　【明慧日本2025年9月18日】ニューヨーク州の静かな町カナジョハリーで、年に一度の「ストリートフェア」が9月13日（土）に開催された。通りの両側には100近いブースが立ち並び、色とりどりの商品が所狭しと並べられ、多くの住民や観光客を引き寄せた。人々の声で賑わい、活気にあふれていた。

　カナジョハリーの町は、およそ300年の歴史と文化的背景を有し、ニューヨーク州の州都オールバニーから車でおよそ1時間の距離に位置している。素朴な人情が息づくこの信仰と人文の香りに満ちた土地で、法輪功学習者（以下、学習者）のブースはひときわ異彩を放つ風景となった。

　穏やかで和やかな煉功の音楽に合わせて、学習者は法輪功の五式の功法を実演した。動作はゆったりとしており、その和やかなエネルギーは行き交う人々を包み込んだ。多くの人々がこの穏やかな雰囲気に惹かれ、足を止めて見入り、質問を投げかけた。ある人は学習者の語る「真・善・忍」を修煉の原則とする法輪大法の内涵に耳を傾け、またある人は中国共産党（以下、中共）による26年に及ぶ法輪功への残酷な迫害を初めて知った。人々は次々と米国上院に提出された『法輪功保護法案』の早期可決を求める請願書に署名し、正義の声を表明した。

　人々が驚きをもって知ったのは、中共による法輪功への迫害がすでにアメリカ本土にまで及び、西側のメディアや法律を利用してアメリカで法輪功と神韻芸術団を弾圧しているという事実だった。この迫害を知った人々は義憤を覚えた。また、法輪功の修煉についてさらに深く理解したいと望む人々も少なくなく、その場で功法を学び始める人もいた。

ニューヨーク州のカナジョハリーで開催されたストリートフェアで、中共による法輪功迫害の実態を伝える学習者

　1人の若い女性が母親と妹とともにブースに立ち寄り、学習者に自分が長い間不安な症状に悩まされていることを打ち上げた。学習者の和やかで穏やかな様子を見て心惹かれたという。実際に五式の功法を体験した後、彼女の顔には久しく見られなかった安らぎの笑みを浮かべた。そして待っていた母親と妹とともに満足そうに立ち去った。

　車椅子に乗った中年の男性がブースの前で立ち止まった。彼はこれまで法輪大法を知らなかったが、学習者は辛抱強く、法輪功迫害の実態を伝えた。彼は法輪大法を支持し、請願書に署名する意思を示したが、手が不自由で自分で情報を書き込むことができなかった。そのため学習者に代筆を頼んだが、名前だけは自らの手で書くことにこだわり、その姿は感動的だった。

　ある年配の男性がブースの前に長い間立ち止まっていた。彼はこれまで、何度も神韻芸術団の公演を観ており、直近では今年3月に鑑賞し、その芸術的な美しさと精神的な内涵に深く感銘を受けたと語った。学習者は、中国共産党(以下、中共)がメディアや法律の手段を通じて、アメリカで神韻芸術団を弾圧していることを伝えると、彼は大きな衝撃を受けた。さらに学習者から中共による法輪功への残酷な迫害の事実を聞き、男性はためらうことなく、米国上院に提出された『法輪功保護法案』の早期可決を求める請願書に署名した。

　また、人道主義の仕事に従事している男性も学習者と長い時間語り合った。彼は現代社会があまりにも携帯電話やソーシャルメディアに依存しすぎており、内面的な成長や精神的な探求を軽視していると嘆いた。学習者は彼に、法輪功の「内に向かって探す」という修煉の原則を紹介し、『轉法輪』という書籍を読むことを勧めた。男性は喜んでウェブサイトの情報を書き留め、家に帰ったら必ず読んでみると語った。

　この歴史と信仰に満ちた歴史のある町で、学習者は誠実さと善意で希望の種をまいた。この秋、カナジョハリーは大地の実りを収めるだけでなく、東方からの心の啓示も受けた。