　【明慧日本2025年9月22日】（河北省＝明慧記者）河北省女子刑務所が石家荘市の石銅路に位置し、河北省内で不当に判決を受けた女性の法輪功学習者（以下、学習者）は、ほとんどこの刑務所に連行されて迫害される。1999年7月20日、江沢民と中国共産党（以下、中共）が互いに利用して法輪功を迫害し始めて以来、同刑務所は様々な拷問手段を用いて、収監された学習者を虐待している。それらの拷問には、殴打、電気ショック、吊るし上げ、針刺し、冬は寒風の中での凍結など、炎天下での日光浴、独房監禁、長時間の立ちっぱなし、強制灌食、睡眠の剥奪、不明薬物の強制投与などが含まれ、多くの学習者が死亡、負傷、障害、精神異常に至った。無数の家庭が崩壊し、家族が離散した。

　以下ではいくつかの事例を挙げる

　1. 撫寧県の学習者・李桂彬さんが迫害により死亡

　秦皇島市撫寧県の李桂彬さんは、2019年7月に昌黎県裁判所によって懲役4年の実刑判決を宣告され、2021年5月に同刑務所に連行された。2023年4月16日、迫害によって死亡し、享年80歳であった。

　2. 王瑞伶さんが迫害により障害を負い、左目を失明

　遵化市在住の王瑞伶さん（72歳）は、懲役8年の実刑判決を受け、2021年4月15日より同刑務所に収監された。不明薬物の強制投与、髪の毛を引っ張られて壁に頭を打ちつけられる、冷水をかけられるなどの拷問を受け、一時は精神錯乱、生命の危機に陥った。最終的に左目を失明する障害を負った。

　3.聞慶芳さん、迫害により下半身不随

　河北省遷安市の学習者・聞慶芳さん（59歳）は、法輪大法への信仰を理由に2022年8月1日、警官に連行され、2023年7月に遷安市裁判所から懲役3年の実刑判決を受けた。2023年12月17日、同刑務所第14監区に連行された。

　2023年12月22日の夜、聞さんが「囚人バッジ」を着用するのを拒否した（「真・善・忍」の教えは無罪と考えたため）ので、5人の受刑者（馬麗・孔繁瑾・姜海栄・馬艶菲・麻蔚娜）により暴行を受け、全身に傷を負い、意識を失いかけた。この暴行により、歩行不能となり下半身不随となった。暖かい時期は、地面に座って両手で足を持ち上げながら少しずつ前進し、寒い時期には2つの小さな椅子を使って交互に座って移動した。視力も低下し、物がはっきり見えなくなった。薬の服用を拒否したことで、刑務官は囚人に指示し、聞さんの食事に薬を混入させた。手足や体には筋萎縮が見られた。2025年7月31日、冤罪の刑期を満了し、帰宅した。

　4、最近、秦皇島市在住の洪艶栄さん（72歳）が、同刑務所第14監区に拘束され、「特別管理」という形で迫害、厳しい管理を受けている。

　5、河北省邢台市出身の学習者・胡輝さん（58歳）が、2023年7月17日、邢台市公安局の国内安全保衛部門（法輪功迫害の実行機関。以下、国保）警官により連行・家宅捜索され、邢台市第一留置場に拘束された。2024年10月、邢台市寧晋県裁判所により懲役4年の実刑判決を下され、2025年2月19日、同刑務所に入れられた。胡さんがこの女子刑務所で迫害を受けるのは2度目である。

　6、河北省保定市出身の学習者・胡錦鳳さん（45歳）が、2022年7月27日、北京市公安局順義分局高麗営派出所の警官により連行された。2023年9月、北京市順義区裁判所により懲役4年と罰金4千元（約8万円）の判決を受けた。2025年1月初めに得られた情報によれば、胡さんは2024年11月11日に北京市天河刑務所から河北省女子刑務所に移送され、引き続き拘束されて迫害を受けている。

　河北省保定市出身の学習者・張喜梅さん（58歳）は2024年4月9日、競秀区公安分局天威派出所の警官により連行され、2024年5月22日、競秀区検察庁により逮捕状が出された。2024年11月13日、高陽県裁判所は保定市留置場で裁判にかけ、その後、張さんに懲役3年6カ月と罰金1万元（約20万円）の判決を言い渡した。張さんは上訴したが、保定市中級裁判所は原判決を維持した。最近の情報によれば、張さんはすでに河北省女子刑務所に移送され、迫害を受けている。同刑務所で迫害を受けるのは2度目である。

　（注：法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照）