　【明慧日本2025年11月19日】最近、瀋陽地区で大法修煉者が嫌がらせを受ける現象が見られ、伝えられるところによると、すでに数十人が連行されており、瀋陽地区で起きている迫害の全ての表面的な原因は2つの出来事にあります。1つ目は、中国共産党（以下、中共）が9月3日の軍事パレードを控え、ブラックリストに載っている修煉者全員に嫌がらせを行い、家宅捜索で法輪功関連の物品が見つかった人たちを連行するというものです。2つ目は、9月3日を前後して、瀋陽市の棋盤山風景区で誰かが「法輪大法は素晴らしい」という横断幕を掲げ、それを中央巡視組（訳注：中共中央規律検査委員会が派遣する地方監察チーム）の職員が目撃したことです。中央巡視組は、地元の公安に対して横断幕を掲げた人物を見つけるよう要求しました。折しも公安庁長官（訳注：「省」レベルの警察組織の最高責任者）が新しく就任したばかりであり、自らの地位を守るため、横断幕に付着していた血痕を手がかりに、広範囲にわたって修煉者の連行を開始し、採血・血液検査を行いました。

　迫害は見たところ勢いが激しいものの、実際にはそれほど深刻ではありませんでした。連行された多くの学習者が正念正行を通じて難関を乗り越え帰宅しました。2人の兄弟が連行されるという出来事が起こり、私が正念を発していると、兄の法輪に金色の光が見え、1日で帰宅できると感じました。弟の情況はあまり楽観視できませんでしたが、兄と一緒に帰宅しました。一連の出来事を振り返り、皆で内に向けて探した時、私は突然、弟が迫害を免れた理由が分かりました。

　弟は普段の修煉状態が良くなく、皆が何度も忠告し、兄も親身になって根気強く説得しましたが、効果はほとんどありませんでした。ある時、弟が突然昏睡状態に陥り病院で治療を受けることになった時、1人の同修が自分の用事を後回しにして、毎日付き添って大量に学法し煉功しました。同時に毎日1時間、正念を発し続けたところ、半月で弟の状態は好転し、法理に対する理解もかなり明確になりました。その後も弟は毎日大量に学法し、長時間正念を発することを堅持しました。連行に直面した時、以前の学法と発正念によって彼の業力が大きく消減されていました。そのため、今回は素早く迫害を解体することができ、数時間で2人は派出所から帰宅しました。

　残念なことに、兄弟と比較的親しかった修煉者は、兄弟の連行について自分には関係ないと考え、真に内に向けて探すことをせず、かえって自分の正念は非常に強いと感じていました。半月後、その修煉者も連行されました。現在、瀋陽地区の警察は依然として絶えず修煉者への妨害や連行を行っています。3人の修煉者の事例は、私たちが現在の迫害をどのように打ち破るべきかを理解させてくれます。

　普段から熱心に学法し内に向けて探し、正念が十分な修煉者には迫害は存在しません。たとえ巻き込まれたとしてもすぐに打ち破ることができます。普段の修煉状態が良くない修煉者は、今こそ人心と執着を放下し、大量に学法し、長時間正念を発し、自分を迫害する邪悪を取り除くべきです。そうすることで邪悪も手出しできなくなります。内に向けて探すことを知らず、迫害に対して無感覚になっている修煉者は、もし恐怖心や私心を放下できなければ、迫害は依然として影のように付きまとい、いつ何時、表面化するかわかりません。皆、このような事態が起こることは望んでいません。ですから目を覚ましましょう！

　今回の考察についてもう一つ考えさせられることがあります。それは真相を伝える時の初心が有為か無為かによって結果が異なるという点です。中共の9月3日の軍事パレードの前にはすでに多くの修煉者が妨害や連行を受けていましたが、危険が予見された状況でもなお、あえて9月3日に真相資料を配布しに出かけ、迫害に遭った修煉者がいます。棋盤山の横断幕も当局の警戒が最高潮に達していた数日間に掲げられました。横断幕を掲げた修煉者が、この一件で想像を超えるほど多くの修煉者が妨害や迫害を受けたのを見てどう感じているのでしょうか？　もしかしたら、勇敢な行動を批判している私が邪悪の肩を持ち正念がない、と考える人もいるかもしれません。しかし、横断幕を掲げた修煉者は本当に人を救うためだったのでしょうか？　それとも中共に挑戦し、自分は恐れていないと証明したかったのでしょうか？　横断幕は瀋陽では何年も見られませんでしたが、今回横断幕が掲げられたことで、予期せぬほど多くの修煉者が迫害される事態を招き、しかも迫害は今も続いており、地元の大法弟子が人を救う活動に直接影響を与えています。現在、すでに周辺の区や県にまで影響が及んでいます。中共の悪辣な警官は横断幕を掲げた人物を見つけるまで断じてやめない構えのようです。中共にとって重要な意味を持つ日は、物理的な人間社会の次元においては総動員で社会の隅々まで異常なほど厳しく監視しており、他の空間でも邪霊の活動が最も活発になる時です。慎重にならなくてよいものでしょうか？

　大法弟子は一つの全体です。事件はすでに起きてしまったのですから、誰も責めるべきではありません。横断幕を掲げた修煉者は現在の状況に直面し、そのプレッシャーは相当なものでしょう。しっかりと内に向けて探し、同時に高密度かつ長時間にわたって正念を発し、大量に学法すべきです。もし周りに知り合いの同修がいれば、一緒に正念を発し、横断幕を掲げた修煉者を迫害しようとする邪悪を解体することができます。表面的な空間では、悪辣な警官は修煉者を見つけられないかもしれませんが、他の空間の邪悪は絶えず見張っています。少しでも油断すれば迫害に遭います。もしかしたら、この邪悪を解体すれば、瀋陽地区全体の迫害状況も変わるかもしれません。現在、皆は迫害された修煉者のために正念を発することに集中しており、横断幕を掲げた修煉者の状態にまで考えが及んでいません。議論の核心的なポイントとして注意を喚起したいのですが、横断幕を掲げた修煉者もまた邪悪を取り除くために正念による加持を必要としているのです！

　以上は個人の認識であり、不適切な点があれば同修の皆さんのご指摘をお願いいたします。