　【明慧日本2025年9月17日】

　重慶市の林忠英さんは二審に直面

　重慶市第一中級裁判所は9月17日午前10時20分、法輪功学習者・林忠英さんに対する二審を行う予定である。

　河北省遷西県の王志新さんが提訴される

　河北省遷西県の法輪功学習者・王志新さんは13年間の放浪生活を余儀なく強いられたが、2025年7月16日に唐山市曹妃甸区で連行された。

　9月11日、王志新さんは「国家機密漏洩」という濡れ衣の罪を被せられ、遷西県検察院に起訴され、案件を遷西県裁判所に渡された。

　福建省福州市の張国利さんは迫害に断食して抗議

　9月10日夜、張国利さんは福州市蓋山派出所に連行され、24時間後、同市公安局案件処理センターに移送された。そこで、張国利さんは身体検査を強制的に受け、採血をされた。9月13日まで、張国利さんの妻は召喚状や拘留通知書を一切受け取っていない。

　張国利さんは現在、福州市第二拘置所の209室に拘禁されており、迫害に抗議するため、4、5日間断食している。

　黒竜江省の宋瑞香さんが大慶第二拘置所に拘禁

　2025年9月8日、黒竜江省の法輪功学習者・宋瑞香さんは肇源県薄荷台郷市場で法輪功について人々に伝えていた際、中共の誹謗中傷宣伝を信じる人に通報された。その日、宋瑞香さんは肇源県の警官に同県公安局に連行された。その後、大慶第二拘置所に移送された。拘置所側は瑞香さんと家族の面会を許可していない。

　瀋陽市皇姑区の易曉琴さんが警官から嫌がらせ

　遼寧省瀋陽市皇姑区の法輪功学習者・易曉琴さんが9月12日に新楽派出所の警官から嫌がらせをされた。

　9月2日午前9時過ぎ、趙という警官は易曉琴さんの自宅に来たが、易曉琴さんは不在だったため、易曉琴さんの母親の写真を撮った。警官はまた、「午後に来る、上の指示だから」と言って去った。

　午後3時10分、警官・趙と女性私服警官が易曉琴さんの家に来た。「採血する」という警官に、易曉琴さんは従わず、拒否した。そして、警官は写真を撮ろうとしたが、易曉琴さんに拒否された。9月3日朝7時40分、警官は易曉琴さんの家のドアを叩き、易曉琴さんが家にいるかどうか確認した。

　瀋陽市の張湃さんの家を家宅捜索

　9月6日午後、遼寧省瀋陽市の法輪功学習者・張湃さんが棋盤山で人に法輪功について伝えていたところ、私服警官に写真を撮られたが、警官から逃れた。警官は顔認証を通じて、張湃さんだとわかった。夜、警官は張湃さんの家へ家宅捜索に行ったが、張湃さんが不在だったため、張湃さんの家族に連絡し、帰るように呼び戻し、家宅捜索した。

　天津市薊州区の付愛霞さん、郭桂栄さんが迫害される

　天津市薊州区東施古鎮東晋公坨村の法輪功学習者・付愛霞さんが保釈を条件とした捜査対象となった。付愛霞さんと同時に連行されたのは法輪功学習者・郭桂栄さんである。

　付愛霞さん（70歳女性）は8月28日午前、尤古荘鎮の市場で法輪功の資料を配布中に同鎮派出所の警官によって、直接薊州区公安分局の刑事警察大隊へ連行された。その後、10人以上の警官が付愛霞さんの自宅を捜索し、法輪功創始者の写真や香炉などを押収した。

　警官らは付愛霞さんを直接病院に連行し健康診断をさせたが、付愛霞さんの血圧が200mmHg以上と診断されたため、入所基準を満たさず、拘置所は受け入れを拒否した。8月29日、保釈され自宅待機となった。警官は付愛霞に弁護士を依頼するよう通告した。

　湖北省黄陂祁家湾派出所の警官が朱昌鳳さんの家を家宅捜索

　2025年8月上旬、湖北省黄陂祁家湾派出所の警官は法輪功学習者・朱昌鳳さん（73歳女性）の家を家宅捜索し、法輪功創始者の写真、法輪功書籍及び法輪功の資料を押収した。

　山東省煙台市福山区の李永玲さんに対する迫害状況

　山東省煙台市福山区の法輪功学習者・李永玲さんの娘が公安局の国内安全保衛部門の警官から電話を受け、「母親の事件はすでに検察院に送致された。家族が付き添って来るか、本人だけが来るか」と告げられた。娘は「家族が付き添う」と答えた。

　山東省龍口市の傅秋栄さんが嫌がらせを受ける

　2025年9月9日午前、傅秋荣さんが水を汲みに出かけ、戻ると東莱の警官が自宅のインターホンを押していた。傅秋栄さんが用件を尋ねると、彼らは「聞き取り調査に来た」と答えた。傅秋栄さんは「何を聞き取るのか」と問うと、彼らは「外で写真を撮ろう」と言った。傅秋栄さんが「ダメだ」と言うと、彼らは立ち去った。

　湖北省応城市の汪長平さんが再度連行される

　2025年9月12日午前11時20分、湖北省雲夢県の国内安全保衛部門と雲夢県城南派出所の警官3人が電動自動車で私服姿のまま応城市東馬坊の法輪功学習者・汪長平さんの自宅に行き、押し入り、汪長平さんを直接雲夢病院に連れて行き、心電図検査を実施した。その後、彼らは汪長平さんを雲夢拘留所に直接送り、拘禁した。

　これは2025年8月13日午後3時以降、雲夢県国内安全保衛部門と雲夢城南派出所の警官3人による汪長平さんへの再度の連行である。雲夢県城南派出所で案件処理に関与した警官は楊勇と周小龍である。

