　【明慧日本2025年9月19日】今年3月29日頃、寧夏回族自治区固原市の法輪功学習者・張利芳さんは銀川市拘置所に不当に監禁された。最近の情報によると、張さんは銀川市西夏区検察庁に起訴され、西夏区裁判所から不当に懲役2年6カ月の判決を言い渡された。現在、張さんは寧夏女子刑務所に送られ、迫害を受けている。

　張さんは65歳で、寧夏回族自治区固原市に住んでいる。修煉を始める前、張さんは重い婦人科疾患を患い、長年の鼻炎により左目を失明していた。1998年6月、幸運にも法輪功と出会い、「真・善・忍」の原則に従ってより良い人間になろうと努力した。修煉を始めて2年後、彼女は気づかないうちに病気がすべて完治した。張さんは活発で明るくなり、人との交流を楽しみ、家庭も円満になった。本当に誠実で善良、寛容な良い人間に生まれ変わった。

　張さんは銀川市に住む娘の家を訪れていた。今年3月29日頃、張さんは街で人々に法輪功の資料を配り、人々が真相を知り、平安で幸せになれるように願っていた。しかし、悪意を持った人物に娘の家の入り口まで尾行され、その後、この人物に警察に通報された。すぐに、張さんは銀川市興慶区の警官に拘束され、銀川市拘置所に不当に監禁された。これは彼女にとって7回目の拘束だった。その後、張さんは銀川市西夏区検察庁と裁判所によって密かに陥れられた。最近の情報では、彼女は西夏区裁判所から不当に懲役2年6カ月の判決を言い渡され、寧夏女子刑務所に送られ、迫害を受けている。

　7回の拘束と合計10年半にわたる不当な労働教養および判決による迫害

　現在までに、張さんは中国共産党により7回拘束され、そのうち3回の不当な労働教養で合計5年間、2回の不当な判決（今回の不当な判決を含む）で合計5年6カ月、合わせて少なくとも10年6カ月にわたり不当に監禁されている。

　1999年7月20日、中国共産党が法輪功に対する狂気的な迫害を開始した後、張さんとその姉妹4家族の7人の修煉者は、拘束、監禁、家宅捜索、労働教養、判決、嫌がらせといった様々な形で迫害を受けた。張さんは3回の不当な労働教養で合計5年間、2019年9月に拘束され、不当に3年の判決を受けた。

　2001年、固原市に法輪功の真相資料が出回った際、固原市原州区の警官は、張さんを自宅から不当に連行し、公安局で資料の入手元や法輪功に関するその他の情報を白状するよう強要した。張さんが話さないと、警官は彼女の頬を叩いた。同年11月、張さんは不当に労働教養1年6カ月の刑に処された。労働教養所では、警官は2人の薬物犯罪者を張さんの監視役として「転向」を強要させ、毎日法輪功や法輪功の師父を中傷するビデオを見せた。彼女が従わないと、監視役は殴る蹴るという暴行や罵倒を加え、睡眠や起立を強要した。一度、彼女が別の法輪功学習者にあいさつをしただけで、監視役が追いかけてきて張さんのふくらはぎを激しく蹴ったため、張さんはその場で倒れ、数カ月間足の痛みに苦しんだ。

　2005年3月、張さんは再び拘束され、1カ月間不当に監禁された後、さらに不当に労働教養1年6カ月の刑に処された。彼女は労働教養所で、食事の時間以外は朝から晩まで座って労働をさせられ、時間制限もなかったため、お尻がただれてしまった。彼女の奴隷労働は、水でふやかした豆の莢から豆を取り出す作業で、両手の薬指の爪がすべてなくなり、親指は感覚がなくなるほどタコだらけになった。ノルマを達成できないと、薬物犯罪者から罵倒されたり殴られたりし、睡眠を許されず、残業を強いられた。過酷な労働は彼女を疲労困憊させ、人間が耐えられる限界を超えていた。

　2008年初め、固原市の国内安全保衛部門（法輪功迫害の実行機関。以下、国保）である馬文俊は、複数の警官と共謀して張さんを拘束し、拘置所に入れた。15日間の拘留後、彼女はさらに留置場に移され、起訴された。しかし、1カ月以上経っても、裁判所は証拠が著しく不足しているとして彼女を釈放し、自宅に帰した。

　2009年7月16日、銀川市興慶区にある娘の家にいた張さんは、再度不当に拘束された。その後、すぐに寧夏女子労働教養所に送られ、不当に2年間の労働教養による迫害を受けた。警官は拘束時にすでに「労働教養決定書」を持っており、拘束後すぐに寧夏女子労働教養所に直接送ったと言われている。

　2014年8月2日、上海への親戚訪問を終えて寧夏に戻る途中、列車内で真相を伝えていたところを拘束された。不当に10数日間拘留された後、自宅に戻った。同年、警官の一団が張さんの家に押し入り、デスクトップパソコンを不当に押収した。家族が返還を求めた結果、1年後に返却された。

　2015年6月に張さんが江沢民を告訴して以来、楊富春は何度も張さんの家族や、遠方で働いている息子や娘に電話をかけ、彼女を探した。その後、楊富春は娘と息子の職場のオフィスに電話をかけ、学校側と彼女の子供たちを脅迫し、恐怖に陥れた。これにより、子供たちは警察を恐れるようになり、自分の母親を恨むようになった。2016年4月8日、張さんの家の外に、楊富春を筆頭とする警察官の一団がやってきた。彼らは狂ったように張さんの家のドアを叩いたが、彼女がドアを開けなかったため、仕方なく立ち去った。

　2019年9月29日、張さんは再び拘束され、家宅捜索を受けた。その後、不当に懲役3年の判決を言い渡され、寧夏女子刑務所に送られて迫害を受けた。

　張さんとその姉妹4家族の7人は、全員法輪功を修煉している。1999年7月20日に中国共産党が法輪功に対して迫害を開始した後、彼らは皆、拘束、監禁、家宅捜索、労働教養、判決、嫌がらせといった様々な形の迫害を受けた。

　長姉の張毓芳さんは、労働教養による迫害で麻痺状態になり、それから10年以上経った今もそのままだ。その夫である徐耀珍は、労働教養などの迫害を受けて無念のうちに亡くなった。娘の徐燕さんは、不当に懲役3年の判決を受けた。

　次姉の張淑芳さんは、2008年4月に南京で拘束され、江蘇省女子労働教養所で命が危ぶまれる状態になるまで迫害され、2011年10月に無念のうちにこの世を去った。

　三姉の張蘭芳さんは、度重なる迫害を受け、不当な判決や洗脳による迫害に苦しみ、2020年6月に無念のうちにこの世を去った。

　現在、65歳の張利芳さんは、人々に真実の情報を伝えたという理由で、再び不当に2年半の判決を受け、すでに寧夏女子刑務所に収容されている。