　【明慧日本2025年9月30日】（スウェーデン明慧記者の報道）スウェーデン・ヨーテボリ市中心のグスタフ・アドルフ広場で9月20日、特別な意味を持つ祝典が開催された。会場では法輪功学習者（以下、学習者）たちは整然としており、かつ平和な雰囲気を見せていた。天国楽団は美しい楽曲を演奏し、腰太鼓隊は金色の衣装を身にまとい楽曲のリズムに合わせて腰太鼓を打ち鳴らした。また、活発で可愛らしい獅子が舞い、華やかな民族衣装を着た学習者たち、そして、法輪功の功法を実演し披露した。別の場所では、白衣を着た学習者のグループも、中国共産党の迫害で死亡した学習者の遺影を手に持って、毅然として立っていた。これらすべてが多くの市民を惹きつけ、称賛を集めていた。

　今回のイベントは、法輪大法の創始者である李洪志先生がヨーテボリで説法されてから30周年を祝賀し、記念するためである。

图1～2：二零二五年九月二十日，在瑞典歌德堡市中心古斯塔夫·阿道夫（Gustav Adolfs torg）广场上，正在开始一场别具意义的庆典。

9月20日、グスタフ・アドルフ広場で開催された祝賀イベント

图3：来自澳大利亚的游客莎莉·哈克里奇感慨道：“三十年了，真是太不可思议了！这么多人在这里修炼，场面很美。”

オーストラリアからの観光客サリー・ハクリッジさん

　オーストラリアからの観光客サリー・ハクリッジさんは、興奮した表情で天国楽団の演奏を見守っていた。サリーさんは「さっきある女性（学習者）と話をしました。彼女がここで行われていることを紹介してくれて、本当に不思議に思いました」と語った。

　サリーさんは、これまで法輪大法について聞いたことがなかったという。しかし会場の雰囲気は、力強く明るい音楽が響いているにもかかわらず、学習者たちの穏やかな表情が彼女に平和と精神的な安らぎを感じさせた。喜びに満ちた面持ちで、自身の感想を語りながらサリーさんはこう話した。「30年ですね、本当に信じられません！　こんなに多くの人がここで修煉していて、とても美しい光景です」

　サリーさんは、オーストラリアでも太極拳が広く行われていることに触れ、法輪大法は太極拳と似ているのかと興味を示した。学習者は両者には共通点もあるが、法輪大法はより心性の修煉に重点を置き、「真・善・忍」の原理に従って修煉するものであると彼女に説明した。

　「今夜、インターネットでもっと調べてみます」と話すサリーさんは、「この功法はとても美しく、心を落ち着かせ、心身の両方に良い影響を与えてくれるように見えます」

　しかし、サリーさんは中国で法輪大法が弾圧を受け、多くの学習者が迫害に直面していることも耳にした。「本当に恐ろしいことです」と彼女は小さな声で語り、「彼らはただ簡単な動作をして、いくつかの讃える言葉を唱えているだけなのに、そんな扱いを受けるなんて…」と続けた。

　北欧の陽光の下で学習者は、穏やかな方法でこの重要な時を祝賀し、法輪大法の素晴らしさを伝えていた。サリーさんは「これは本当に人類にとって有益な活動です」と最後にこう述べた。

学習者のパレード

　年配の学習者、「『轉法輪』は繰り返し読む価値がある」

ロッタさん（左）とクリステルさん（右）

　イベント現場で、ヨーテボリに住むロッタさん（80歳）とクリステルさん（76歳）は天国楽団の演奏を見ながら、楽しそうに話をしていた。クリステルさんは法輪功を知ってから2、3年になること、そして『轉法輪』を2回通読しており、煉功を続けていると話した。クリステルさんは、法輪功の修煉によって健康を保てており、本の内容は多いが、繰り返し読む価値があると述べた。