　河北省滄州市の李麗さんが石家荘女子刑務所に換金

　2025年9月11日、李麗さんの家族は石家荘女子刑務所からの書面通知を受け取った。河北省滄州市の李麗さんは2025年9月4日、石家荘女子刑務所に不法収容され迫害を受けている。

　湖北省黄岡市の麻城市白果鎮の訚愛梅さんが連行される

　2025年9月12日午前、湖北省黄岡市麻城市白果鎮の法輪功学習者・訚愛梅さんが白果鎮派出所の警官2人に連行された。

　数日前、訚愛梅さんは白果鎮居民委員会から電話で嫌がらせを受け、居民委員会へ出頭するよう要求された。その前、白果鎮の法輪功学習者・羅亜雄さんも派出所と居民委員会から自宅にまできて、嫌がらせを受け、「誓約書」を書くよう要求されていた。

　黒竜江省巴彦県の万国君さんが警官に連行される

　黒竜江省巴彦県の法輪功学習者・万国君さんは2025年7月8日、警官による家宅捜索を受けた。当時、万国君さんは不在で、警官は万国君さんを捕まえられなかった。2025年9月初旬、警官は万国君さんの家の近くで張り込みをし、万国君さんを連行した。

　大慶市譲胡路区の王正勇さんが刑務所に監禁

　黒竜江省大慶市譲胡路区の法輪功学習者・王正勇さんは2024年12月、大慶市譲胡路区裁判所により不当に7年の懲役刑と罰金5万元を宣告され、2025年7月末に黒竜江省女子刑務所集中訓練監区へ監禁され、引き続き迫害を受けている。

　黒竜江省泰来刑務所における法輪功学習者への迫害状況

　黒竜江省泰来刑務所は法輪功学習者を迫害する巣窟であり、多数の学習者が迫害により死傷している。現在少なくとも30人以上の男性学習者がここに拘禁されている。法輪功学習者が「転向」しない場合、独房の拘禁、電話も手紙も禁止され、毎月使えるお金は100元しかできないという。

　法輪功学習者への迫害手段の多くは、まず唐辛子水を使用することである。唐辛子水には数種類あり、最も強力なものはウイグルの囚人用で、最も濃く、薬品が混入されており、全身の脱力感などを引き起こす。薬効は約2時間持続する。この間、水で洗い流すことはできず、水をかけると逆に辛さが増し、刺激が強まる。別の手段としては、法輪功学習者に睡眠を許さず、徹夜させ続ける。

　以下は近年の一部迫害事例である。

　2019年7月30日、歩行不能の呂観如さんが呼蘭刑務所に担ぎ込まれた。信仰を堅持し「転向」を拒否したため、同年11月に泰来刑務所に移送され迫害が続けられた。呂観如さんは泰来刑務所で厳重管理と暴力による「転向」を強要された。2021年4月4日、呂観如さんは泰来刑務所で不可解な「脳出血」により死亡した。享年69歳。

　密山市の法輪功学習者・鐘国全さんは、2020年3月4日に法輪功の資料を配布したとして警官に連行され、後に懲役3年6カ月の判決を宣告された。2022年2月6日、刑務所で迫害により死亡した。享年72歳。

　黒竜江省綏芬河市の法輪功学習者・李鵬さん、張忠さん、申玉国さんは2025年2月末に牡丹江刑務所集中訓練隊に送られたが、同年4月初めに泰来刑務所に移送された。

　黒竜江省ハルビン市の法輪功学習者・トン明宇さんは、2025年2月27日、ハルビン市道里区裁判所の文昌福らにより懲役5年3カ月の不当判決を受けた。トン明宇さんは双城区拘置所に不当に拘禁されたが、迫害に抗議するため、6カ月間断食を続けた。毎日強制的に灌食をされている。

　黒竜江省チチハル市克山県の法輪功学習者、王文さん（73）は3年の判決を受けた。王文さんはチチハル市第一病院の集中治療室（ICU）で何度も救命処置を受けたが、家族が面会に行っても刑務所側は面会を許可しなかった。

　黒竜江省ハルビン市の退職教師で法輪功学習者の高科さん（71）は、16回も連行・拘禁を受けたことがある。5回の労働教養を科され、1回の判決を受けた。不当拘禁期間中、極めて残酷な迫害を受け、九死に一生を得たと言える。現在、高科さんは泰来刑務所に監禁されている。

　黒竜江省牡丹江市の法輪功学習者・趙軍さんは2024年4月、愛民区裁判所により懲役4年の判決を宣告され、罰金1万元を強要された後、泰来刑務所に送られた。

　劉洪運さんは黒竜江省チチハル市泰来刑務所に拘禁されている。

　法輪功学習者・劉洪恩さん（70代男性）は双城区の法輪功学習者で、息子と共にハルビン市に移住した。人に法輪功について伝えたときに連行され、不当に3年の判決を宣告され、黒竜江省泰来刑務所で迫害を受けている。

　黒河市五大連池市の龐善喜さん（78歳）は、派出所の警官に善を勧める手紙を書いたため、2024年1月に嫩江市裁判所から懲役3年の判決を宣告され、罰金1万元をされた。現在、泰来刑務所に拘禁されている。

　81歳の楊立成さんは泰来刑務所第15監区（旧出所教育監区）に拘禁されており、2025年9月末に釈放予定である。家族が面会できないため、収監中に金銭や物品の預け入れも電話も一切できない。

　山東省女子刑務所に不当に拘禁されていた路秀銘さん、趙玉才さん、李俊蘭さんの刑期が終了

　山東省徳州市の法輪功学習者・路秀銘さん、趙玉才さん、李俊蘭さんは、それぞれ不当に1年4カ月、1年6カ月、2年の刑期を終え、現在帰宅している。

　（注：法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照）