文／山東省の大法弟子　　

　【明慧日本2025年9月25日】2023年5月のある日、私が市場の野菜売り場で真相を伝えていると、Aさんという同修も同じ野菜売り場で人に真相を伝えているのが見えました。私たちはお互いに知りませんでしたが、目と目が合った瞬間、思わず強く抱き合い、「同修ですね！　同修！　お会いできて本当に嬉しいです！」と声を揃えて言いました。2人とも感動して涙ぐみ、お互いを見つめ合って、とても嬉しかったのを覚えています。

　Aさんは私より10歳くらい若く見えました。話している中で彼女が真相の小冊子を欲しがっていることがわかりました。私は「大丈夫です。私が解決できますよ。きっと師父が私たちを会わせてくださったんですね！」と伝えました。彼女は嬉しそうに、とても可愛らしい笑顔を見せてくれました。

　それ以来、市場が開く日には、私は台車を引いて真相資料をAさんのところに届けました。Aさんの真相を伝える能力は本当にすごいものでした。1人に話し終えると、すぐに「三退」（共産党、共青団、少年先鋒隊からの脱退）した人の名前を真剣にメモし、すぐに次の人に向かうのです。彼女は相手を選ばず、出会ったすべての人を救うべき対象としていました。彼女の話し方は実に理路整然としており、まず法輪功とは何か、なぜ中国共産党（以下、中共）が法輪功を迫害するのか、中共は邪悪な組織であること、そして大疫病が共産党員を狙って来ること、善良な人がどうすれば大疫病から身を守り平安を得られるか、「三退」とはどういうことかなど、さまざまな真相を伝えました。三退が平安を得る方法だと話すことから始まり、中共の滅亡を予言する蔵字石、そして邪悪な党による法輪功修煉者からの臓器摘出など、中共が法輪功を迫害している真相を次々と明らかにしました。一人の人が真相を理解すると、彼女は小冊子を差し出し、「皆さん、家に持って帰って読んでみてください。書かれていることはすべて実話で、私が話すよりずっとよくわかりますよ」と言いました。真相を理解した人々のほとんどが、両手で小冊子を受け取って「ありがとう」と感謝を表しました。するとAさんは、「皆さん、私ではなく、私の師父に感謝してください。私の師父が全世界の衆生を救ってくださっているのですから！」と答えました。

　Aさんは仮名を付けるのが非常に上手でした。午前中だけで30人以上の人を三退させましたが、同じ名前は一つもありませんでした。しかも、付けられた仮名には意味があり、三退した人たちは皆、自分に付けられた名前にとても満足していました。Aさんに学歴を尋ねると、彼女は小学校3年までしか通っていないと言いました。しかし、法輪大法を修煉したおかげで、師父が文字を読めるようにしてくださり、想像もしなかった多くの能力を身につけたそうです。彼女は以前、歩くことすら困難だったのですが、法輪大法を学んでからは、師父が彼女の全身の病を治してくださり、病気がなくなり体が軽くなり、全身の痛みは跡形もなく消え去ったのです。

　私たちが知り合って以来、Aさんは毎回、真相を伝えて三退した人々のリストを私に渡してくれました。私は毎晩、夜中までかかって、その字を一つひとつ推測しました。これは人々の命を救うという非常に重要なことなので、少しもいい加減にはできません。そのため、推測した後も、念のため彼女に確認してからでないと送り出しませんでした。その後、彼女は間違って書いた文字を何度も練習して、とても丁寧に書くようになりました。次第に、彼女の書く字は一画一画が非常に整っていて美しくなり、書けない代わりに〇を描いたのは一つもなくなりました。私が「あなたの書く字は本当に素晴らしい！」と言うと、彼女は嬉しそうに大笑いしました。

　Aさんが話してくれたことですが、ある日、大雨が降った後、足首まで水が溜まった道で、一台の車が猛スピードで通り過ぎたそうです。当時、道の両側で買い物をしていた人々は避ける間もなく、泥水が人々の体や顔に飛び散り、全身泥まみれになってしまいました。人々は叫び声を上げ、顔や体に付いた泥水を拭っていました。ところが、道のそばで一心不乱に真相を伝え、人々を救っていたAさんには、泥水が一滴もかかっていませんでした。隣で真剣に話を聞いていた人も、泥水がかかっていませんでした。人々は互いに顔を見合わせ、法輪大法の不思議と超常現象を実感しました。そして、我先にAさんの元に駆け寄り、三退したそうです。

