　【明慧日本2025年9月23日】黒竜江省鶏東県の母親の家に住む法輪功学習者の韓偉さんは、今年8月1日午前、鶏東県東風派出所の警官から出頭するよう告げられ、派出所に向かった。韓偉さんはそこで江蘇省南通市通州区公安局の警官の葉楊らに拘束され、南通市に移送された。現在、韓偉さんは南通市崇川区検察庁に起訴され、不当な裁判に直面している。

　2024年3月13日、韓偉さんの兄である韓潮さん（法輪功は修煉していない）は、鶏東県の自宅で江蘇省南通市公安局国内安全保衛部門（法輪功迫害の実行機関）の警官に拘束され、自宅も不当に家宅捜索された。警官は、ビッグデータで彼の携帯電話から何らかの情報を得たと主張した（これは中国共産党が国民の携帯電話を監視していることを示している）。翌日、韓潮さんは南通市通州区公安局に不当に刑事拘留を受け、留置場に不当に監禁された。韓潮さんの妻はショックで心臓発作を起こし、入院した。

　2024年3月28日、南通市通州区公安局の徐隊長と張芝山派出所の警官数人が、黒竜江省鶏東県で数日間張り込みを続けた後、韓偉さんを拘束し、家宅捜索を行った。警官は、法輪功と無関係な、修煉していない人のパソコンも一台強奪した。警官は捜索令状を提示せず、強奪した物品のリストも提出しなかった。伝えられるところによると、韓偉さんが兄のWeChat（微信）を使って、情報発信に使われたと思われるカードにチャージしたことが原因とされた。3月30日、韓偉さんは南通市に連行された。4月10日、韓潮さんは自宅に戻った。4月30日、韓偉さんも釈放された。2人とも、いわゆる「裁判待ち」の状態に置かれた。

　今年4月中旬、韓偉さんの兄は「裁判待ち」を解除されたが、韓偉さんは江蘇省南通市崇川区検察庁に陥れられ、引き続き「裁判待ち」の状態が続いた。

　今年7月12日、江蘇省南通市崇川区裁判所から韓偉さんに、検察庁の起訴状（不当な）を受け取るよう通知があった。7月16日、韓偉さんは南通市裁判所で起訴状と出廷命令書を受け取った。江蘇省南通市崇川区裁判所は、8月6日午後2時に韓偉さんの不当な裁判を予定した。

　今年8月1日午前、母親の家にいた韓偉さんは、鶏東県東風派出所の警官から出頭するよう告げられた。葉楊警官らは、韓偉さんを再び江蘇省南通市に連行した。その際、江蘇省南通市崇川区裁判所が7月25日に逮捕状を発布し、韓偉さんを不当に連行するよう指示があった。

　付録：ある法輪功学習者が江蘇省南通市崇川区裁判所の裁判官に宛てた勧告（中国語参照）　

　（注：法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照）