　【明慧日本2025年9月21日】カナダの首都オタワの複数のコミュニティで9月、毎年恒例の多文化フェスティバルが開催され、法輪功学習者（以下、学習者）がイベントに参加し、法輪功の修煉方法と基本理念を市民に紹介するとともに、中国共産党（以下、中共）による長年の迫害と国際的弾圧の実態を明らかにした。この活動は多民族の市民や政界有識者から広範囲に支持を得た。

　オルレアンズ多文化祭「真・善・忍」に人々が称賛

　9月13日、オタワ東部のオルレアンズコミュニティで第4回多文化祭が開催された。主催者のイヴェット・アシリ氏は、「今年は33の団体と企業が出展し、異なる民族背景を持つ住民たちが協力して盛大に開催された」と述べた。

　地元の国会議員マリー＝フランス・ラランド氏もイベントに出席し、メディアのインタビューを受けた。彼女はオルレアンズを「美しいモザイク」と表現し、世界各地から来た人々によって構成されていると説明した。また、言語や文化が異なる中でも、これらの違いこそがカナダをより美しく包容力のある国にしていると強調した。

多文化祭で学習者が五つの功法を実演し、多くの観客が足を止め見入っていた

　イベント当日、学習者たちは五つの功法を実演し、多くの観客を惹きつけた。法輪功団体の参加について、ラランド議員は「学習者は間違いなく我々のコミュニティの一員です」と述べた。彼女は法輪功が提唱する「真・善・忍」の理念を称賛し、これらの理念はすべてのカナダ人が守るべき普遍的な価値であると述べた。

国会議員ラランド氏（左から4番目）は法輪功のブース前で学習者たちと記念撮影をした

学習者が会場の観客に向けて五つの功法を実演し、主催者のアシリ氏は法輪功団体を称賛した

当日、学習者が市民に無料で功法を教えた

　高校生のジャン・セバスチャンは、現場で功法を学んだ後、「法輪功を学ぶことでエネルギーの流れと心身のリラックスを感じることができました」と述べた。彼は次のように話した。「このエネルギーと身体の振動がとても好きです」

　彼は、「真・善・忍」は宗教を信仰する人の理念に限らず、人間性そのものの表れであると考えている。

　多文化祭の代表者「真・善・忍は全人類に属するものです」

ゴッシュ氏は、インド出身の教育者、起業家、そして文化の推進者であり、カナダの多文化交流の促進において多大な影響を与えている

　インド出身の教育者で起業家のギプシー・ゴッシュ氏もイベントで法輪功についての考えを共有した。彼女は、座禅が自然や宇宙とつながる方法であり、精神性と健康を向上させるものだと考えている。彼女は次のように述べた。「真・善・忍はカナダだけのものではなく、全世界に共通するものです」

　退職した料理人ジョン・パチェコ氏は初めて法輪功の功法に触れ、その煉功動作を「美しく、心に響くもの」と形容した。彼は現代社会の多くの人が忍耐力や心の平静を欠いていると感じ、法輪功の理念が人々に必要な精神的な力であると述べた。

　市民は署名活動で支持、中共の国際的迫害の停止を訴える

　法輪功のブースでは、中共による法輪功への26年間にわたる迫害や、その国際的な弾圧行動についての情報が紹介された。これには、カナダ各地での神韻公演に対する脅迫や威圧行為も含まれている。多くの市民が、国会に対して中共の国際的な弾圧を停止させるための法案を議会が可決するよう請願書に署名した。

　ラロンド議員は、カナダは民主主義と法の支配によって築かれた国であるとし、「私たちの制度は人々を助けるために存在しています」と述べた。彼女はこの問題に関するさらなる対応を約束し、「カナダ人として、私たちは互いに支え合うためにここにいるのです」と強調した。

ブース前で、カナダの様々な国の人々が請願書に署名し、中共による国際的な弾圧の禁止を求めた

　パチェコ氏も請願書に署名し、「私は彼らを支持しています。そして、彼らが困難を克服する手助けをしたい。政府は人々を奴隷化すべきではなく、その迫害をカナダにまで広げるべきではありません」と述べた。

　中国からの移民の人の声「民主社会が結束し迫害に対抗すべき」

　台湾出身で現在カナダに移住している療法士の邱（きゅう）さんは、台北で学習者が座禅で請願を行う場面を目にした経験を語った。その際、中共の背景を持つ人物が妨害を行う様子も見たと述べた。このような現象がカナダでも見られるため、中共の国際的な弾圧行為の存在が浮き彫りになっていると指摘した。

　彼女は、民主社会は協力して中共に圧力をかけるべきだと考えており、また法輪功の修煉方法が心の癒しに積極的な効果を持つと述べた。「私の生徒の中にも学習者がいます。彼らは心を修めることで内なる平穏を取り戻しています」
　さらに、真・善・忍の価値観を高く評価し、その原理が外部の争いを減らし、家庭と社会の調和を促進すると強調した。

　長年移民として生活しているダグラス・クワン氏は、法輪功の詳細についてはあまり知らないものの、中共がグループを弾圧する行為に不安を感じていると述べた。彼は、「民主社会において、平和的な信仰団体を脅威とみなすべきではありません」と強調し、請願書に署名して法輪功への支持を明らかにした。

　カナダ多文化祭の来訪者「座禅は心身のバランスに役立つ」

　9月7日、オタワ西部のカナタコミュニティで開催された文化祭では、学習者が住民から歓迎された。電気技師で企業主のアリ・ヘジャジ氏は初めて法輪功の動作を学び、座禅が身体と心に変化をもたらし、さらに修煉を深く追求したいという意欲を掻き立てられたと述べた。

9月7日、カナタコミュニティの文化祭において、電力技師で企業主のアリ・ヘジャジ氏（右から2番目）は、座禅をしている

　ヘジャジ氏は、自身が現在、生活と仕事のプレッシャーに直面していることを明かし、座禅によってリラックスと希望を感じたと述べた。また、法輪功の「真・善・忍」の原理に共感し、これらの理念は古代宗教における真理と一致しており、すべての人々が従うべき価値観であると考えていると述べた。

　彼は請願書にも署名し、政府に対して迫害を止めるための行動を求めた。「政府は人類の福祉を最優先すべきであり、どのような問題であれ、人間中心の視点を持つべきです」と語った。

图9～10：在法轮功展位前，各族裔的加拿大人纷纷在请愿信上签名，呼吁加拿大国会立法制止中共跨国镇压。

法輪功のブース前で、次々と請願書に署名し、中共の国境を越えた弾圧を止めるように呼びかける

图11：九月七日，在首都西面的卡纳塔社区举办的文化节上，一群孩子正在学炼法轮功。

9月7日、子供たちが法輪功の煉功を学んでいる