　【明慧日本2025年9月21日】ロンドンの大英博物館は世界中からの観光客が集まる場所であり、法輪功学習者（以下、学習者）が長年にわたり法輪功の実態を伝える拠点として活動している。ここは、中国本土や香港の人々が法輪功を身近に知るための重要な窓口となっている。学習者たちは、雨の日も風の日も休むことなく中国本土の人々と対話し、その誠意ある率直な交流を通して、多くの中国人の心に抱かれていた疑問を解き、中国共産党（以下、中共）の嘘とその残酷な本質を認識させてきた。

ロンドンの大英博物館前で、中国からの留学生が法輪功の実態を伝えるパネルを見ている

中国からの観光客が設置されたパネル資料を読み、写真を撮っている

　「今日話してくれたことは、私の認識を覆しました」

　中国から来たある若い男性はクリスチャンであり、中共が学習者から生体臓器収奪をしているという犯罪行為を知り、躊躇なく署名して学習者を支持した。学習者が彼の正義感と良心を称賛すると、彼は「私は中国にいる時に数人の法輪功学習者を知り合いました。彼らは法輪功の修煉を堅持したために、迫害され、逮捕されました。彼らは皆良い人だと知っています。中共には人権がないからです」と語った。

　学習者がさらに、「三退」が身の安全を守る意味について、中共は人々を騙して生命を共産党に捧げる誓いを立てさせ、悪魔に魂を売り、自ら神性を破壊していると伝えると、彼は理解し、「すでにイエス様を信じているので、中共の無神論組織に留まることはできません」と言った。そして彼は、学生時代に加入した共青団と少先隊組織からの脱退を仮名で脱退した。「今日、お話を聞いて、私の認識は覆されました」と嬉しそうに語った。

　大学生「法輪功はこんなに素晴らしいものだったとは」

　3人のイギリスに留学中の若者が法輪功の無実を伝えるブースの前を通りかかり、1部の新聞を受け取って立ち去った。しかし、20分ほど経った後、彼らは戻ってきた。そのうちの1人の男子学生が学習者に「私は北京で7年間学生をしていましたが、ずっと理解できない問題がありました。少しお話を聞かせていただけますか？」と尋ねた。学習者は快諾した。

　彼は「当時、政府は法輪功を邪教だと言っていました。中国全土に1億人の法輪功修煉者がいるのに、全員が『邪』であるはずがないじゃないですか」と聞いた。

　学習者は、憲法と全国人民代表大会の法律には、法輪功を邪教と定める条文は一切なく、それは江沢民が個人的な嫉妬から言った一言に過ぎず、法律ではないと説明した。『人民日報』などの共産党メディアがそれに追随し、世論を操作しているのだと説明した。彼らはそれを聞いて何度も頷いた。

　学習者は、中共とその宣伝機関がどのように人々を欺いているかを例を挙げて説明した。例えば、3年間順調な天候が続き豊作だったにもかかわらず、中共が以前に推進した大躍進政策で食糧生産量を嘘をついて誇張し、『人民日報』は「白菜1株500斤」などと報道した結果、3年間の大飢饉で数千万人が餓死したにもかかわらず、中共はそれを自然災害だと主張した。中共は嘘を利用して全国民に独立した思考を放棄させ、全国的な捏造を招き、数千万人もの人々の悲劇的な死を招いた。このような例は数えきれないほどある。若者たちは突然そのことに気づいたのだ。

　学習者はまた、義父母と自身が法輪功を修煉した後に心身ともに健康になり、恨みの心が消えていった過程を伝えた。ある女性は「今日、お話してくれたことに感謝します。私たちは何も知りませんでした。法輪功はこんなに素晴らしいものだったんですね」と言った。最終的に、彼らは皆、中共の組織から脱退することに同意した。

　海外の医師「共産党はまさに邪悪そのものだ」

　中国から来たある外科医がブースに近づき、「私はあなた方を支持します。共産党は悪い、まさに邪悪そのものです。私は1989年の天安門事件に参加しました」と述べた。彼は、中国本土では携帯電話で、もはや天安門事件の本当の情報を見ることができないと言う。

　法輪功学習者が雨の日も風の日も休むことなく真実を伝えている姿を見て、彼は非常に感銘を受け、「30年来、民主と自由を求めるすべての団体の中で、法輪功が最も良くやっています。なぜなら、あなた方には真・善・忍という理念があるからです。信念があればこそ、物事を行う上での最低限の基準を守ることができます。中国には信じることがないため、共産党は信念を持つ人々を消滅させようとしているのです」と語った。

　この医師は学習者に向かって親指を立て、「あなた方は中国人の誇りです！」と言った。

　「中共は国、人民、そして党を一緒に縛りつけている」

　60歳くらいの香港人男性が真実を伝える拠点に歩いてきた。彼は香港ではよく法輪功の新聞を見ているが、中国本土では入手できないと言う。中共は「一国二制度、50年不変」と約束したが、信用できない。現在の香港の状況は非常に悪く、「学習者がそこで資料を配布しているのを見ると、中共が雇った連中が邪魔をしています」と彼は言った。彼は「中共は国、人民、党を一緒に縛りつけ、人々を奴隷化しているのです」と話した。

　彼は海外の学習者が雨や風をものともせず、ボランティアで真実を伝えているのを見て、思わず「本当に大変ですね。お疲れ様です。どうぞご自愛ください」と言った。

　中国の人々は真実を求めている

　長年にわたり、ロンドンの大英博物館前の法輪功学習者の真相拠点では、多くの中国本土からの観光客が積極的に真相を理解しようとしている。彼らの中には、その場で「三退」を表明する人もいれば、資料を持ち帰って詳しく調べる人もいる。また、中国国内ではこれらの情報を全く見ることができず、海外に来て初めて知ったと慨嘆する人もいる。

　学習者は彼らに「真相を伝えるのは、自分のためではなく、より多くの人々に善悪を認識してもらうためです。善には善の報いがあり、悪には悪の報いがあります。これは古今東西変わらない天の理です。すべての生命には選択の機会があるのです」と伝えている。

　法輪功学習者は真・善・忍の原則を堅守し、平和的かつ理性的な方法で、雨の日も風の日も大英博物館の前で中国の人々に法輪功の真実を語り、中共による法輪功への迫害という犯罪行為を暴露している。同時に、彼らは香港の高齢者、留学生、そして中国本土の医師など、中国の人々の心の奥底には真実を求め、信仰の自由を求めているという思いがあることを感じている。