　【明慧日本2025年10月22日】（明慧記者・王英）アメリカ国際宗教自由委員会は2025年10月16日、オンライン公聴会を開催し、中共による法輪功などの信仰団体への迫害を非難した。

'图1：二零二五年十月十六日，美国国际宗教自由委员会（USCIRF）举行线上听证会，谴责中共迫害法轮功等信仰团体。'

10月16日に開かれたアメリカ国際宗教自由委員会のオンライン公聴会

'图2：美国国际宗教自由委员会（USCIRF）主席、前国会议员维姬·哈茨勒在发言'

アメリカ国際宗教自由委員会委員長で元連邦議会議員のヴィッキー・ハーツラー氏

　アメリカ国際宗教自由委員会委員長で元連邦議会議員のヴィッキー・ハーツラー（Vicky Hartzler）氏は発言の中で次のように述べている。「数10年にわたり、中共は宗教団体を全面的に支配してきました。中共が宗教団体を扱うやり方は、国際人権基準に公然と違反しています」

　「いかなる政府にも、自国民の信仰を規定する権利はありません。いかなる政府にも、どの宗教指導者が合法かを選ぶ権利はありません。いかなる政府にも、自らの政治的利益を国民の良知や信仰の上に押し付ける権利はありません。いかなる政府にも、自らの宗教団体を導く宗教指導者を監禁する権利はありません」

　委員会副委員長「中共は容赦なく法輪功を迫害している」

アメリカ国際宗教自由委員会副委員長のアシフ・マフムード氏

　アメリカ国際宗教自由委員会副委員長のアシフ・マフムード（Asif Mahmood）氏は発言の中で次のように述べている。「中共は宗教の自由に対して特に深刻な侵害を引き起こしています。新疆では、中共当局が100万人を超える主にイスラム教徒のウイグル族やその他のテュルク系民族をいわゆる『政治的再教育キャンプ』に拘禁し、ジェノサイドおよび人道に対する罪を犯しています」

　「中共は、政府の管理下にある宗教組織への参加を拒む家庭教会のプロテスタント信者や地下カトリック信者を標的にしています。当局は、教会の入口に中共のスローガンを掲げるよう要求しています」

　「中共は法輪功をはじめとする未承認の宗教団体を容赦なく迫害し、彼らを根絶しようとしています」

　連邦上院議員バート氏「中共は毎日、法輪功学習者を攻撃している」

共和党所属の連邦上院議員テッド・バッド氏

　共和党所属の連邦上院議員テッド・ッド（Ted Budd）氏はビデオ発言で次のように述べた。「神が人に与えた最も神聖な権利の一つは信仰の自由です。これはアメリカ合衆国憲法が保障する権利です。アメリカの指導層は、世界各地でキリスト教徒やその他の宗教団体に対する迫害を非難する上で極めて重要な役割を果たします」

　「これらの宗教迫害は、中共が人間の生命と自然の法則を無視していることを示しています。中国が立場を変えるまで、アメリカは中共による宗教の自由の重大な侵害に対して責任を追及すべきです。中共があらゆる信仰に対して戦争を続ける限り、アメリカは中国を特別に注視すべき国として位置づけ続けるべきであり、宗教迫害は決して容認できません」

　「私は、今日の公聴会が中共の犯罪行為を暴くだけでなく、宗教迫害を受けている人々を擁護し、世界中で自由な信仰を求める人々を守るために団結するという、私たちアメリカ人の決意を強めるものであることを望みます」

　連邦下院議員「法輪功学習者は生体臓器摘出の危機に直面している」

共和党所属の連邦下院議員ジョン・ムレナル氏

　共和党所属の連邦下院議員ジョン・ムレナル（John Moolenaar）氏はビデオ発言で次のように述べた。「中共は世界で宗教迫害を引き起こす元凶です。わが国の建国当初からの宗教の自由という基本理念は、世界の多くの国々に広まりました。中共が率いるこの残虐な政権は、その100年以上の歴史の中で数千万人を虐殺してきました。中共はアメリカの利益を脅かすだけでなく、『人は生まれながらに自由である』という理念そのものを脅かしています」

　「習近平の指導下で、中共は信仰そのものに対して宣戦布告しました。現在、中共は中国全土で、文化大革命以来最も系統的な宗教迫害キャンペーンを展開しています」、「法輪功のような団体は、拘禁や拷問に直面しており、生体臓器摘出を受けているとの報道さえあります」

　「中共による信仰への戦争は海を越えて広がっています。それは私たちの機関や友人、家族にまで及んでいます。私たちは中共による宗教迫害を決して看過してはなりません」

　元国務次官補「法輪功学習者は何年も前から生体臓器摘出を受けている」

アメリカ元国務次官補で大学の法学教授ロバート・デストロ氏

　アメリカ元国務次官補で大学の法学教授ロバート・デストロ（Robert Destro）氏は発言の中で次のように述べた。「漏えいした会話の中で、習近平はプーチンとの対話で『人体の臓器移植によって人は150歳まで生きられる』と話していました。中共がまず生体臓器摘出の対象にしたのは誰でしょうか？　中東の顧客向けには『ハラール臓器』が必要であり、そのためウイグル人が標的となったのです。法輪功学習者は、すでに何年も前から生体臓器摘出を受けています」

　フリーダム・ハウス会長「中共による越境弾圧は法輪功学習者を標的にしている」

フリーダム・ハウス会長のアニー・ウィルコックス・ボヤジアン氏

　フリーダム・ハウス会長のアニー・ウィルコックス・ボヤジアン（Annie Wilcox Boyajian）氏は公聴会で次のように述べた。「中共は世界で最も系統的かつ高度な技術を駆使した宗教統制機関を運営しています。チベット仏教徒、イスラム教徒の団体、法輪功学習者、そしてキリスト教の家庭教会が最も深刻な迫害に直面しています」

　「中共の越境弾圧運動は、世界で最も複雑かつ影響の深いものです。私たちは、中共の越境弾圧に関する直接的な事象を記録したグローバルデータベースを維持しています。これらの事象の大部分は、ウイグル族、チベット族、そして法輪功学習者を対象としています」

　「通常、彼らが弾圧を受けるのは、行っている活動の内容によるものではなく、単にその身分や所属によるものです。アメリカ政府は、中国における宗教の自由を促進し擁護するため、一連の措置を講じるべきです」

　「アメリカは説明責任を強化するために努力すべきです。これには、深刻な宗教迫害に責任のある官員や組織に対するターゲット制裁の実施が含まれます。制裁を行う際には二重の処罰を避け、累積的に対抗するとともに、可能な限り他の民主国家と協調すべきです」

　「政策立案者は、ウイグル族、チベット族、キリスト教徒、そして法輪功学習者に対する保護を強化すべきです。アメリカの移民制度が見直される中で、これは極めて重要です」