　Aさんはもう一つ、こんな話をしてくれました。ある日、市場で、おしゃれで上品な服装をした80代の女性が向かいから歩いてきました。その年配の女性は、Aさんが真相を伝え人々を救う様子をそばでじっと見ており、話に夢中になっていたのです。Aさんは、まず法輪功とは何か、なぜ中共が法輪功を迫害するのか、中共が邪悪な組織であること、そして大疫病が共産党員を狙って来ること、善良な人がどうすれば大疫病から身を守り平安を得られるか、三退とはどういうことか、三退だけが平安を得る唯一の方法だと話しました。

　年配の女性は、Aさんが一人の三退を終えるのを待ってからAさんのそばに歩み寄り、彼女の手を握りながら「お嬢さん、私は共産党員です。早く私を三退させてください！」と言いました。Aさんが「どうして脱党したいのですか？」と尋ねると、その女性は「あなたが他の人に三退すれば平安でいられると話しているのを聞いて、心に留めたのです。それに、以前私は法輪功を学んだことがあります」と答えました。Aさんが「お名前はなんですか。仮名をつけて三退のお手伝いをします」と言うと、年配の女性は「本名で三退します」と言いました。Aさんが「『法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい』と心に留めておいてくださいね。そうすれば危難が来たときに命が守られますから」と言うと、その年配の女性は「はい、覚えました。安心してください！」と言いながら、大声で一字一字、「法輪大法は素晴らしい！　真・善・忍は素晴らしい！」と唱え始めました。唱え終わると、「お嬢さん、間違ってないかしら？」と言いました。「間違っていません！　お姉さん、素晴らしいです」とAさんは笑顔で答えました。

　その年配の女性が話している最中、突然、一台の乗用車が彼女のそばを通り過ぎ、年配の女性をはね飛ばしました。年配の女性は高い場所に立っていたため、下り坂を数回転がっていきました。これには市場にいた人々も肝を冷やしました。

　Aさんはすぐにその女性のもとに駆け寄り、「お姉さん、大丈夫ですか？」と大声で尋ねました。すると、年配の女性はゆっくりと立ち上がり、頭を振って体に付いた土を払い、また高い場所に立ちました。そして、集まってきた人々に向かって、興奮した様子で話し始めました。「皆さん、見てください！　私は何ともありません！　どこも破れていないし、痛みもない。さっき、法輪大法の師父が片手で私を支えてくださるのが見えました！　車は私に全く触れていませんでした！　師父が私の命を救ってくださったのです！　心の中で『法輪大法は素晴らしい！　真・善・忍は素晴らしい！』と唱えたからです！」

　周りの人々は目を見開き、口々に「なんて不思議なんだ！　なんて不思議なんだ！」と言い、自然に「法輪大法は素晴らしい！　真・善・忍は素晴らしい！　法輪功の師父は本当に素晴らしい！」と叫びました。人々は目の前で起きた法輪大法の尊さと素晴らしさを目の当たりにし、我先にと真相資料を手に取り、皆が三退をしました。

　車を運転していた男性は慌てて駆け寄り、年配の女性が無事なのを見ると、その場に座り込み、両手を合わせて大声で「法輪大法は素晴らしい！　真・善・忍は素晴らしい！　法輪功の師父は素晴らしい！」と唱え、「大金を払うことになるかと思いましたが、おばあさんはご無事だったのですね。法輪功の師父があなたを救ってくださったのですね！　法輪功は私たち庶民を救ってくださるのですね！」と言いました。

　Aさんは皆に「皆さん、ご覧になったでしょう！　法輪大法は縁のある人を救ってくださいます。このおばあさんは、心から三退をして邪悪な党から離れ、『法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい』と心の中で唱えただけで、法輪大法の師父は彼女を徹底的に救ってくださいました。皆さんもこのことが紛れもない事実だと分かったはずです！　三退すれば平安が守られるというのは本当です！　法輪大法の師父は人々を救いに来られたのです！　今では100カ国以上で法輪功が修煉されています。中国の邪悪な党だけが、法輪大法を修煉する人々を弾圧し、迫害しているのです！」と言いました。

　その瞬間、運転手は再び大声で「法輪大法は素晴らしい！　真・善・忍は素晴らしい！　法輪大法の師父は素晴らしい！　お姉さん、私は共青団員です。早く私を三退させてください！」と叫びました。その叫び声を聞いた人々が駆けつけ、この不思議な出来事を見て、聞いて、瞬く間に三退を求める長い列ができ、皆が平安を得ました。