　【明慧日本2025年9月20日】

　北京市の女性法輪功学習者が不当連行

　9月17日午前10時過ぎ、北京市安貞西里地区の法輪功学習者（以下、学習者）が、2人の警官に両脇を抱えられ、連行された。この学習者は歩きながら「法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい」と大声で叫んでいた。

　陝西省西安市の楊暁冬さんが連行、拘束場所は不明

　9月16日夜9時頃、西安市長楽西路派出所および610弁公室の警官らが、学習者・楊暁冬さんの自宅に押し入り、楊さんを連行した。馬という警官は、当直で監視カメラをチェックして楊さんが映されたという。現在、楊さんがどこに拘束されているかは不明である。

　湖北省赤壁市における学習者連行事件の最新情報

　信頼できる情報によれば、湖北省赤壁市公安局の国内安全保衛部門（法輪功迫害の実行機関。以下、国保）の大隊長・毛偉標がすでに解任され、丁愛民が国保の大隊長として着任した。9月15日、丁愛民が率いる一団は学習者・陳才望さん、李芸さん、鄧酈鳴さん、鍾小明さん、肖玉燕さん、呉漢香さんの連行に加担した。その中に、毛偉標はすでに副職となっている。

　長年にわたり、毛偉標は当局と足並みを揃えて法輪功を積極的に迫害し、赤壁市の多くの学習者が毛偉標に迫害されたことがある。

　また、今回連行された肖玉燕さんは当日の夜に帰宅したが、他の5人は赤壁市の管理センターで拘束されている。陳才望さんは13日間、李芸さん、鄧酈鳴さん、鍾小明さん、呉漢香さん4人は10日間の拘留を科された。うち李芸さんは病状が重く、身体の多くの部位に深刻な潰瘍やむくみが見られるという。

　遼寧省の郭宝石さん、祖黎明さん、陳秀さん、柳延涛さんについて追加情報

　9月6日、瀋陽市皇姑区の学習者・郭宝石さん、祖黎明さん、陳秀さん、柳延涛さんが連行された。現在、郭宝石さん、陳秀さん、柳延涛さんは渾南区拘置所に拘束されており、祖黎明さんは瀋陽第一拘置所に拘束されている。

　大連市の程玉栄さんが大連姚家留置場に不当拘束

　遼寧省大連市の程玉栄さん（76）は9月2日、劉家橋市場で自家乗用車に法輪功の資料を配布していた際、虚偽の宣伝に洗脳された車主に通報され、沙区派出所の警官に連行された。当日の午後には自宅が捜索された。情報によれば、派出所の警官は連行に先立ち、コミュニティの職員を一人、程さんの後を尾行させていたという。程さんは大連姚家留置場に拘束された。

　山東省女子刑務所による迫害

　山東省女子刑務所は、法輪功迫害が最も激しい中国共産党（以下、中共）の刑務所の一つである。山東省の女性学習者が不当な判決を宣告されると、全員がこの刑務所に拘禁される。1999年に中共による法輪功への迫害が始まって以来、山東省女子刑務所では多数の学習者が迫害により死亡、重傷を負ってきたが、情報封鎖のため、その全貌はまだ明らかにすることができない。現在も多くの学習者が拘束されている。

　山東省女子刑務所は、学習者を「転向」させ、反省文を書かせるために、あらゆる手段を用いて圧力をかける。転向を拒否する学習者には、数人がかりで腕を後ろ手にねじり、髪を引っ張り、声を出させないように口を塞ぐ等の暴力が加えられ、学習者の手を掴んで反省文を書かせる。

　また、長年にわたり、薬物による迫害も頻繁に行われてきた。警官は受刑者に命じて、内容不明の薬を学習者の食事に混ぜさせることもある。

　山東省女子刑務所は「転向率」を上げるため、学習者への苛酷な身体的・精神的拷問を行っている。その中には、学習者を独房に拘禁し、24時間監視、会話、洗面、トイレ、水分摂取が制限され、随時暴行や拘束具の使用などが行われている。

　不完全な統計によれば、現任刑務所長の李延群が就任して一年余りの間に、林建平さん、李鳳英さん、王玉玲さん、徐海紅さんの4人が刑務所の迫害により死亡、多数の学習者が障害・重傷を負っている。

　重慶市渝北区の双北通りコミュニティの有害掲示板

　重慶市渝北区両路街道双北通りコミュニティは、晩晴園にいくつかの掲示板を設置しているが、そのうちの一つに法輪功を中傷する内容が含まれており、長期間掲示されたままである。

　遼寧省瀋陽市の劉湘菊さんが嫌がらせを受ける

　9月16日午前11時過ぎ、遼寧省瀋陽市遼中区城郊郷派出所の副所長が3人を連れて、学習者・劉湘菊さんの自宅にやって来て、いろいろと質問した。さらに、署名や押印を強要したが劉さんは応じなかったため、最終的にそのまま帰った。

　遼寧省撫順市の趙麗輝さん連行事件の補足情報

　明慧ネット2025年9月17日中国総合ニュースには「遼寧省撫順市の趙麗輝さんが連行」という内容があるが、60代の女性学習者・段淑霞さんも連行され、撫順市南溝留置場に拘束された。

　瀋陽市瀋河区大南派出所の警官・董涛による嫌がらせ

　9月10日午後3時過ぎ、遼寧省瀋陽市瀋河区大南派出所の警官・董涛ともう一人の警官が、パトカーで学習者・肖さんの自宅マンション下に来て、インターホンを押した。肖さんの86歳の父親が応対し、警察だと聞いてドアを開けなかった。その後、警官は階上まで来てドアを叩いたが、父親は開けなかった。2人の警官はそのまま帰った。しかしこの件で父親は非常に不安になり、長女宅から出ようと考え、次女に電話して自分を迎えに来てもらうよう頼んだ。

　父親は度重なる嫌がらせや、長女の安全への心配から精神的に非常に緊張していた。そして外出中に転倒し、歯がぐらつき出血、口と顔半分が腫れ、食事さえ困難になった。手をついたために手も大きく腫れ上がった。

　今年1～2月のわずか2カ月間で、大南派出所の董涛は3度も嫌がらせに来た。1回目は1月初め、2回目は1月23日、3回目は2月18日であり、そのたびに父親は緊張し長女を心配した。今回の9月10日の件を加えると、これで4回目となる。こうした不安のあまり、父親は転倒し負傷するに至った。

（注：法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照）