　【明慧日本2025年9月26日】福建省武夷山市の法輪功学習者である安仁栄さんは、11年間の放浪生活を余儀なくされた。2024年7月25日に泉州市で連行され、28日に武夷山市留置場に不当に拘禁された。安さんは武夷山市裁判所によって3回不当に開廷され、自ら無罪弁護を行ったが、当裁判所から不当に1年2カ月の判決を受けた。2025年9月3日に刑期満了で釈放された。

　安さんは病気を治療し、健康になるために2006年3月から法輪功を学び始めた。当時、全身が慢性疾患に侵されており、あらゆる民間療法を試し、治療器も数台購入し、栄養食品も1万元以上摂取したが、病気は治らなかった。法輪功を学び、『轉法輪』に書かれている要求に従い、真・善・忍を基準に良い人になるように努めたところ、体が日ごとに良くなり、2～3カ月で全身の様々な病気が跡形もなく消え去り、何でも食べられるようになり、非常に健康になった。

　法輪功を学び、世の人々に法輪功や迫害の真実を伝えたという理由で、安さんは武夷山市公安局国内安全保衛部門（法輪功迫害の実行機関、以下国保）に連行され、迫害を受けた。2007年4月には、福建省福州儒江薬物中毒者強制労働収容所に送られ、2007年11月1日には福州市強制労働収容所に秘密裏に移送され、合計19カ月間（うち1カ月は期間延長）拘禁された。その間、警察は安さんに対し1日中、小さな椅子に座らせて目を閉じない、眠らせない、独房に入れる、薬物中毒者に交代で１日中見張らせる、野蛮な灌食を行うなどの手段で迫害を加えた。

　2011年12月27日、安さんは武夷山三姑派出所に連行された後、武夷山市留置場に移送され、非常に密閉された部屋に連れて行かれた。部屋の壁は全てスポンジで覆われており、椅子に固定され、片手ずつ手錠をかけられ、不当な尋問を受けた。その間、3人の警察官から殴る蹴るの暴行を受け、その後、虎の椅子に座らされた。安さんは迫害に抵抗するため断食を行ったが、留置場の警察官は武装警察などを動員し、ガムテープで全身を縛り付け、野蛮な灌食を行った。安さんは瀕死の状態にまで迫害され、骨と皮ばかりに痩せ細り、2012年1月17日に保釈されて家に帰った。

　しかし、武夷山市検察庁は依然として、監禁手続きを進め、2013年4月に安さんを不当に起訴した。裁判所は4月18日、必ず裁判所に出廷するよう通知し、3年の判決を下そうとした。安さんは迫害を拒否し、やむを得ず家を離れたが、その後、武夷山市裁判所によってネット上で指名手配された。

　安さんは、11年間家を離れて避難していた。2024年7月25日、泉州市南安官橋派出所の荘立霖ら10人前後に監禁され、7月26日に武夷山市公安局に連行され、7月28日に武夷山市公安局国保によって武夷山市留置場に不当に拘禁された。安さんは留置場で前後3回、合計50日以上にわたる断食と断水を行い、迫害に抵抗した。また武夷山市検察庁、武夷山市裁判所、南平市中級裁判所に手紙を書き、法輪功の真・善・忍の理念、法輪功が世界に広まっている盛況を伝え、彼らに大法を迫害しないよう説得した。

　安さんは、武夷山市裁判所によって3回不当に開廷され、自ら無罪弁護を行ったが、武夷山市裁判所から不当に1年2カ月の判決を受け、2025年9月3日に刑期満了で釈放された。