の素晴らしさと、中国で中国共産党（以下、中共）による迫害を受けている事実を伝えた。

　時まさに大阪・関西万博の開催期間中であり、加えて3連休ということもあり、日本国内および海外からの観光客が絶え間なく訪れていた。9月13日、学習者たちは神戸でパレードを行った。パレードの隊列に掲げられた「真・善・忍は素晴らしい」「直ちに法輪功への迫害を停止せよ」「中国共産党からの脱退 4.5億人突破」などの横断幕は、沿道の人々に力強いメッセージを伝えた。多くの人々が写真や動画を撮影し、ある人は学習者たちに「頑張って」と声をかけ、また、車の窓を開けて学習者たちに拍手を送る人もいた。さらに、その場で三退する中国人もいた。

9月13日に神戸でパレードを行う学習者

　市議会議員が駆けつけ「私はずっとみなさんを支持します」と表明

　パレード出発前、兵庫県芦屋市議会の川上あさえ議員が、出発地である東遊園地公園に駆けつけ、学習者にエールを送った。

パレード前に駆けつけ支持を表明した兵庫県芦屋市議会の川上あさえ議員

　川上議員は、学習者に限らず世界中の多くの人々が中国の現状に憤慨していると述べ、中共の統治下にある中国では思想や信仰の違いによって迫害される事例が至る所にあると言及した。元新聞記者であり、現職の議員として、社会全体が一人一の思想、信仰、そして活動の自由を守らなければならず、このことは社会の健全な発展にとって極めて重要であると訴えた。

　川上議員は「人権の概念というものが、唯一、世界の国境を一つにする概念だ」との考えを示した。そして、学習者の活動が神戸から世界へと広がることに期待を寄せ「頑張ってください。応援しております」と激励した。

　参議院議員が「臓器狩りは人類史上類を見ない犯罪行為」と強く非難

　参議院議員の山田宏氏はメッセージを寄せ、中共による法輪功への迫害および生体臓器収奪という悪事を厳しく非難した。山田氏は「臓器狩りは人類史上類を見ない犯罪行為であり文明に逆行する野蛮で非人道的な迫害行為」であると断じた。そして、人権、民主主義、法の支配を重んじる国家として、日本政府には中共政府に対して強く抗議し「生体臓器収奪」という非人道的な犯罪行為を即刻停止させるために行動する責任があると主張した。

　山田氏は最後に、学習者と連携し中共政府と断固として対峙していく決意を表明した。

　衆議院議員「困難を恐れず固い意志で前進しよう」

　衆議院議員の石橋林太郎氏もメッセージを寄せた。石橋氏は、8年前に中共による生体臓器収奪の実態を映したドキュメンタリー映画『信じ難い』（Hard to Believe）を観て以来、広島の学習者と共に（反迫害）活動を続けてきたと振り返った。世界および日本において、中共の非人道的な暴挙に対する認識は次第に高まっているが、中共は今なお国際社会の懸念を無視し学習者への迫害を続けている、と石橋氏は指摘した。

　石橋氏は「私たちの戦いはまだ道半ばです」と述べ、困難な道のりではあるが、諦めずに前に進むことの重要性を強調した。そして、パレードが「問題解決への新たな一歩」となることへの固い信念を表明し「共に頑張りましょう」と呼びかけた。

　県議会議員「決して許されることではなく、絶対にあってはなりません」

　兵庫県議会議員の黒川治氏は集会に宛てたメッセージの中で、中共による法輪功への迫害および生体臓器収奪に断固として反対すると表明し、「決して許されることではなく、絶対にあってはなりません」と強く非難した。黒川氏は、今回のパレードがより多くの日本人に中共の人権侵害を理解させる機会となることに期待を寄せ、皆で共に日本政府に対し、中共の非人道的な行いを即刻停止させるよう訴えかけていこう、と呼びかけた。

　もう一人の兵庫県議会議員である大矢卓志氏は、集会にメッセージを寄せ、1999年7月以来の26年間、法輪功が受けている弾圧はますます厳酷になっていると指摘した。学習者は、強制労働、残虐な拷問、性的暴力に直面しているだけでなく、生きたまま強制的に臓器を摘出し売買する「臓器狩り」という、おぞましく許しがたい蛮行が野放しにされている現状を「まさに国家犯罪」と断じた。大矢氏は、学習者が「真・善・忍」の教えに基づき、人の道に則った平和的な方法で不退転の抵抗を続けていると評価した。特に今年5月に米国下院で「臓器収奪阻止法案」と「法輪功保護法案」が全会一致で可決されたことを特筆すべき動きとして挙げた。しかし、大矢氏は英国や台湾など他国でも同様の動きがある中で、日本では顕著な動きが見られないことを「極めて遺憾」と表明した。今回のパレードが、日本全体で「臓器狩り」の問題に関する世論を喚起することに大きく貢献することを希望した。

　法輪大法学会会長「より多くの人々に中国共産党の邪悪な本質を認識させよう」

　法輪大法学会会長の稲垣氏は集会でのスピーチで、万博の期間中に世界および日本全国から人々が関西に集まる中、この地でパレードを開催し、人々に法輪功が迫害されている実態を伝えることの意義に言及した。

　稲垣氏はまた、学習者が受けている迫害や、中共が世界にもたらしている害悪について、未だ多くの人々に知られていないと指摘した。そして、中共の最も非道な行為の一つが「生体臓器収奪」であると述べた。中国で不当に拘束された多くの無実の学習者が、生きたまま臓器を摘出され、その臓器が外貨獲得のために売買されているという衝撃的な事実を告発し「歴史的にこんなことは今までなかったと思います。本当にひどい信じられない話ですが、事実として捕らえられた私たちの仲間から生きたまま臓器を取り出してそれを売り飛ばすんです」と強く訴えた。

　稲垣氏はスピーチの最後に、今回のパレードがより多くの人々に中共の邪悪さを知ってもらう「きっかけ」となることへの期待を表明した。そして、パレードの参加者に対し「真実をそして中共の邪悪さを伝えることを使命感として私たちのパレードを行いたいと思っています。一人一人が正念を持ってされていただければ必ずや町の人それから他の観光客の方にもこの思いが伝わるんじゃないかと考えています」と激励した。

　日本人「中国共産党に決して屈服しないでください」

　多くの観光客がパレードを見た後、強い共感と支持を表明した。藤沢さんの家族がパレードに参加しており、藤沢さんは「みんな人類なので、同じように地球上に生きてる同士で迫害とか、虐げ合うっていうのは間違ってると思います」と法輪功への迫害や生体臓器収奪は人として絶対に許されない行為であることを主張した。

藤沢さん

　アメリカからの観光客であるダグさんは、法輪功が提唱する「真・善・忍」を称賛し「たとえ宗教や考え方が違っていても、誰もがこうした同じ価値観を持つべきです。そのことを心から尊敬します」と語った。ダグさんはまた、学習者のために特別に神に祈りを捧げ、神が学習者に力を与え、世の邪悪と勇敢に戦えるようにと願った。

アメリカ人観光客のダグさん

　山本さんは学習者に対し「中国共産党に負けるな」と激励した。藤原さんは「中国共産党は世界の敵です。必ず皆さんを救って正しい中国に戻していきましょう」と語った。