文／黒龍江省の大法弟子

　【明慧日本2025年9月23日】修煉を始める前、私は夫と性格が合わず、家庭内の些細なことでいつも口論になっていました。「もうこんな生活は続けられない」と感じ、何度も離婚を考えたことがありました。

　1997年に法輪大法の修煉を始めましたが、最初は怠け心が強く、学法が不十分で、大法の教えに従って行動できていませんでした。そのため心性もあまり変わらず、夫との衝突も続いていました。

　一．私が変われば、夫も変わった

　もともと私は学法グループに入っていませんでしたが、ある日バス停で出会った同修が法輪功への迫害の実態(以下、真相)を伝えてくれたことをきっかけに、他の同修とも知り合い、学法グループを結成することになりました。

　グループでの修煉環境に身を置くことで、私は法理を深く理解できるようになり、心性も大きく向上しました。問題が起きた時には内に向かって自分を見つめ、どこが至らなかったかを考えるようになり、夫との衝突にも穏やかに対応できるようになりました。

　私が変わると、夫も変わっていきました。以前の夫は怒りっぽく、私が忙しくしていても手伝うことはなく、不満ばかり言っていました。私が何かを指摘しても、聞く耳を持たず、時にはきつい言葉を投げつけてきました。

　しかし、学法を続けるうちに、私は夫の立場を思いやり、優しく接するようになりました。自分に非があれば素直に謝り、夫に足りない点があっても口論せず、まず自分自身を見つめるよう心がけました。そうした私の姿勢が、夫の心を少しずつ変えていったのです。

　私の変化を見た夫は、性格が穏やかになり、まるで別人のようになりました。私が忙しいと自ら進んで料理や家事を手伝ってくれるようになりました。以前では考えられなかったことです。かつては、私が外で法輪大法の素晴らしさや迫害の実態を伝えていると文句を言っていた夫が、今では活動を応援し、時には手伝ってくれるまでになりました。

　義弟ががんを患ったとき、私は真相を伝えましたが、最初は聞く耳を持ちませんでした。そんな時、夫が「ちゃんと聞いてみろ」と声をかけて助けてくれました。今では、夫が私に「今日は出かけて真相を伝えてきたら？」と促してくれることもあります。帰りが遅くなっても怒らず、心配しながら笑顔で迎えてくれます。

　以前は、夫婦喧嘩を見て困っていた息子も、今では穏やかな家庭に安心し、うれしそうにしています。我が家は今、和やかな空気に包まれています。

　二．恨みの心を修めて取り除く

　修煉を始める前の私は、強い「恨みの心」を抱えていたにもかかわらず、自分ではそのことにまったく気づいていませんでした。大法を学び始めて初めて、自分の中に深く根を張った恨みがあることに気づいたのです。

　思い返せば、夫と結婚した当初、義母が私たちに用意してくれたのは、打ち直した古い綿の布団2組と小さなテレビ、家具がわずか2点だけでした。一方で、義妹や義弟の結婚時には、すべて新品が揃えられ、金や銀のアクセサリーまで贈られていました。家に良い物が入ると、まず義妹に与えられ、古くなったものが私たちに回ってくるという扱いでした。義妹や義弟の妻が出産したときには、義母が付きっきりで世話をしていたのに、私が出産した時は、一度も食事の支度すらしてもらえませんでした。私はそうした差別的な扱いに深く不満を抱き、義母や義父に対して強い恨みを持つようになっていました。

　義母が亡くなり、義父が我が家に住むようになった頃、私はすでに大法を修煉していました。数年後、義父が病に倒れ、介護が必要になりました。部屋数が少なく、寝室はひとつだけだったため、義父をベッドに寝かせ、私と夫は床で寝て、夜間も義父の様子を見られるようにしていました。

　義父は話すことも、食事も困難になり、排泄もすべてベッドの上。私は辛抱強く世話を続け、流動食を工夫して作り、時間をかけて口に運びました。1回の食事に2時間かかることもありましたが、嫌な顔ひとつせず接しました。私はよくこう言っていました。「こうして尽くせるのは、大法のおかげです。もし学んでいなければ、到底できなかったでしょう」

　ある時、親戚の結婚式に出席するため、義妹に義父の世話を頼んだところ、「ご祝儀だけ渡したら、すぐに戻ってきて」と言われました。私は「親戚もたくさん来るから、少しは顔を出したい」と言いましたが、義妹は「それはダメ」と一蹴。結局、すぐに戻ることになりました。

　それでも私は、義妹に対して怒りや恨みを抱くことはありませんでした。大法は、「善をもって人に接し、相手の立場に立って考える」ことを教えてくださいました。たとえ迫害する相手であっても、穏やかな心で接するようにと。

　義父は、かつて地方の役所で幹部を務めており、中国共産党（中共）の宣伝を信じていたため、法輪功に対して強い偏見を持っていました。私は繰り返し師父の説法の録音を聞かせ、大法の真実を伝えました。義父は徐々に理解を深め、最終的には中共の関連組織から脱退する決断をしました。それ以降、来客があると義父は親指を立てて「法輪大法は素晴らしい」と認めるようになり、自ら明るい未来を選んだのです。

　義父は我が家で5年間寝たきりで過ごしましたが、私は苦労を惜しまず、心を込めて介護を続けました。親戚たちは「どんなに孝行な子でも、長年の看病は難しいのに、本当にすごいことだ」と言ってくれました。義父も感極まり、よく私に向かって親指を立てて感謝を示してくれました。

　義父が亡くなった時、親戚一同が私に親指を立てて、大法弟子としての行いを称賛してくれました。

　師父の慈悲深い済度に感謝します！