文／中国の大法弟子

　【明慧日本2025年9月19日】私の身の回りの数名の同修の話を書き出して、皆さんと共有したいと思います。

　「今の社会で信頼できる人は法輪功を学ぶ人だけ」

　私たちの地域にあるホテルにレストランがあります。経営者が県の重要な機関の幹部だったため、商売は順調でした。厨房では毎日、大量の食材を購入する必要がありました。食材の購入を担当していたのは経営者の弟と弟の妻で、彼らは毎日食材費から50元余りを着服していました。経営者の妻はそのことを知っていましたが、面子があって何も言えませんでした。時が経つにつれ、経営者も我慢できなくなりました。

　ある日、経営者の友人が彼に言いました。「法輪功を学んでいる人を雇って、食材の購入と料理を任せてみなさい。きっと、もうお金を着服されることはないでしょう」。経営者は尋ねました。「法輪功を学ぶ人は信頼できるのか？　私の実の弟でさえ、私のお金を着服するのに」。友人は答えました。「教えてあげましょう。今のこの社会では、親戚や友人でも信頼できません。法輪功を学ぶ人だけが信頼できるのです！」。経営者は「どうして、そう言えるのか？」と尋ねました。友人は「法輪功が学んでいるのは真・善・忍だからです。もし信じないのなら、某某（法輪功学習者。以下、学習者）を雇って試してみればわかります」と答えました。

　そこで経営者は友人が推薦した学習者をレストランに招き、食材の購入と料理をすべて任せました。最初、経営者はまだ不安でしたが、毎日の食事時間になると、以前より豊富な料理がテーブルに並び、色・香り・味がどれも素晴らしく、お客様からも好評だったため、安心しました。

　数年後、社会経済の低迷により、レストランの商売も悪くなりました。ある日、経営者がこの学習者に給料を渡すとき、苦笑いしながら言いました。「今は本当に商売が厳しい。この先どうしよう？」。そして、3,000元の給料を受け取った後、迷わず1,000元を経営者に返して言いました。「今はどの業界も厳しいです。この1,000元をお返しします。もし、いつか私がここで働く必要がなくなったら、すぐに辞職して他の仕事を探します」

　この学習者の善良さと寛容さに経営者は深く感動し、すぐに笑って言いました。「もし、いつか私のレストランが続けられなくなったら、あなたに我が家に来て料理を作ってもらいたい。あなたという友人を得られて本当によかった」。この経営者は、中国共産党(以下、中共)の法輪功に対する中傷や汚名が全て世の人を欺くための嘘だということを真に理解し、中共のあらゆる組織から脱退し、自分に美しい未来を選択しました。

　「お父さんも被害者」

　A同修の夫は郷・鎮のある機関で指導的立場にありました。現在の中国大陸は享楽的で、社会全体が腐敗しており、男性も女性も不倫をしなければ無能だと見なされるような状況です。A同修の夫も例外ではありませんでした。夫がAに離婚を申し出たとき、A同修は同意しませんでしたが、息子は「お母さん、お父さんが離婚したがっているなら、離婚すればいい。お父さんと一緒にいて辛い思いをすることはない」と言いました。

　A同修は息子に穏やかに言いました。「実はあなたのお父さんも被害者なのです」。息子は母親がこのような言葉を言うとは信じられず、「お父さんがあなたを裏切ったのに、あなたが被害者でしょう。どうしてお父さんが被害者なのですか？」と尋ねました。

　A同修は言いました。「あなたのお父さんは無神論に惑わされているからです。無神論があなたのお父さんを害したのです。もしあなたのお父さんが神の存在を信じていたら、このようなことはしなかったでしょう。なぜなら、このようなことをするのは大きな罪だからです。だからあなたのお父さんこそが被害者なのです。私がお父さんとの離婚に同意しないのも、あなたを片親家庭の子どもにしたくないからです。私たち家族3人が完璧に揃っているのが最良なのです」

　息子は母親のこの話を聞いて大変感動し、「それでは、この件をどう処理するのですか？」と尋ねました。A同修は「師父が教えてくださった真・善・忍に従ってこの件に対処します」と答えました。

　A同修は、夫の不倫相手と喫茶店で会い、非常に穏やかに善意で勧めました。「私の夫と私の感情は、職場の同僚や親戚・友人の目にはとても良好に映っており、皆私の夫が私を愛していることを知っています。あなたが今彼の生活に入ってこられたのは、単にあなたが今若いからです。もしあなたが本当に私の夫と一緒になりたいなら、お教えしますが、近い将来、あなたは次の私になるでしょう。なぜなら、あなたも永遠に若くはいられないからです。それに、あなたがご主人と離婚した後、あなたのお子さんはあなたをどう見るでしょうか？　ある時期が来て、もし私の夫があなたを捨てて去ったら、あなたはご主人とお子さんにどう向き合うのでしょうか？」

　しかし、A同修の真心からの言葉は、その相手の女性を目覚めさせることはできませんでした。2回目、A同修は夫を連れてその女性と喫茶店で会い、夫の前で言いました。「もしあなたたち2人の感情が本当に分かちがたいところまで来ているなら、私は身を引いて、あなたたちを成就させてあげましょう」。このとき、A同修の夫はその相手に「君とは遊びでやっていただけだ」と言って、振り返って去って行きました。

　相手の女性は呆然と座ったまま、涙を流してA同修を見つめていました。A同修も夫がこのような言葉を言うとは思わず、言いました。「悲しまないで。あなたが目覚めてくれることを望みます。幸い、あなたはまだご主人と離婚していません。社会の道徳的堕落に流されて沈んでしまわないでください。お子さんをよく育てて、お子さんに温かい家庭を与えてください」

