　【明慧日本2025年9月18日】陝西省西安市在住の２人の女性法輪功学習者・王翠萍さん（62歳）と朱喜梅さん（64歳）は、法輪功を実践しているとして起訴に直面している。法輪功(ファールンゴン)は世界の人々に親しまれる精神修養法であるが、1999年以来、中国共産党によって迫害されている。

　事件の経緯

　2025年4月10日、王さんと朱さんは、灞橋区（はきょう-く）西航花園住宅地で法輪功迫害の事実に関する資料を配布していた。２人の女性は新筑派出所の警官らに不当に連行され、警官は灞橋区警察国内安全保衛部門（法輪功迫害の実行機関。以下、国保）に通知した。

　国保の新任隊長は、「邪教を利用して法律の実施を破壊した罪」（訳注：中国の法律では法輪功が邪教であるとは言っておらず、江沢民による誹謗中傷である）という理由で、この2人の女性を立件した。

　4月23日、警察はさらにこの事件を「機密」と指定し、警官は2人の女性の自宅を家宅捜索した。押収された法輪功の書籍と資料は、警察の刑事捜査チームに送られ、いわゆる「検証」が行われた。24日、２人の女性は刑事拘留された。

　5月29日、灞橋区検察庁は正式な逮捕状を発付した。2人の女性は灞橋区拘置所で起訴されている。

　王さんと朱さんの家族の努力

　王さんは、法輪功への迫害を訴える活動は法律違反ではないと主張した。病気を患っている夫は、警察に脅迫されて、王さんを擁護する勇気がなかった。

　朱さんは2023年12月、法輪功の資料を配布したとして行政拘留を受けていた。朱さんは20代で統合失調症を発症し、夜眠れなくなった。朱さんは法輪功を学んだ後、完全に回復したが、今回、不当に連行された後、症状が再発した。家族は警察に朱さんの医療記録を提示し、保釈を要請した。しかし無駄だった。