　【明慧日本2025年9月26日】湖北省黄岡市黄州区に住む78歳の元教員で法輪功学習者である劉菊花さんは8月25日に公安局国内安全保衛部門（法輪功迫害の実行機関。以下、国保）に連行され、翌日には不当に刑事拘留された。9月9日には不当に逮捕状が出され、現在、いわゆる「案件」は武穴市検察庁に移送されている。劉さんはこれまでに、不当に、労働教養を3回、懲役刑を1回受け、合わせて9年半もの間、不当に拘禁されていた。

　劉さんは黄岡市赤壁中学の教員で、定年前は黄州区赤壁教育組教研室の主任を務めていた。劉さんは国家級や省級の教育関連の刊行物に数十本の論文を発表しており、中には人民教育出版社や省の教育研究室から優秀論文賞を受賞している。1997年3月、娘が先天性心疾患と膝蓋骨の半脱臼による脚の筋肉萎縮を患い、治療費がなかったため、娘を救うために親子で法輪大法（法輪功）の修煉を始めた。修煉を始めてすぐに娘の病気は回復し、劉さん自身の多くの病気も治った。法輪功を修煉してからは、「真・善・忍」の基準で自分を律し、以前の悪い性格や癖を改めた。長年彼女を苦しめていた頚椎や腰椎の肥大、子宮がんなど、多くの重い病気がわずか数カ月で消え去った。法輪功は彼女の心身に恩恵をもたらし、職場でも勤勉で、仕事に真摯に取り組んだ。

　1999年7月に中国共産党の江沢民グループが法輪功への迫害を開始して以降、黄州や黄岡の他の県市では、多くの法輪功を修煉する教員が深刻な迫害を受けた。優秀な教員である劉菊花さんもその一人である。劉さんはこれまでに7回連行され、3回にわたって不当に労働教養を科された（それぞれ1年半、1年半、2年）。また、不当に懲役4年の判決を受け、9年もの間不当に拘束された。湖北省沙洋労働教養所、湖南省白馬壟労働教養所、武漢女子刑務所では、苛烈な拷問を受け、2度精神錯乱に陥り、何度も殴打されて瀕死の状態となった。

　劉さんは迫害により年金も奪われ、生活の糧を失った。長期間監視され、いわゆる「敏感な日」には誰かに後をつけられることもあった。彼女の娘は大学3年生で退学を強制された。高齢の母親は途方もない精神的プレッシャーに耐え、食事も喉を通らず空腹も感じないほどで、あちこちに助けを求めたが誰も耳を傾けることはなく、2013年に無念の思いを抱えたままこの世を去った。