　【明慧2025年9月23日】（メルボルン明慧記者の報道）オーストラリア・メルボルンの法輪功学習者（以下、学習者）は9月13日、、市中心の最も賑やかな場所にあるビクトリア州立図書館前で、4億5千万の中国人の勇士が中国共産党（以下、中共）組織の党員・共青団・少年先鋒隊からの脱退（通称「三退」）したことを祝う集会を開催した。会場には横断幕が掲げられ、中共による法輪功迫害と正義の信念が伝えられた。天国楽団の壮大な演奏や腰太鼓の力強い演技が、往来する人々の関心を引き、迫害の詳細について尋ねた。

　『大紀元時報』が2004年11月に発表した社説シリーズ『共産党についての九つの論評』は、中共の本質を暴き、その後、中国人の勇士による「三退」のブームを引き起こした。現在までに、4億5千万以上の中国人が中共組織からの脱退を表明している。

　世界退党サービスセンター・メルボルン支部のスポークスパーソン、孫氏は集会で次のように述べている。「4億5千万の人々の『三退』は、生命の覚醒、良知の復活、そして人類による暴政への抵抗を象徴しています」

　孫氏は、20年以上にわたり、学習者が中共の虚言、暴力、恐怖文化を暴き、人々が中共の真の姿を認識する手助けをしていると述べた。また、中共の犯罪行為は中国国内にとどまらず、その影響はすでに自由社会、オーストラリアを含む国々にまで及んでいるとも述べた。中共はスパイ、浸透、贈賄、操作を通じて海外での弾圧を行い、批判者を沈黙させ、海外の中国人を支配し、世界中に暴政を輸出していると指摘した。

　当日、メルボルンの複数のコミュニティリーダーが集会に駆けつけて声援を送り、「三退」は中国人が自由を選び、未来へ歩むための重要な選択であると強調した。彼らは、貴い中国人に中共の正体を見極め、邪悪から距離を置き、中共による国際的な弾圧に抵抗するよう呼びかけた。

图1～6：二零二五年九月十三日，澳大利亚墨尔本州立图书馆前，举行了庆祝4.5亿中国勇士三退集会，吸引市民和游客驻足了解详情。

9月13日、オーストラリア・メルボルン州立図書館前で開催された、4億5千万の中国の勇士による「三退」を祝う集会

　「法輪功学習者の努力は、中共の迫害を食い止める上で極めて重要である」

　オーストラリア『ニュースウィークリー』誌の主筆であり、オーストラリアの著名シンクタンク・国家市民委員会（NCC）の元会長、ピーター・ウェストモア（Peter Westmore）氏は、学習者が長年にわたり中共の迫害を暴くために尽力してきたことに深く感銘を受けている。

　ウェストモア氏は、中共に幻想を抱く人々に現実を見極めるよう助言した。「中共は弾圧の上に成り立っており、最も大きな被害者は中国の人々です。香港の人々が自由を奪われたことは、中共の本質が弾圧によって統治を維持していることの証明です。『三退』の最大の目的は中共の支配を打ち破ることであり、この邪悪な政権は最終的に滅びるだろう」

　同氏はさらに「この偉大な平和的抵抗運動において、私たちは皆さんと共にあります」と述べた。

集会でスピーチするオーストラリアの著名シンクタンク元会長ウェストモア氏

　「中共からの脱退は魂の救済である」

　「中国民主運動メルボルン連盟」監事長・高健氏は集会で、20年前に初めて『九評』を読んだ際の感想を語った。

　「2004年12月、私は『大紀元時報』で『九評』を読みました。その時、心の内はとても感動しました。九篇の長文は、歴史、文化、哲学、政治などあらゆる面から中共の邪悪な本質とその特徴を分析しています。文章は簡潔で、鋭く核心を突き、その震撼力は人々を目覚めさせるのに十分でした！」と高氏は振り返った。同氏は「その直後、私は『九評』の小冊子をメルボルン民主運動連盟の全てのメンバーに配布し、皆に一度しっかりと読むよう求めました」と語った。

集会でスピーチする「中国民主運動メルボルン連盟」監事長・高健氏

　「これは法輪大法が中国の人々にもたらした偉大な貢献です」と話す高氏は、「本来であれば、私たち民主運動に携わる者が行うべきことですが、法輪功がそれを行ってくれました。その功徳は計り知れません！」と述べた。

「2005年、法輪功学習者が『三退』を発起した際、メルボルン民主運動連盟は直ちに積極的に応じ、全てのメンバーが三退の声明に自分の名前を書いた……この壮大な『三退』運動において、中国の人々は平和的に中共という邪教を解体してるのです」と高氏は述べた。同氏はさらに「中共からの脱退は政治闘争ではなく、道徳的選択であり、権力争いではなく、魂の救済なのです！」と話した。

