文／中国山東省の大法弟子

　【明慧日本2025年9月21日】

　年初の修煉における気づきを記し、同修と共有したいと思います。
　
　一、法を暗唱し、二度寝を突破する

　私は1998年に大法を学び始めた大法弟子です。2025年3月16日の朝の煉功の時、1時間寝坊してしまい、正念を発した後でようやく未完了の功法を煉り終えました。その日の静功では、脚がとても心地よく、久しく味わっていなかった感覚でした。

　普段は息子の義理の両親と交代で、大都市に住む息子の子供の世話をしています。今年の旧正月は孫を連れて故郷で過ごし、正月11日に孫2人が自分の家に戻ったため、私は力を全て修煉に注ぎました。しかし最初の数日間、毎朝、功法を煉り終えると、ぐったりと寝入ってしまいました。この二度寝は二時間以上続くこともあり、起きても全身がだるくなります。おかしいと思って、この状態から抜け出そうと努力しましたが、ただ抜け出そうと思うだけでは効果がありませんでした。

　法を学ぶのが心に染み込まず、功法を煉ると、疲れると感じていました。ふと「息子の家で法の勉強も功法を煉ることも十分できなかった」と気づいたのです。それでは、法を学び、法を暗誦しようと思いました。それから、毎晩、寝る前に『洪吟六』の詩を二首暗誦すると、暗誦しているうちに眠気が消え、とても元気になりました。深夜12時の正念を発してからも眠くならず、早朝の煉功も遅れることなく、全く疲れを感じなかったのです。初日から二首暗誦ができ、その後はすぐに二、三首暗誦できるようになりました。こうして、二度寝という状態を突破したのです。

　二、怨みの心を取り除く、身体が強力なエネルギーに包まれる

　数日前、私たちの学法グループで一緒に法を学びました。学び終えた後、皆で近況を少し話し合うのが習慣です。私は抑えきれず、姉（同修）が以前犯した過ちを次々と口にしてしまいました。姉は年明けに遠方へ行き、そばにいませんでした。私は以前に思ったことを姉には既に話しました。ある同修も姉の非を指摘し、その口調はかなり激しかったのです。

　帰宅途中、私は先ほどの自分や同修が話した内容、口調や表情などを細かく分析し、振り返りました。そこで、自分は本当に修煉者らしくないと感じました。毎日法を学びながら、心性は法と完全に乖離しており、自分にも同修にも強い怨恨心を持っていることに気づきました。

　姉が病業（脳血栓症状）の状態になってから3年以上が経ち、今も突破できておらず、大法を実証する上でマイナスな影響を与えています。姉自身も内に向けて探し、同修も探すことを手伝いましたが、長い間解決できていませんでした。それがゆえに、私は姉に対して怨念を抱き、姉を責め「問題に直面しても内に向けてみず、表面だけを修めていて、心から真に自分を修めておらず、状態が改善されていない」などと不満を抱いていました。家では、夫が修煉を中途半端にしているため、夫に対しても怨念を抱き、多くの点で気に入らず、時々口論になっていました。

　歩きながら内に向けて探しました。私の身に起きることは全て必然で、私が修めるべき課題があるからなのです。姉への怨恨、闘争心、物事にすぐに苛立つ性分、面子を重んじる心、慈悲心の欠如など、これらの心は私が取り除くべきものです。そう思うと、心の中で「師父、私が間違っていました。これらの執着心を取り除きます。お姉さん、ごめんなさい。お姉さんの状態が悪いのは、きっと私が修めるべきことがあるからです。明日、駅に迎えに行く時は、必ず違う態度で接します」と言いました。そう思うと、重荷を降ろしたかのように心が晴れやかで軽くなりました。

　帰宅すると、夫が食事を用意していました。夫は魚を食べながら「この数日、お前のことで頭が割れそうだったよ。ここ数日間は、魚すら食べたくないくらいだった」と言いました。私は笑いました。何に怒っていたのか？　もう忘れてしまいました。本当に忘れてしまったのです。実はどれも取るに足らない些細なことだったのです。恨みの心を手放せば、そのことも忘れてしまうのです。

　土曜日に、私は駅まで姉を迎えに行きました。遠くから義兄が姉の手を引いてゆっくりと中から出てくるのを見て、胸が締め付けられました。以前、姉がこんな様子だった時、私は慈悲深く接するどころか、むしろ恨んでいました。この状態は修煉者とは程遠いと思いました。姉も普段から内に向けて探していましたが、根本的な原因を見つけられず、効果があまり現れていなかったのです。「私たちは同じ法を修め、師父の広大なる慈悲の導きのもと、姉は必ず病業を突破できる。それは時間の問題だ」と思って、私は心の底から「姉さん、頑張れ！」と叫びました。師父の広大なる慈悲の済度と、同修たちの助け、そして自身のたゆまぬ努力があれば、必ず病業の関を突破でき、身体は正常に戻るだろうと姉のことを思っています。

　2025年3月16日朝の静功を煉る時、私は文章の冒頭で述べたように、身体が強力なエネルギーに包まれ、とても心地よい状態になりました。また、正念を発する時も入静することができるようになりました。

　3月17日、私たちのグループで法を学んでいた時、私は同修たちの前で自分の問題を暴露しました。自分の欠点を敢えて暴露することは、背後に潜む人心を解体すること、つまり自らの人心を修めることだと考えていました。決して人心を隠して他人に知られたくないと思ってはいけません。そうすれば人心はますます重くなるだけです。

　この1カ月間の修煉を通じて、どんな不適切な状態が現れても、必ずすぐに内に向けて探さなければならないと深く実感しました。すぐに原因が見つからないなら、法を暗誦し、法を暗誦し続けるのです。「法は一切の執着を打破することができ、一切の邪悪を打破することができ、一切の虚言を排除することができ、法は正念を固めることができるのです」（『精進要旨二』「妨害を排除せよ」）という師父の説法の導きがあれば、すぐに不適切な状態は変わり、真の修煉状態に入ることができます。もし自分の執着心を即座に見つけられたなら、少しも躊躇せず、直ちに、すぐに取り除かなければなりません。旧勢力に少しでも隙を与える余地を与えてはなりません。

　偉大なる師父の慈悲深い済度に感謝します！　同修が私に学び合う環境を提供してくれたことに感謝します。そのおかげで私たちの学法グループは10数年にわたり着実に歩み続けてきました。

　不適切な点がありましたら、慈悲をもってご指摘ください。