文／日本の大法弟子

　【明慧日本2025年9月22日】私が修煉を始めたきっかけは、仕事、子育てなどのプレッシャー、ストレスから自律神経失調症、不安障害になり車の運転もできなくなり、人混みにも行けず、仕事もできない状況になってしまったからです。家は母子家庭で、子供の生活がかかっていたため早く治して社会復帰したい気持ちで一杯でした。しかし、根治の難しい病気と分かっていたため不安と焦りで更に症状が悪化してしまいました。

　当時病院にはかかっていましたが薬は症状を抑える一時的なものだとわかっていたので頑なに薬を飲まない私に、担当の医師がネットで調べて漢方医を紹介してくれました。その後その漢方医のところへ受診に行き、「あなたみたいな症状でこの気功でよくなった人がいたからやってみたら？」と言われ法輪功のチラシを頂きました。その時は怪しい物だったらどうしよう、何か変な宗教だったらどうしよう、と思っていましたが、何とかして根治させたいという強い思いと、チラシをくれた漢方医がボランティアで教えているということ、自由参加ということでとりあえず参加してみようと思い数日後煉功点に行ってみました。

　初めて参加した時にちょうど「業力の転化」の一節をみんなで読んでいて、あまり内容が分からないながらもこのような内容は誰からも聞いたことがないと思い、とても納得できたのを覚えています。

　それからは病気を治したい一心で本を読み、煉功に励んでいました。不純な心で学んでいながらも少しずつ体調も良くなり数カ月後には仕事に復帰できるようになりました。

　交流に参加し　自分の修煉を前向きに捉える

　そして次第に学んでいくうちに求める心を抱いて法を学んではいけないこと、心性を修めることの重要性がわかってきました。真相伝えの重要性にも気付き家族や友人、仕事の同僚、そして私は営業の仕事をしているので会うお客さんなどに署名活動などを行いました。しかし依然として多くの執着心を前に心性を守れず、できない自分は本当に修煉者と言えるのだろうかと自信が持てませんでした。

　明慧ネットの交流文章を見るたびに他の同修はこんなにできているのになぜ私はいつまでも修煉の核心的な部分を掴めず、心から法に同化したいという強い意志が出てこないのだろうか、と焦り落ち込むばかりでした。

　このような状態が２、３年続き苦しんでいたある日ネットで毎週１回行われている日本人同修たちとの交流会の話が舞い込み、あまり同修と交流することのなかった私は自分が変われるきっかけになればと思い参加をすることにしました。

　参加するプロジェクトの交流を加えて週２回の交流は私にとってはとてもハードでした。なぜなら仕事、子育て、家のことなどの理由で時間的な厳しさと、自分のことを話すという苦手なことや指摘されることの苦痛などから時には泣きながら交流することもあり、正直に言うと交流に参加したくないと思うこともありました。

　それでも参加し続けることが出来たのは、同修たちとの交流で法理から悟ること、理解できなかったところが理解できるようになり自分にとって必ず向上につながっていくと思えたことと、同修たちの一人一人が交流を通じて向上できるようにという強い正念が私にとって大きな励ましとなっていたからです。

　交流を通じての気づきはたくさんありましたが、根本的な問題は自分の修煉の目的意識の低さというところにありました。自分の返本帰真、神になることを第一の目的にするという最も肝心なことが自分の中でかなり低い位置に置かれていたのです。これは常人の次元で大法が良いもの、常人の観念から法を理解していたことの現れで、法や師父、そして自分のことを信じることのできない根本的な原因だったのです。

　そのことに気がついてから少しずつですが日頃の修煉において変化が出てきました。自分の向上を感じるようになったのです。

　さらに交流を通じて修煉とは苦を嘗めることですが、私は自責の念や間違った観念から人為的に常に修煉を苦しいものにしていることにも気が付きました。自分の不足を見て落ち込むばかりで法理に則って考えることが出来ていませんでした。いっぺんに出来ないのは当然、出来ないことにばかりに目を向けるのではなく、そこからどのように向上していくのか、少しでも、一歩でも１ミリでも向上していれば、これは向上だ、と前向きに捉えられるようになりました。

　私は交流から、師父が仰られている修煉の環境を守る大切さと、比して修すること、そして一緒に切磋琢磨することの重要性を感じています。

　正念を強化し　時々刻々修煉の目的を意識する

　しかし最近の私の状態は環境が良くなると自分を緩め、苦しくなると三つのことを強化すると言いう状態になってしまっています。これは常人の中の安逸を求める心や修煉を始めた当初からあった常人の次元から法を認識することに留まっていることの現れです。

　惰性に溺れ、スマホへの執着や、子供への情などを放任してきてしまったため、次第にそれらが大きくなり、三つのことにも影響してしまっています。

　病気を治す為や苦しいことを解決すると言う目的意識で一生懸命努力するのに、自分の返本帰真や師父との誓約のためになぜ勇猛邁進できないのでしょうか？

　この交流文を書きながら自分の修煉の初期の頃を思い出し、向上したいという強い正念を持たなければならないと思います。

　これまでの修煉で不甲斐なく何度もつまずいている弟子に対して師父は見捨てることなく何度も機会を与えてくださり、何度も救いの手を差し伸べてくださり、何度も励ましてくださいました。これはどれだけの慈悲でしょうか。

　師父が衆生を救い済度することを手伝い、自分を修め、返本帰真という自分が存在する目的を思い出し、法を正す時期の真の大法弟子であることを忘れず、怠けていた自分の修煉を正さなければならないと思っています。これ以上師父にご心配をおかけするわけにはいきません。

　師父ありがとうございます。

　同修の皆さんありがとうございます。