　高氏は最後に感慨深く、「法輪大法に感謝します。法輪大法学習者に感謝します。まさに皆さんが法を広めることによって、私たちは希望を目にすることができました。『真・善・忍』が私たちと共にありますように！」と述べた。

　オーストラリア民主労働党ビクトリア州元副会長「中共はオーストラリアにとって深刻な脅威である」

集会でスピーチするオーストラリア民主労働党ビクトリア州元副会長ジェラルド・フラッド氏

　オーストラリア民主労働党ビクトリア州元副会長、ジェラルド・フラッド氏はスピーチの中で、中共がオーストラリアにもたらす危害を分析した

　フラッド氏は、オーストラリア情報局前局長レイチェル・ノーブル氏の言葉を引用し、中共のハッカー作戦「ソルト・タイフーン」が深刻な脅威であり、一度の遠隔攻撃で飲料水中の塩素濃度を上げ、水源を飲用不可にする可能性があると述べた。さらに、ネットワーク上の脅威の程度において、中共に匹敵する政権は存在しないと強調した。

　フラッド氏はこう述べた。「今回の集会を実現させてくださった各界の皆様に心からお祝い申し上げます。皆さんの努力は、中共の迫害に抵抗する上で極めて重要です」

　人権活動家「すべての人は中共を捨てるべきだ」

　オーストラリア越南コミュニティ・ビクトリア州支部主席グエン・ヴィ・クアン氏は集会で、自身が家族とともに共産政権から逃れた理由を語った。「1975年4月30日、北方の共産党が国境を越え、我々の国を占領しました。ベトナムは自由を失い、私たちは故郷を離れてここに来ざるを得ませんでした」

集会でスピーチするオーストラリア越南コミュニティ・ビクトリア州支部主席グエン・ヴィ・クアン氏

　クアン氏はこのように述べている。「私たちは邪悪な中共を終わらせる必要があります。そうして初めて、私たちは本来あるべき自由を勝ち取ることができます。私たちが反対しているのは共産党であって、中国人やベトナム人ではありません。中国人もベトナム人も共産党の被害者なのです」

　「何十年もの間、中共は私たちのコミュニティに干渉し、浸透してきました。今、私たちはオーストラリアに暮らしているのですから、オーストラリアを守る必要があります」

集会でスピーチする人権活動家、中華民国大陸政府連絡事務所（準備事務所）主任のグエン・ジェ氏

　当日の集会に、人権活動家であり中華民国大陸政府連絡事務所（準備事務所）主任のグエン・ジェ氏は集会でこのように述べている。「第三次世界大戦の勃発を避けるためには、世界中のすべての独裁政権を終わらせる必要があり、特に中共のような最も邪悪で最大の独裁政権を終わらせねばなりません」。同氏はさらに「すべての人、特に中国人は共産党を捨てるべきだ」と呼びかけた。

　グエン・ジェ氏は中共の三大罪悪、反人類、反文明、反国家主義について論じた。同氏は特に中共の反国家的性質を強調し、「中共政権はまさに正真正銘の売国奴であり、反国家政党だ」と述べた。「過去80年間で、共産党はおよそ1億人近くの中国人を死に追いやったのです」

　最後にグエン・ジェ氏は呼びかけた。「どうか皆さん、共産党を脱退し、共産党を捨ててください。これは中国人の明るい未来であるだけでなく、国際社会全体の平和を守る最も基本的な保証なのです」

　学習者「三退のブームは中国人に曙光をもたらす」

图12：二零二五年九月十三日，澳大利亚墨尔本州立图书馆（State Library of Victoria）前，举行了庆祝4.5亿中国勇士三退集会。图为现场<span class='voca' kid='62'>真相</span>横幅。

9月13日、オーストラリア・メルボルン州立図書館前で開催された、4億5千万の中国人勇士の「「三退」を祝う集会で掲げられた横断幕

　中共が迫害を始める前から、桂さんはすでに法輪大法を修煉していた。オーストラリアに来てからは「三退」ボランティアとなり、国際電話をかけて同胞に中共による法輪功迫害の実態を伝え、中共の邪悪さを認識させ、中共およびその関連組織からの脱退を勧めている。彼女は毎日6～9時間電話をかけ、多い時には一日で70～80人を「三退」へと導いている。

　桂さんはかつて、車に誤って閉じ込められてしまった小学5年生の少女を助けたことがある。この少女は迫害の実態を伝える電話を聞いた後、少年先鋒隊からの脱退を表明し、その直後に無事脱出することができた。また、入院中の男性は退党した後、「法輪大法は素晴らしい」と心を込めて念じたところ、体の状態がすぐに好転した。さらに、南方のある都市の清掃会社の社長は迫害の実態を知った後、従業員26人を率いて「三退」を行った。

　桂さんは20年以上にわたり、ニューヨークからパリへ、シドニーからメルボルンへと、常に各地の名所で迫害の実態を伝え、「三退」を勧め続けている。彼女は「三退のブームは今まさに中国人に新生の曙光をもたらしています」と述べた。