文／中国の大法弟子

　【明慧日本2025年9月20日】同修が迫害されているのを見て、私は、多くの同修は依然として修煉上の問題が原因だと気づきました。しかし、一部の同修は自分の問題に気づいていません。その中には法を乱す問題により迫害をもたらされたことが原因ですが、当事者に伝えても信じようとしません。

　法を乱すことについて、多くの人は一部を区別できています。しかし、より紛らわしい部分は区別できず、それは法を学ぶことが少なく、法理に対する認識が不足しているためだと思います。明慧編集部が全てを網羅的に指摘することは不可能で、これは自ら多く法を学ぶことで邪悪を見分けるしかありません。

　よく考えた末、やはり法の勉強不足が原因ではないかと私は感じます。もしもっと多く法を学んでいれば、これらの邪悪な手口を見分けられるはずです。あるいは実際に問題が生じ、道を外れても、しっかりとした学法の基礎があれば、容易に元に戻れるでしょう。

　私は修煉において、常に法を学ぶことを重視してきました。必ず法をしっかりと学ぶべきだと考えています。師父は、起こりうる全ての問題について、あらかじめ法の中で説かれています。それでも私たちが過ちを犯すなら、それは法を十分に学んでいないからです。

　師父が説かれた法は全て有用であり、そうでなければ説かれるはずがありません。そのため、私は師父が説かれた経文の大部分と各地での説法を暗唱し、『轉法輪』は何度も暗唱しました。これにより多くの法を乱すことを区別できるようになり、多くの同修が迫害される原因もわかるようになりました。同時に多くの問題点も認識できました。

　迫害の原因を知っているため、多くの場合、この迫害を人間同士の迫害とは捉えず、深刻な恐怖心も生じません。恐怖心だけを取り除こうとしても困難なことですが、迫害の原因を知ってこそ恐れが生じにくくなります。そうでなければ、常に人間の様々な方法で自分を守ろうとし、多くの場合、防ぎきれないと感じるでしょう。ある大法弟子が、句読点に至るまで全ての法を暗記したという話を聞きました。その同修は、師父が法を説かれる際、前回の説法と次回の説法の間には、法を暗記するのに十分な時間が必ず設けられているとも語っていました。私は、このような大法弟子は、きっと修煉の道に非常に安定した歩みをしているに違いないと思います。

　私の周りには1人の同修がいます。師父は私たちには縁があるとご教示くださいました。確かに、私はその同修と一緒にいる時は無駄話がなく、いつも修煉に関することばかりです。彼女は以前一度迫害を受けたことがあります。その後、彼女のことを聞いた時、法で測ってみれば、それが法を乱すことに属すると分かりました。これが彼女が迫害を受けた根本的な原因だと思います。彼女が刑務所から出てきてからは、私といつも一緒にいて、交流する機会もありました。私は彼女に迫害の原因を話しましたが、当初は話が通じず、なぜ自分がしたことが法を乱すことになったのか理解できませんでした。その後、ようやく少し理解した頃、彼女は自身の問題点にも気づき始めました。

　これで大丈夫だろうと思ったのですが、彼女の学法不足のため、外力だけでは不十分でした。私は見つけた問題だけを彼女に伝え、私が知らない彼女が犯した法を乱す部分は伝えられませんでした。法を乱す問題が完全に清算されていなかったため、彼女は自分には問題がないと思い込んでいました。結果として、表面上は大法の真相を伝えることで問題が起きたように見えましたが、実は師父が私に示されたのは、彼女の人心が再び旧勢力に迫害の口実を与え、大きな損失を被ったということになりました。もしもっと多く法を学び、力を入れ、内に向けて深く探し、細かく探していれば、きっと問題点を認識ができ、今回の迫害も避けられたはずです。やはり法を学ぶことが不十分では駄目なのです。