　この話を聞いて、相手の女性は言いました。「本当にすみませんでした。前回あなたが私を諭してくださったとき、私はあなたの話を信じませんでしたが、今日彼が自分の口で『遊びだけだ』と言うのを聞いて、やっと理解できました。あなたの寛大さに感謝します。私を罵ることも、私と喧嘩することも、この件を公にすることもなさいませんでした。本当に心から感謝します」

　A同修は「感謝を言うなら、法輪功の創始者である李洪志師父に感謝すべきです。師父が私たちに真・善・忍の基準に従って、良い人になるよう教えてくださったのです」と言いました。A同修はさらにその相手の女性に法輪大法や迫害の真実を伝え、「法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい」を覚えておくこと、三退（共産党員、青年団、少先隊から脱退）で命を守ることなどを教えました。その後、邪党組織から脱退しました。

　それ以来、A同修の夫は本当にその女性と付き合わなくなりました。A同修は今、子や孫に恵まれ、家族仲良く暮らしています。邪党が法輪功を迫害した最も残酷だった数年間、上司がA同修の夫に彼女と離婚するよう強要し、離婚しなければ出勤するなと脅しました。A同修の夫は「出勤しなくてもいい。彼女のような良い妻を再び見つけるのは難しいから」と言いました。

　「今日は幸い、あなたたち法輪功学習者に出会えました！」

　Zさんは副業で不動産の仲介をしていました。数年前、ある家主がZさんに義父の家を売却する手伝いを頼みました。その家は8〜9万元で売り出されており、Zさんは価格が適正で、立地と階数も良いと思い、売却を引き受けることにしました。家主はZさんが売却を引き受けてくれると聞いて、Zさんにまず手付金を出すよう求めました。当時、Zさんの手元には500元しかなく、家主は500元でいいと言いました。

　Zさんが帰宅途中でB同修に出会いました。ZさんはB同修にこの家の価格について話しました。B同修は家を購入したいと思っていたので、Zさんに案内してもらって見に行きました。見てみるととても良く、夫に電話して見てもらいました。夫も見た後、とても良いと思いました。彼らがこの家を購入しようと準備していたとき、家主はすぐに12万元に値上げしました。B同修は夫と相談した後、それにも同意しました。その後、家主はB同修にまず10万元を出すよう求めました。

　翌日、B同修は銀行に行って満期前のお金をすべて引き出し、親戚からも少し借りて、家主にお金を渡して契約書にサインしました。残りの2万元は名義変更後に支払うことになりました。3日目、ZさんとB同修夫妻が家主と約束して登記センターで名義変更手続きをしようとしたとき、家主と夫は家を売らないと言いました。Zさんが家主になぜ売らないのかと尋ねると、家主は泣きながら言いました。

　「この家は義父のものです。主人の家にはまだ何人もの姉妹がいて、昨日私が義父の家を売ったと彼らに話したところ、彼らがとても怒りました。私たちは喧嘩になり、彼らは家を返さなければ私を殺すと言いました」。ZさんとB同修の夫は「私たちは法輪功を学んでいるので、家主を困らせるわけにはいきません」と言いました。B同修の夫も快く「わかりました。家主にお金を返してもらいましょう」と言いました。Zさんは家主に「この方は法輪功を学んでいる方で、譲歩してくださいます。昨日のお金を返してあげてください」と言いました。

　家主は聞いて非常に驚きました。契約に従えば、甲方（売主）が途中で売却に同意しなくなった場合、お金を倍にして乙方（買主）に返すべきで、しかも乙方はすでに10万元を出していたからです。家主は涙を流しながらB同修に言いました。「今日は、本当にとても良い人に出会いました。そうでなければ、主人の家の姉妹たちは私を許してくれなかったでしょう」

　B同修は家主に、このようなことができるのは法輪大法を修煉しているからであり、法輪功の師父が大法弟子に真・善・忍に従って良い人になるよう求めているから、自分もこのようにできるのだと教えました。すると家主は、「それでは、テレビで言っている法輪功の焼身自殺は、あれは嘘なのですか？」と尋ねました。

　B同修は、天安門焼身自殺事件は江沢民が大法弟子を迫害し、法輪功に罪を着せるために自ら演出・監督・出演した茶番劇だと説明しました。そして、焼身自殺のいくつかの疑問点を家主に説明しました。ガソリンをかぶって全身の90数パーセントを火傷したのに、髪の毛は完全に無傷だった人がいること。また、ガソリンを飲んで半昏睡状態で病院で救急治療を受けていたのに、「焦点訪談」番組では取材者と流暢に受け答えしていた人がいること。スプライトのボトルが火中で燃やされても完全に無傷だったことなど、あまりにも非現実的なのです。家主は聞き終わって頷いて「本当に嘘だったのですね」と言いました。続けて家主に三退で命を守ることを教えると、家主は非常に喜んで三退しました。

　家主は、非常に感慨深く思いました。現在の中国人は、兄弟姉妹、夫婦、親子の間でも利益のために六親を認めないことがあるのに、学習者は個人の利益を放下することができるのです。家主は感謝の気持ちでいっぱいになり、「ありがとうございました、お姉さん」と何度も言いました。B同修は「法輪大法の師父に感謝すべきです！」と言いました。家主も続けて「あなたの師父にありがとうございます！」と言いました。