　ロッタさんは法輪功の本を2冊持っているという。1冊は英語版の『轉法輪』、もう1冊はスウェーデン語版の『法輪功』で、ロッタさんは数年前に法輪功の無料講習会に参加し、すべての功法の動作を学んだと言った。ロッタさんはこう話した。「ある章は理解するために2回、3回読まなければならないこともあります。文字のリズムに追いつくためです。でも私は法輪大法を修煉しています」。彼女は、友人と週に一度、自宅で一緒に読書と煉功を行っていると言った。現在もその習慣を続けている。「私はより良い人、より善良で正直な人になりたいのです」と述べ、法輪功の核心理念である「真・善・忍」はとても重要であると考えている。「もしすべての人が修煉すれば、世界は変わるでしょう」

　ロッタさんはスウェーデンのマステルンダで見た法輪功の迫害を伝える「美術展」について語った。ロッタさんは深く衝撃を受けたという。「美術展では、若い女性の学習者が各作品を解説してくれました。情報がとても多くて、単に読むより理解しやすかったですね。私たちは法輪功学習者が迫害され、臓器が売買されている現状を目にしました。『美術展』では、これらの情報がとても直感的に伝わり、衝撃的でした」と話した。

　ロッタさんは、「人々は目覚めなければなりません。過程はゆっくりですが、世界は目覚めつつあります」と言った。

　インタビューの最後に、2人は法輪功への揺るぎない信念と希望を表明した。クリステルさんは「これは素晴らしい修煉の方法であり、もっと多くの人に知ってもらい、参加してほしいのです」と述べた。

　特筆すべきは、2人がゴールまで歩いたことである。実際、パレードに同行して参加する人は多くいた。

「彼らが伝えているのは、真・善・忍という原理です」と話すクリスティーナ・トランバーグさん

　クリスティーナ・トランバーグさんは歩行補助器を押しながら、行動は不自由であったものの、近くに留まり、パレードが元の地点に戻って来るまで離れなかった。クリスティーナさんは感動を込めて次のように語った。「最初はただ通りかかっただけでしたが、この音楽を聴いた瞬間、体の中が温かくなりました。こんな旋律を聴くのは初めてで、まるで心に触れられたような気がしました」。涙をぬぐいながら、彼女はこう続けた。「テレビでこのような演奏を見たことはありましたが、目の前で見る法輪功のパレードは、全く違う感激を受けました。この光景は本当にリアルで感動的です。これらの音楽は単なる演奏ではなく、真・善・忍という原理を伝えていると感じました」

　真・善・忍の理念を支持するスウェーデン人、「法輪大法は平和の力を示しています」

「真・善・忍の原理は真実で力強い」と話すアンドレアさん親子

　アンドレアさん親子は天国楽団の演奏を観賞していた。2人は写真撮影に忙しく、振り返った母親は息子に早く拍手するよう促した。アンドレアさんは、自分はルーマニア出身だが、スウェーデンで30年間生活しており、共産主義体制下で人々が幸福を求めて努力する様子を深く理解しているため、今回のイベントが伝える価値観を強く支持していると語った。

　「人々は幸福を享受する権利を持つべきであり、このような信仰や行動を知る機会も持つべきです」と話すアンドレアさんは、「これは本当に素晴らしいことです」

　アンドレアさんはすでにイベント現場で迫害反対の請願書に署名しており、社会の認識向上に少しでも貢献したいと考えている。「署名は済ませました。少しでも役立てばと思います。頑張ってください！」と彼女は微笑みながら話した。

　法輪大法について知っているか尋ねられると、アンドレアさんは以前はあまり詳しくなかったと答えた。しかし、彼女はこのようなイベントはとても意義深いと考えている。「本当に、彼らの活動はよく組織されていて、人々がこうした情報を見たり聞いたりできるようになっています」「彼らはすでに30年間も続けているのです。素晴らしい、本当に素晴らしいことです」と語った。

　アンドレアさんは、法輪大法が提唱する真・善・忍の原理は、社会においてとても重要な価値であると考えている。「これは偉大な象徴であり、真実で力強いものです。誰もがこれらの原則を理解し、日常生活で実践すべきです」と語った。インタビューの途中で、アンドレアさんは自分の息子についても紹介し、彼にイベントの意義を説明していたことを明かした。「さっきもこの話をしていたところです。彼にいくつかの理念を説明しているのですが、とても喜んでいました」