　私自身の例を挙げて、原則的な問題を犯すことがどれほど深刻かを説明します。2、3年前、私は偶然にも邪悟者を同修・甲の家に連れて行きました（他人に紹介されたもので、紹介者は彼女がどれほど正念正行であると言っていたのですが、私はその人が邪悟者だとは知りませんでした）。その際、ついでに少し交流もしました。邪悟者は非常に口が達者で、あることを話したところ、同席していた甲、乙の同修たちは無意識のうちにそれを受け入れてしまいました。その後、法を暗唱した時に、師父がこの人物に問題があると示され、私は初めて他の同修から彼女が邪悟者だと知り、彼女が語ったことが全て邪な理論だとわかりました。同修の修煉を妨害することは非常に重い罪であり、邪悟者が同修の家で邪な理論を宣伝することは、私自身が邪悟者と同罪であることを意味します。意図的でなくとも許されないものです。

　地元で今回の大法弟子に対する連行作戦において、悪者たちも以前から私を頻繁に嫌がらせに来ており、実はすぐにでも手を下そうとしていました。しかし師父の保護のもと、私はそれを回避できました。経緯はこうです。私の身近な同修が当局に迫害をされたため、同修・甲に知らせる必要があると思って、私は彼の家に行きました。到着後、師父がかつて無意識に邪悟者を彼の家に連れて行ったことを思い出し、私は自らの過ちを認め、同修・甲に聞いた邪悟者の言葉を全て断ち切るよう伝えました。甲は理解しました。

　翌日、私の子供が夢を見ました。夢の中で私がうっかり過ちを犯し、人を殺したかのように執行猶予付き死刑判決を受け、身体に毒の注射を打たれ、血はすべて抜き取られて水に置き換えられ、すぐに処刑に連れて行かれるところでした。夢の中の子供は激しく動揺し、泣き叫びながら「ママがいなくなったら、私はどうすればいいの？」と言いました。その後、何かが起こったようで、私は「大丈夫、もう安全だよ」と言いました。これが何を指しているのか理解しました。それは、うっかり邪悟者を同修の家へ連れて行ったことでした。

　神からみれば、邪悟者の言葉には邪霊が宿っており、邪悪なサイトを拡散するのと同じ罪です。それは同修を破壊する行為であり、殺人罪を犯したのと同じです。たとえ無意識であっても許されず、別の次元では死刑執行猶予判決が下され、巨大な業を積んだことになります。旧勢力はこれを口実に迫害を加え、人間界ではすぐに連行される状況になりました。このような同修の修煉を妨げる罪は極めて重いのです。

　師父は、「このスパイのウェブサイトを広めたことがあるすべての人は、できるだけ早く自分がもたらした損失を挽回し、あなたが広めたことにより、このスパイのウェブサイトの被害者になった人を呼び戻すように私は提案します。一人でも漏らせば、あなたはその人とともに淘汰されてしまいます」（『精進要旨三』「淘沙」）と説かれました。

　その後、警官は私に会いに来なくなり、私の周囲の漏水や漏電現象も消えました。以前は警官が頻繁に何らかの口実をつけて私に会いに来る一方で、自宅や職場で漏水・漏電が絶えなかったのですが、実はその時こそ師父が様々な方法で私の「漏れ」を指摘していたのです。今回、この「漏れ」を補った後、全てが再び平穏を取り戻しました。

　多くの同修が直面している問題を見て、改めて注意を促したいと思います。邪悟者から離れ、彼らに場を与えないことです。邪悟かどうか見分けがつかないということは、まさに自分自身に問題があります。同修を妨害することは邪悟者と同罪です。修煉の形式を変えてはなりません。師父が用意してくださった修煉の形式が何であるかを理解できないなら、それは非常に危険であり、法を乱すことに加担するかもしれません。迫害を受けるのはこれと関係があると思います。すでに旧勢力に大法と対立する立場に押しやられかけている者もいますが、本人は全く気づいていません。この対立とは表面的に大法に反対することではなく、理性を失って同修の修煉を妨害し、巨大な罪業を積むことです。その後、修煉は非常に困難になり、旧勢力の目的はこれを機にこの一部の学習者を淘汰することにあります。

　周囲の問題を見て、個人的な所感を少し述べました。私の次元は限られていますので、不足な点があれば同修の皆様のご指摘をお願いします。